インド現地採用者が生活費を徹底調査!インドの暮らしのリアルとは?!


インドでの就職を検討する際まず気になるのは、給与、そして生活費ではないでしょうか?実際いくらの給与を手にし、そこからいくらの生活費がかかるのか…大体の予想ができないと不安ですよね。本日は、そんな不安を解消すべく、実際インドで現地採用として働く人の生の声を参考に、大体の生活費についてお伝えしていきます。

インドで現地採用として就労する場合、就労ビザの要件に、「給与はUSD25,000以上」というものがあります。日本円にして現在のレートで約300万円弱。新卒(大卒)の年収の平均が200~230万といわれているため、この額は耳にすると結構な高給です。では実際にインドで生活する分には充分な額なのでしょうか?それでいくと、答えは「Yes」。求めるライフスタイルがよっぽどお金のかかる方でない限り、有意義なインドライフは送れるものと考えて問題ないでしょう。

年収としては上記のとおりですが、日本人現地採用の場合ですとこの年収を12ヶ月で割って、月給として給与を受け取ることになります。ほとんどの企業でボーナスはないものの、営業職ですと稀にインセンティブがある企業もあるため、ご応募時にご確認ください。更に、1年に一度昇給がある企業が多く、510%昇給することが多いです。

それでは気になる収支。具体的な一般例はこのようになります!(数字は月次となります)


 

上記表、及び下記使用単位はRs(インドルピー) 1Rs1.59円=USD0.01482016/11/14時点)

あくまで一般例のため、人によってそれぞれ異なりますが概算としては参考にできると思います。それでは内訳の詳細を見ていきましょう。

現地採用の収入の相場は!?

冒頭で述べたとおり、現地採用に限らず外国人に就労ビザを発給する場合、最低USD25,000という規定があります。現地採用の場合、基本的にはこの最低基準が相場となり、よっぽどのご経験がない場合はこれ以上になることは滅多にないです。

ただ、東南アジアの他国と比較すると、例えばタイでは外国人の最低金銀の規定が月60,000バーツ(年収USD10,800)、インドネシアでは規定もなく、一番給与の安い方だと経験3年未満の事務職で月USD1,300(年収USD15,600)となるので、給与面では充実しているといえます。

また、基本的にはUSD25,000が相場とはなりますが、例外にそれ以上の給与を得ることのできる方の条件としては下記を挙げることができます。
  • ご経験年数が10年以上などで、同業で既に多くの経験を積み即戦力と判断できる方
  • 候補者として母数の少ない建設技術やITエンジニアの方
  • 勤務地が都心中心部より車で2時間ほど遠い工業団地など、生活の弁が悪いところで勤務する場合

支出の内訳について

さて、月々の支出の内訳を具体的にご説明したいのですが、その前にまずは日本からインドに来た場合の初期費用について簡単にお話し思います。

まず、日本からインドに着任をするとFRROという住民登録を済ませたあと(詳細は「インドFRRO取得方法を超絶わかりやすく解説します!」をご参照ください。)、PANカードという納税カード(納税するすべての人が持たないといけないカードです。)を発行して初めて銀行口座の開設ができます。そのプロセス、早ければ1ヶ月ちょっとですみますが、書類の差し戻しがあったりすると2ヶ月半ほどかかったりすることも。つまり、そのあいだは給与が振り込まれる受け皿がないということになります。その間の給与については、各社で対応が異なり、全く給与を前借りできない企業もあれば、前借りは不可だけど、新居の礼金は会社の小切手で立て替えてくれる企業、あるいは生活に必要な額を最低キャッシュで前借りできたる企業があったりと、企業によってどういったご対応になるかは異なります。やはり初期費用にかかるまとまった金額は日本の口座に入れておき、インドに来てから海外キャッシングできるようにしておくと安心です。

ではどのくらい最低必要になるのか…30万円程になります。

一番かかる費用が、新居にかかる費用です。詳細は、「 【インド生活】不動産のプロに聞く家探しのポイント!」をご覧いただきたいのですが、礼金は発生しないものの、敷金は2~3カ月分(約60,000~90,000Rs(約9~13.5万円))また、不動産会社に仲介してもらった場合は、半月~1か月分(約15,000~30,000Rs(約2.3~4.5万円))の仲介手数料が必要です。それだけで、計20万ほどかかりますが、万が一家具なしの家に住むことになる場合家具・家電を一通りそろえるにあたって別途15万ほど必要になります。特に、家電は日本で購入するよりも約1.5倍ほど高く、洗濯機や冷蔵庫、クーラーだけで10万はかかります。中古品が気にならない方は、OLXQuikrなど、中古品のフリマアプリをうまくご活用ください。かなりお手頃にそれなりの家電をそろえることができます。

