【海外就職】米国大学卒、語学教師だった彼女は何故インドを選んだのか?


インドで働く人インタビュー第4弾は、Casio Indiaで働く今坂様にインタビュー。
アメリカの大学に進学し、一般教養とダンスを専攻。そして卒業から3年後にはインドで就職。学生時代から周囲の人とは違う道を歩み、若くして海外就職、「はじめはインドで働くなんて選択肢にはなかった」と言い切る今坂さんが、数ある選択肢の中からなぜインドを選んだのか。そのぶれない思いを語っていただきました。

成長できる環境は自分で選択する、それが海外就職だった

インドで就職する前はどんなことをされていましたか?

アメリカの大学を卒業後、地元の語学学校で3年間、講師にはじまり、学校運営、翻訳業務などに従事していました。しかし、卒業してからすぐに「海外で働きたい」という気持ちが強かったので、1、2年の間、日本で働いて奨学金を返済したらすぐに海外に出ようと思っていました。そのため、将来を視野に地元で英語力をキープできる仕事を選びました。東京に出たら海外に行くにしてもそこでキャリア積んでからになるけれど、私はすぐに海外に出たかったので東京で働くという選択肢はありませんでしたね。しかし、その時は自分がインドで就職するとは夢にも思っていませんでした。

ではなぜインドで就職することを決めたのですか?

インドを選んだのは、選べる職種が多く、また、国としての可能性を感じたからです。私の場合、年齢的に若くて会社で働いた経験も少なかったので、ビザや自分が就ける職種には限りがありました。その結果、検討国はタイ、ベトナム、インドに絞られました。タイは旅行先としては楽しい国だけれど、仕事をする場所として違うかな・・・。ベトナムは仕事の中で英語を使う機会は少なそうだな・・・。そうやって各国を検討していく中、インドは他の国では挑戦できないような仕事の求人がたくさんありました。また、仕事をするために海外に出るのであれば、その国と一緒に自分が成長できる環境で仕事がしたかったので、経済成長著しくこれから様々な変化が訪れるであろうインドに決めました。

インドで就職することを考え始めたのはいつからですか?

日本で働いている時期、海外を色々と旅行し、インドにも姉と旅行で来たことがありました。タイやインドの英語圏ではないアジアの国々を訪れ、すごくエネルギッシュに感じ、「アジアって面白い、働くならアジアだ」と思うようになりました。 ただ、転職活動を始めてからも、アジアにも色々な国があるし、職種にも特にこだわりはなかったので、正直どの国にするべきか迷っていました。その時に、GJJ海外就職デスクの合同面談会を訪れ、そこでJACさんからインドのポジティブな面を聞き、インドに魅かれていきました。迷っているタイミングで、その面談会でインドについてたくさんの情報を得られたのは運がよかったですね。

今思えば、インドに旅行に行った後、「また行きたい」と感じたのも、決め手だったのかもしれません。旅行で訪れた他国に比べ、カオスでエネルギーが溢れる感じのインドには強烈な印象が残りました。それに、日本にいると多様性を感じることはほとんど無いけれど、インドは多様性がすごくある国です。他国からの移住者や英語を喋れない人もたくさんいますし、インド人の中でも、パンジャビの人だったり、南の人だったり、ノースイーストの人だったり、本当に多くの人々が多くの言語を話しています。そんな国だからこそ、自分で色々チャレンジすることが受け入れられやすい・・・インドのメリットってそうゆうところではないかなと思います。楽しいと思える国であると同時に、多様性も勉強できる国だと思います。

 

インド就職は自分で決めたこと。だから志は揺るがない

今坂さんが、海外を目指すようになったのはいつからですか?

