世界一安いインドのタクシー?インドの交通事情まとめ!


インドで生活するとなると欠かせないのが「移動」!よくインド旅行をした方が「リキシャのおじさんにぼったくられた!」などということを仰るので、ご不安な方も多いのではないでしょうか?

ただ、日本と比べるとインドの交通費はとてつもなく安い!国際比較をしたときに1000円での走行距離はインドが一番長く、86.960kmとのデータもあるほど、うまく使いこなせると非常にコスパが良いのが魅力です。

ここでは、日常生活を送る上でのインドで主要な交通機関を紹介いたします。

最も安全でコスパのいい交通機関は!?

1. タクシー(配車アプリ利用時)


安全性      ★★★★★  アプリではドライバーの評価がつくのでしっかりしたドライバーが多い
値段   ★★★☆☆  相場 初乗り40Rs~/1kmあたり15Rs前後
快適さ  ★★★★★  クーラーもついており、でこぼこ道もリキシャより振動は少ない

世界主要都市のタクシー料金一覧のデータを見ると、「1000円支払った際の走行距離」ランキングで、インドは圧倒的な1位。


参考までに10位までのランキングは下記の通りとなっています。

1位 【インド/デリー】 86.960km
2位 【タイ/バンコク】 55.399km
3位 【メキシコ/メキシコシティ】 46.564km
4位 【ベトナム/ホーチミン】 45.729km
5位 【フィリピン/マニラ】 43.277km
6位 【中国/北京】 35.410km
7位 【シンガポール/シンガポール】 25.538km
8位 【韓国/ソウル】 18.159km
9位  【台湾/台北】 16.411km
10位 【トルコ/イスタンブール】 13.871km

世界的にみてもコスパの高いインドのタクシーは乗りこなせると非常に便利です。特に数キロの乗車であれば流しのリキシャを使うことはよくありますが、それ以上の距離の場合、夏の酷暑を考えてもクーラー付で走行の安定性のあるタクシーはおすすめです。

更に、最近のインドでは「タクシーの配車アプリ」が充実しているため、値段交渉などの余分な労力も要らず、利用する上で精神的ハードルが低いといえます。配車アプリといえば、日本では最近LINE Taxiなどが浸透してきていますが、インドでは既に生活面でのインフラとなりつつあり、「Uber」「Meru  Cabs」「Olacabs」などと、競合がひしめき、それぞれサービスの質の向上を測っています。ドライバーの顔写真、レビュー、アプリによっては予想運賃まで乗車前に確認でき、事前にクレジットカードの情報を登録しておけば、支払いの手間やチップの要求も避けることができるのが魅力。女性が夜間に移動する際も他の移動手段と比較すると圧倒的に安心感があります。
アプリの使い方は至って簡単。(下記はUber利用時の詳細です。)


1、タクシーを呼びたい場所(GPSを利用して現在地に近い地図が表示されます)にピンをセットします。そうすると現在地の近くにいるタクシーが複数表示され、一番近いタクシーが到着するまで何分かかるか表示されます。ここで目的地を指定すると見積もりを計算することが可能です。


2、確認後予約をすると、一番近いタクシードライバーの顔写真・電話番号・レビュー・車両ナンバーが表示されます。レビューは5点満点となっており、点数によってキャンセルの判断ができます。表示されている地図上で、呼んだタクシーが自分のいる場所に向かってくるのを確認できます。万が一道に迷っていそうな場合は、電話番号に電話をし指示するとスムーズです。


3、乗車後は、経路が表示されるのでその通りに走行しているか確認することが可能です。


4、到着後、料金を支払います。走行距離に応じた適正な価格が表示されるため交渉などの必要はありません。更にクレジットカードの情報を登録しておけば支払いの手間すら省けます。その後、登録したメールアドレス宛に、走行距離、走行時間、料金を明記したレシートが送られてきます。


以上です!アプリによってMeru Cabは予約後ドライバーから電話がかかってくる、Olaは場所によってはリキシャの配車もしているなど多少異なる部分はありますが大体は上記の流れです。手間要らずなのが伝わったでしょうか?