そして、2ヶ月口座が開設出来ないことを想定するとその他生活費に約10万は見積もっておいた方が得策です。

それでは、初期投資を終えた段階での、月々の支出の内容を見ていきましょう。

所得税

インドで給与を受け取る方は、その年収に応じて所得税が課税されます。
下記の通り、所得水準によって課税される税率が異なってきます。

  
収入には基本給のほかにも色々な費目に分けて支給されますが、そのうちtransport allowanceやmobile allowanceなど控除対象の費目もあります。年収USD25,000の場合、月々20,000Rs30,000Rsが累進課税として徴収されます。

家賃


所得税を除き、ご自身で支出額を決めることができる支出の中で一番大きな固定費となるのが家賃です。現地採用の方の家賃相場は、20,000Rs45,000Rs(約37.5万円)と個人が家に求めるレベルによって大幅な開きがあります。生活環境が厳しいインドでは、家が憩いの場になる方にとってはある程度家賃を出してでも住み心地の良い家をお勧めします。家賃の差は、主に設備、築年数、立地などの条件に違いによるものです。詳細は、【インド生活】不動産のプロに聞く家探しのポイント!をご覧ください。

食費


出費の個人差が一番大きな支出が食費。自炊と外食のバランスで大幅に変動しますが平均すると18,000Rs(約2.7万円)ほどになります。毎日自炊や屋台飯で三食を済ませるとなると最低5,000Rs(約8,000円)からでも生活はできます。ただ、たまにはランチで日本食レストランに行ったり、スタバでコーヒーを飲んだり、美味しいベーカリーでパンを買ったりすると、平均の18,000Rs(約2.7万円)程はかかります。更に、自炊は苦手で外食三昧となると…その額は30,000Rs(約4.5万)にも40,000Rs(約6万)にもなり得ます。つまり、貯金を目標にする場合は、この食費がどれほどかかるかが鍵といっても過言ではないでしょう。

自炊をする場合

スーパーかマーケットで野菜やお肉などの生成食品を購入します。野菜やお肉は量り売りで1kg単位の値段が表示されていることが多いです。スーパーでもマーケットでも、かなり多くの種類の野菜を手に入れることが可能ですし、量り売りのため、レジのお兄さんにはたまに苦い顔もされますが、バナナ1本、オクラ10本といった少量でも購入は可能。野菜を傷めることが不安な方でもその日の食事に使う分だけ選べばOKです。お肉は一般的には鶏肉が流通しており、牛肉は宗教上NG、豚肉もあまり質のいいものはないため日本食スーパーの大和屋で冷凍ものを購入される方が多いです。野菜、鶏肉、各種調味料全て日本と比べて安いため、一食150Rs(約225円)あれば豪華な食事が作れます。

ただ、日本の食材はどうしても前述した大和屋などでしか入手できず、値段も日本で買った場合の3倍ほどの高値がついています。そのため、醤油、みりん、酒、味噌といった調味料のほか、米、うどん、わかめ、麦茶、レトルト食品などは、着任時にある程度ご準備をすることをお勧めします。インドで働く方が一時帰国をしてインドに戻る際、スーツケースの中のほとんどは食料品であることは間違いないです。

参考までに、マーケットで流通している食材の相場をお伝えいたします。全て1kg当たりの値段です。
玉ねぎ35Rs (約60円)カリフラワー60Rs (約90円)
ジャガイモ20Rs (約30円)おくら40Rs (約60円)
きゅうり40Rs (約60円)トマト40Rs (約60円)
なす40Rs (約60円)キャベツ40Rs (約60円)
ピーマン60Rs (約90円)人参40Rs (約60円)
かぼちゃ30Rs (約45 円)ゴーヤ40Rs (約60円)
その他、夏になると絶品のマンゴーが一粒20Rs(約35円)など日本では高級食材が安く入手できたり、鶏肉もモモ肉が40Rs(約60円)/100g、ミンチ25Rs(約40円)/100g程度でかなりお得です。