中学校時代から、海外に出たい気持ちはありましたね。高校までは日本で日本人としての基礎教育を受けたほうがいいと思ったので、大学からアメリカに行きました。大学を卒業後、日本で働いていたときも、仕事は楽しかったけれど、海外で自分の力を試したいっていう思いはいつも強かったです。 大学から海外に行く人って私の周りではあまりいなくて、みんなが受験勉強しているときには焦ったし、学校説明会も無い中、1人で色々なことをやらなきゃいけなくて不安だった時期もありました。だけど、悩み通した中、自分がやりたいって思ったことだから、自分は自分だって思えるようになっていった気がします。 昔からそれだけ海外に惹かれたのは、欲張りだからだと思います。日本で生まれ育って、家族も友達もいて、私は日本にはいつでも帰る場所がある。そう思ったら、「他の世界も見たい!1つより2つ経験できたほうがいいよね!」っていう気持ちがあるんでしょうね。

いざインドで就職するとなると不安はありませんでしたか?

あまりなかったですね。「たくさんの日本人が生活しているから大丈夫でしょ!」という感じでした。正直、親に心配はかけましたが、自分で決意したことなので揺らぎませんでした。インドの良いところを親にプレゼンし、徐々に説得していきました。

周りの人に何か言われてインドに行くべきかを迷っているうちは、その人にとってインドという場所は違うのかもしれません。自分で決めたことが周囲の影響で揺らいでしまっては、実際にインドに来てからも苦労することになってしまいますから。もしインドに行くか迷っているなら、実際に旅行でもいいから一度インドに足を運んでみればいいと思います。自分の目で見てから判断すればいいと思います。私もインドに旅行に来て、「ここなら生活できるな」と感じていたので、インドで働くことを決めました。私はインドでも飲み会に参加したり、サルサダンスをやったり、ここにいる皆さんと色々と楽しめていますけど、インドで自分がどんな生活をすることになるかって、実際に行ってみないとわからないことですよね。 それに、日本からみるインドのイメージって、かなりざっくりしていると思います。「インド」と多くの日本人はひとくくりにするけど、多様性溢れるインドの生活は地域によって全然違います。そういうことも、現地に行ってみないとわからないことですからね。インドに行くか迷っているなら一度来てみることをおすすめします。

 

インドだから味わう苦労と面白さ


 

インドで就職の魅力はなんですか?

カシオ計算機のインド販社でセールスマーケテイングを担当し、インドの市場調査等、商品販売に関わる業務をしています。今は営業として企業を訪問する機会も増えました。最初は経験も無く緊張もしたけれど、インドならではの色々な話を聞くことができるし、上司から知識や話し方などを勉強できるので面白いです。また、まったく手ごたえのなかったお客様に、アプローチを変えて提案したら、興味を示してくれて受注につながったときは楽しいですね。お客様のニーズを聞きながら、瞬時にいろいろな形でアプローチできるように準備して行って、「こんな使い方もあるんだ。使ってみたいな」と言ってもらえると、マーケティングの知識や経験が少しずつ役立ってきている気がします。

また、日本や他国に比べ拡大中のマーケットで仕事ができるというのもインドだからです。貧富の差が大きいインドでは、2級・3級都市でも今後の市場拡大が見込まれ、弊社のブランドや商品をそういった地域にも届けること、普及していくことが課題のひとつなので、毎日前を向いて仕事に取り組めています。また、近隣国のスリランカやネパール、バングラデシュの新興国もインドからマーケティングをしており、成長するマーケットに囲まれていて非常にやりがいを感じます。

ルームメイトと共同生活をしているそうですが、ルームシェアはどうですか?

インドでルームシェア、おすすめです。今、フランス人とルームシェアをしています。Facebookでルームメイトを探している人と部屋を探している人が情報交換するページがあり、そこで今のルームメイトを見つけました。以前、アメリカにいた時、日本人とルームシェアしていて、その時は結構揉め事があり嫌でした。なので、インドでフランス人とルームシェアもどうなのかな?と思ったのですが、今はとても快適です。というのも、インドはメイドさんがいるから!シェアしていて問題になるような家事は全部メイドがやってくれるので、お互いを責めることも少ないのです。これはメイドさんが安いインドならでは。私のルームメイトはベジタリアンで、私は絶対ノンべジタリアンなので、食事をシェアしていないのも楽ですね。ストレスになるようなことは少なく、ルームメイトの友達が家に遊びに来たりとか、楽しいですよ。

インドで生活したり働いたりする中で、苦労することはありますか?