【メリット】
・料金の交渉が不要
・ドライバーの顔写真やレビューを参考にすることも可能
・リキシャと比べても長距離走行だとむしろ安くなるほど、コスパが良い
・深夜でも比較的安心して利用できる
・クーラーがついており、走行の安定性も高く快適

【デメリット】
・他の交通機関と比較すると高い(長距離走行でuber利用だとオートリキシャより安い)
・地域によっては田舎すぎると使えない
・走行距離が短すぎたり、長すぎると断られることも稀にある
・ドライバーに電話で自分のいる場所の説明をすることが必要な場合、ドライバーの英語が堪能でないことが多い

2. オートリキシャ


安全性      ★★★☆☆  昼間に走行する分には問題ない
値段   ★★★★☆  相場 初乗り30Rs~/1kmあたり10Rs前後
快適さ  ★★★☆☆  窓などがないため、外の空気を浴びることになる。夏は熱風、雨季は雨水などが直撃。

インドの顔ともいえるオートリキシャ。旅行者のぼったくり被害の多くがこのオートリキシャによるものといえます。確かに値段交渉は面倒くさいですが、乗りこなせるようになると非常に便利!特に数キロの移動の際、流しのリキシャや、駅やモールの前でたまっているリキシャを使うとタクシーの際の待ち時間などもなく、まさに生活の足といえます。

乗りこなすポイントは、相場感をわかっていること。それさえできていれば、ドライバーも「この外国人は旅行者でなく、インドに住んでいるな」と察し、意外にぼったくりには合いません。地域によってはメーターがついてないのですが、メーターがついている場合は、乗車前に「メーターで行ってくれる?」と聞いてみましょう。ほとんどは拒否されますが、中にはメーターを使ってくれることも。メーターを使ってくれない場合は、「○○まで行きたいけど、いくら?」と聞いてから、相手の出方を待ってみましょう。相場の3倍以上をいうドライバーだと交渉が難しいですが、2倍程度なら相場より少し安い金額を言ってみて交渉スタート。あるいは、「それなら他のリキシャに乗るからいいよ」と言ってその場を去ろうとすると、ほとんどのドライバーが追いかけてきて「○Rsでどうだ?」などと聞いてきます。心に余裕のあるときはその交渉すら楽しめるはず!?

【メリット】
・大都市はもちろんある程度の田舎でも走行している庶民の足なので、手軽に掴まえやすい
・料金が安い

【デメリット】
・メーターを利用してもらう、あるいは料金の交渉が必要なことが多い
・ドライバーが英語を話せないことが多い
・窓などがない乗り物のため、酷暑期、雨季、冬の間はと乗車中快適とは言えない
・10Rs札など細かいお金を用意していないとお釣りがないと言われることがある
・深夜に一人で乗るのは安心とは言えない
・州をまたいでの走行が不可

3. メトロ


安全性      ★★★★☆  女性専用車両あり。ラッシュ時の盗難は要注意。
値段   ★★★★★  相場 8~50Rs(距離に応じて変動)※デリーメトロについての情報です
快適さ  ★★★☆☆  快適さは混雑の度合いに比例します。

長距離移動を安く、そして時間通りに移動できるのがメトロの最大の魅力。現在インドでは、デリー・グルガオン、ムンバイ、バンガロール、チェンナイの在印邦人数の多い主要都市で開通しています。切符と同じ役割の丸いトークンあるいはSuicaのようなチャージできるTravel cardと呼ばれるカードを利用し、移動距離に応じて料金を支払います。女性専用車両や優先座席もあり安心できますし、世界一の交通渋滞といわれているデリーでは時間通りに移動できる唯一の乗り物かもしれません。ただ、平日の通勤ラッシュ時の混み具合は都内中央線に匹敵する、いやそれ以上かもしれず、盗難の恐れの他、夏場は特に独特なインド人の体臭(玉ねぎから来ていると言われています)が充満していて、あまりお勧めはできないのが事実。とはいえ、通勤ラッシュとは縁遠い休日にちょっと遠出をする際であれば、インドで一番便利な交通機関と言っても過言ではないでしょう。ちなみに、車両内ではコンセントがあり、携帯の充電ができるなど気の利いた一面もあります。