外食をする場合

外食といっても、屋台からホテルレストランまで幅が広いインド。日本人が利用するそれぞれの価格や食事内容について触れていきます。インドで暮らす日本人の利用頻度高いものからご紹介していきます。(チェンナイやアーメダバードは禁酒州のため、多少異なります。)下記、1、2、3に関してはデリバリーサービスをしているレストランも多く、foodpandaZomatoといったWebサイトからオーダーも可能で非常に便利です。

・ファストフード店

インドの主要都市ではスターバックス、マクドナルド、KFC、クリスピークリームなど外資系のファストフード店も多数存在します。ファストフード店で飲食をする場合、日本で同じ店舗で飲食をするのとそこまで価格差はなく安くも高くもないといった程度です。スターバックスでは全店舗、無料でwi-fiが使えるため休日の作業などにも適した空間でもあります。

最近ですと、インドのスタートアップ企業にはオーガニック食品の領域を手がけている企業もあり、生野菜も安心して食べれると日本人の間で評判のSALAD DAYSはイチオシです!

 ローカルを対象としたレストラン

主にインド人を対象としたレストランは大きく分けて、Service chargeがかかる店とそうでない店に分けることができます。詳しくは後述しますが、Service chargeとは云わばチップと同じです。

Service chargeがかからないレストランといえば、食堂をイメージしてください。道路沿いやローカルマーケット内にある簡易食堂ではインド料理を提供しており、カレーとナン、飲み物をオーダーして一人150250Rs(約225375円)といった程度です。

Service chargeがかかるレストランは、ショッピングモールやホテル内などに入っているいわゆるクーラーがきちんときいている内装のしっかりしたお店をイメージしてください。こういったお店では、VATといわれる「州付加価値税」(日本でいう消費税にあたり、基本税率は12.5%)に加え、Service chargeを取られます。レストランにもよりますが大抵10%。つまりメニューに記載のある値段より1~2割増しでの支払いになります。料金帯は幅広く、1のファスフード店ではスターバックスのコーヒーやSubwayのサンドが100Rs(約150円)~、またこじゃれたイタリアンカフェなどではパスタやピザが250Rs(約375円)~といった価格です。ここにドリンクやデザートなどをつけると、夜の食事では一人1,000Rs(約1,500円)もあれば楽しめます。

・日本食レストラン

インドの主要都市では日本食レストランの数も増えつつあり、北部デリー・グルガオン地域では既に15店舗ほどあります。ほとんどのレストランがランチも提供しており、相場は税込みでランチ600Rs~(約900円)、ディナー2,000Rs(約3,500円)~程度です。

正直なところ、ディナー(お酒を飲む場合特に)に関しては、安い居酒屋がたくさんある日本と比べると2割増しの価格です。食材の調達なども各レストラン苦難されている中では適正価格とは言えますが、一回の飲み会で2,000~3,000Rs(約3,500~4,500円)と決して安くはないです。ただし、インドでは食事も立派な娯楽。人気の日本食レストランはいつも満席なのです。

 高所得層を対象としたレストラン

日本人が日本食レストラン以外にも、例えば中華やイタリアンを楽しみたいときには、高級レストランという選択肢もあります。5つ星ホテルなどに入っていることも多いのですが、こういったアルコールを提供する高所得者向けのレストランではLuxury taxと呼ばれる贅沢税なるものが、VATとService chargeに加え、12.5%取られることになります。つまりすべて合わせると3割ほどTaxでとられるという驚きの税率です。こういったレストランではお酒を飲むと、一人4,0006,000Rs(約6,0009,000円)は覚悟をする必要あり。会社の接待で利用することや、年に数回の自分へのご褒美にはぴったりです。

・屋台

高級レストランからの落差が大きいのですが、そこら中にある屋台では1050Rs(約1575円)程度で食事が楽しめます。当たり前ですが、全てインド料理。料理というよりはスナックに近い、じゃがいもや玉ねぎを使ったインド風コロッケ、インド風お好み焼き、インド風クレープといったものが手軽に楽しめます。ただし、おなかへの負担は人によるため、自己判断の上トライしてください。

交際費・娯楽費


インドでは娯楽が少ないと言われていますが、皆さん週末は趣味に興じたり、サークル活動をしたりと充実している方が多く、20,000Rs(約3.5万円)ほど交際費・娯楽費がかかります