うーん、毎日が問題の連続なのであまり思いつかないですね(笑)。
こんなに大きな国で、こんなにいろんなことが同時に起きていて、いろんな人種がいるので、日本の感覚がスタンダードだと思っていると、常識が打ち砕かれるというか、「あ、全く通用しない…」というときが多々あります。準備周到に用意してきても思い通りにいかないことがたくさんあります。それはつらいというか、大変なことですね。だからこそ、問題が起きた時に、その都度対応しつつ、フレキシブルにビジネスを進めるというのができるようになったと思います。

あとは、日本に比べて、やはりインド人の発言の信頼性が低いことですね。マーケットの市場調査に行きディーラーの人に話を聞くとき、なかなか彼らの言う発言や情報に信頼性がないときがあります。なので、マーケットを探るっていう点では、自分自身の目で見て、たくさんの人に聞いて、根気強く行動をする必要があります。これはインドならでの醍醐味でもあるかなと思います。

それと、もちろん全ての人がそうでないですが、一般的にインド人の時間的感覚はすごく曖昧です。私が注文を受けて、現地の代理店から販売するのですが、納期が遅れてしまい、その後、催促を続けても様々な事情で時間がかかり、お客様にご迷惑をかけてしまったこともありました。そういった何か問題があったときには、自分に非がなかったか振り返ることを心がけていますね。インドでは、いつも先回りして考えておかないと何もやっていけないので。何か問題が起きてインド人を責めたところで、日本の感覚ではないので反省してくれないし、全然彼らには響かない。そういったときに怒っても、インド人との温度差にまた腹が立つので、「自分に非は無かったか?」と自省し、あまり怒らないようにしています。

 

自分から行動できた人にだけ楽しみを与えてくれる国

今後のキャリアについてはどう考えていますか?

今はまだ考え中です。最低3年はインドで働こうと思って来ましたが、そのあとは、またピンと来た場所でチャレンジしたいって思っています。きっとまたアジアになるかな。まずは、今の仕事を一生懸命やり切り、それからまた考えていきたいです。

インド就職を検討している方に一言メッセージをお願いします。

一歩を踏み出せない方も多いと思うんですけど、インドは生活面でも「生きてるな、楽しいな」と肌で感じれる場所だと思うので、ぜひチャレンジして欲しいです。但し、自分自身で能動的に動けない人には厳しい場所です。こんなに大きな国で様々な人種がいて、人口もとても多いし、何もしなかったら、自分が動かなかったら、巨大な波に飲みこまれます。自分から進んで行動できた人にだけチャンスや楽しみを与えてくれる・・・インドはそんな国です。インドで働く日本人はASEANや欧米に比べまだまだ少ない分、なかなか他国では出会えない方と話をできたり、一緒にビジネスをやらせて頂く機会があります。また、インド人とかヨーロッパ人とか、色々な出会いがあって本当に楽しいです。私のインタビュー記事でインドに来る日本人がもっともっと増えたらうれしいです。

 

編集後記
インドに行くことになった経緯やインドでの現状について、笑い話を交えながら終始笑顔でお話しいただきました。中学時代から海外へ行きたいという気持ちを持ち続け、アメリカの大学を卒業し、インドで就職。周りの人と違っても、反対があっても、「自分が決めたことだから」と明るくやりきる今坂さんは、本当に素敵だと思いました。ぶれない芯をもって、若くして海外を飛び回る今坂さんの今後のご活躍に注目です!

今回の名言!こんなに大きな国で様々な人種がいて、人口もとても多いし、何もしなかったら、自分が動かなかったら、巨大な波に飲みこまれます。自分から進んで行動できた人にだけチャンスや楽しみを与えてくれる・・・インドはそんな国です。

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