デリーメトロの路線図


メトロの乗車の仕方は日本とほぼ同じです。(下記はデリーメトロの詳細です)

1.窓口か券売機でトークン、あるいはcustomer care centre(全ての駅にあります)でTravel cardを購入します。窓口は非常に混雑し、時にトークンを購入するだけで1時間並ぶこともあるため、乗客者の少ない駅のcustomer care centreでTravel cardを購入することをお勧めします。




2.改札機を通る前に、荷物検査・身体検査をします。男女で違うレーンとなっているのでお気をつけください。なお、お酒の持ち込みは禁止されており荷物検査で必ず取り上げられます。


3.改札機にトークンあるいはTravel cardをかざします。


4.目的地の方向のプラットフォームへ行き、電車に乗車します。インド人はドアが空くと同時に、降りる人を待たず駆け込むため転倒などには十分お気をつけください。


5.車内の掲示板は英語表記もあるのでそちらを見ながら目的地の駅で降車し、改札機にトークンを入れるあるいは、Travel cardをかざして出ます。


【メリット】
・長距離移動をする上で最も安い
・ほぼ時間通りに運行している
・渋滞と無縁
・6時前~24時過ぎまで運行している
・車内は比較的静か
・先頭には女性専用車両も完備

【デメリット】
・通勤ラッシュ時の混雑は大変
・お酒を持って乗車できない(遠方の友人宅を訪れる際の手土産にお酒を選べない)

4. 乗り合いリキシャ




安全性      ★★☆☆☆  10名ほど満席になってから走行するため、盗難などは気をつける必要あり
値段   ★★★★★  相場 10Rs~
快適さ  ★☆☆☆☆  狭い空間にこれでもかと思うほど人が乗車するためかなり狭い

2で紹介したオートリキシャの乗り合い版です。普通に生活していると乗る機会はないですが、どうしても交通費を節約したい方にはお財布にやさしい、ただし上級者向けの交通機関です。全ての乗り合いリキシャは走行ルートが決まっており(日本の市バスをイメージして頂ければと思います)、車体の側面にヒンディー語でそのルートが書いてあります。それ故乗りこなすのが困難ですが、いざルートがわかるとメトロでは行けない場所まで一番安くいけるのが、乗り合いリキシャであることは間違いないです。

乗り合いリキシャに乗車する際には、降りたい場所を事前にドライバーに伝えておくと到着すると声を掛けてくれます。降車の際に距離に関わらず10Rsを支払います。

【メリット】
・料金が安い
・運賃が固定のためぼったくりに合わない

【デメリット】
・かなり所狭しと大人数が乗車するため一人分のスペースが狭い
・盗難などのリスクがある
・ルートを把握していないと、乗車・降車が困難

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?他にも、市バスやサイクルリキシャなどもありますが、主にタクシー・オートリキシャ・メトロを使いこなすことができれば生活上、充分かと思います。いざこれらの交通機関をつかいこなせるようになると、行動範囲もぐっと広がりよりインドライフが満喫できます。やはり総合的にはタクシーが一番便利!特に配車アプリなどは、日本でもやっと認知が広がってきましたが、インドでは既にインフラのひとつとなっており、改めてインドのIT産業の先進性を感じます。いずれの交通機関を利用する際も、Google mapsなどの地理アプリを併用することで、進行方向が正しいのかの確認もできます。慣れないうちはこういったことも怠らないとより安心して交通機関を利用できるはず。

また上記で記述していないのですが、駐在の方はドライバー付の車をひとり1台支給されることが多く、現地採用の方は平日の飲み会や土日のサークル活動の際には、駐在の方に送迎をお願いすることも多いです。まだまだ日本人の少ないインド。日本人同士助け合い支えあいながら過ごしているという点もインドの魅力のひとつかと思います。

 

参照サイト

トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/pages/TaxiFare.html
デリーメトロ公式ホームページ http://www.delhimetrorail.com/default.aspx