趣味に関して言うと、男女問わず、ゴルフ、ヨガ、乗馬、料理教室、インド国内旅行といったことを楽しまれています。例えばゴルフは、打ちっぱなしが100100Rs(約150円)ラウンドは会員の方で約5000Rs(約7,500円)と日本と比べると非常に手頃なため、インドでデビューする方も多い程。

また、サークル活動も活発で、テニス・バドミントン・バスケといった王道スポーツからアイスホッケー・フラッグフットといったマイナースポーツまでサークルがありますし、コーラスや折り紙といった文化的なサークルも充実しています。ほとんどのサークルが無料で参加可能です。在印法人数も少ないため横のつながりを大切にしているところもインドの魅力のひとつで、そのメンバーで飲み会をすると非常に盛り上がったりします。

その他、業界・世代・性別をこえて飲み会やホームパーティーもよく開催されており、交際費と言えば飲み会代という方もいらっしゃいます。狭い日本人コミュニティーの中では、人とどんどんつながる方、あるいはご自身の趣味や、インド人の友人との時間を大切にする方と、スタンスは様々です。中には月々の交際費・娯楽費は抑え、年1~2回海外旅行にいくために貯金に回しているという方ももちろんいます。

交通費


交通費は、出勤日に車の送迎がついているか否かで大きく異なってきますが、平均的には2,500Rs(約3,750円)ほどといえます。現地採用ですと、送迎がついている方の方が少ないものの営業職などで外回りを日常的にするお仕事に就かれる場合、ほかの従業員とシェアという形で支給されることが多いです。バックオフィスのお仕事でも送迎が支給されるケースもあるため事前に確認をしましょう。送迎がない場合は、メトロあるいはオート・タクシーでの通勤となりますが、やはりメトロが安いです。ある程度オフィスに近いところに居を構えると、1日当たり、メトロでは往復40Rs(約60円)オート・タクシーで150Rs(約225円)程度で通勤は可能です。

その他、休日に出かける際などに交通機関を使うことになりますが、総じて高額な出費になる項目ではないです。

通信費


通信費は、主に携帯代とwi-fi代になり、月に2,500Rs(約3,750円)もあれば充分です。

インドでは携帯本体はご自身で用意し、通信会社にてSIMカードを購入します。SIMカードはプリペイドとポストペイドがあり、まだまだプリペイドが主流です。プリペイドは名前のとおり事前に支払うため、例えば「通話料を500Rs分」であったり「インターネット通信5GBのパッケージ」を事前に支払います。使い切ったら通話や通信が利用できなくなるため、その都度リチャージが必要です。ポストペイドは日本と同じで月額固定で決まっており、利用する通話料、通信料に応じて料金体系が異なります。

自宅にwifi環境を整える場合も、同じく通信会社との契約になります。ルーターの他に、ドングルと呼ばれるUSBのアダプタも格安であります。

雑費

その他、日用品などを含む雑費は2,000Rs(約3,500円)予算を取っておけば充分でしょう。シャンプー、石鹸、洗剤といった日用品の価格は、日本で売られている商品の値段の7割くらいの値段で売っています。大型スーパーはもちろん、町中の小さなお店にもところ狭しと商品が並んでいます。

一体どれくらいの貯金が可能か?

さてここまで支出について細かくご説明させて頂きました。一番気になるところ…貯金については、上記鑑みて25,000Rs(約3.8万円)前後といえます。もちろん固定費である家賃の他、変動費の中でも食費、交際費・娯楽費を抑えると50,000Rs(約7.5万円)の貯金も可能。支出は個人差がありますが、インドは他国と比べても貯金のしやすい国であることは間違いないです。

まとめ

インドでの生活費について細かく説明してきましたが、ご不安はなくなったでしょうか?まとめるとインド就業の魅力は、
  1. 収支のバランスを考えると他国と比較し、貯金が出来る
  2. 娯楽が少ないので、趣味・サークル活動に興じ、野菜・果物など安い食材を利用した自炊で健康的に過ごせる
  3. 急拡大中のダイバーシティーで貴重な就業体験が出来る
と言えます。他の人がなかなか踏み出せないチャレンジをしてみたいこと、楽しめる国、それがインドです!

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