【スライドで見る】2018年インド現地採用 トレンドまとめ!

2018年も多くの方が、海外転職をはたし、現地採用としてインドでの就職を実現されました。とはいえ、まだまだ日本ではメジャーではないインド就職について、具体的な現地採用の動向を、スライドで視覚的に分かり易くまとめました!

早速、詳しく見て行きたいと思います!

今回使用致しましたデータは、Paletteを運営しておりますJAC Recruitment India が2018年に集積したものです。また、比較データは2016年のものを使用しています。

2018年、インド就職を目指し人たちは?

まずは、どんな人たちがインド就職を目指していたのか、見て行きます。


インドを目指す人が増えてきているのは日々感じていましたが、実際に数字に出してみると、昨対比でなんと54%もインド就職を希望する人は増えていました。



では、その方たちはどういった理由で、インド就職を目指していたのでしょうか?



2016年から変化したのは、働くことに重きを起き就職を目指す方が増えたことです。インド就職を経て、自己成長したい、世界で活躍するためのステップとして経験を積みたい、また、成長著しいインドに身を置きビジネスマンとしての経験値を高めることなどが目的です。

一方で、インドがとにかく好き!実は恋人がインド人で、これからはインドに住むことになっている。などの理由から、インドを目指す方は割合としては減少しましたが3割ほどを占めています。インドという土地やインド人の魅力に惚れ込みインドに居住されたいという方はまだまだ一定数いるんです!

次は、男女比率を見て行きましょう。



インドは危険な国だから女性一人で住む人なんていないのでは?と思う方もいらっしゃるでしょうが、実情は真逆です。2016年時点では、インド就職の6割弱をインド就職を目指していました。

しかし2018年!変化がありました。なんと、インド就職を目指す人の割合は、女性よりも男性が多くなっているのです。

さて、インドを目指す方の年齢分布はどうなっているでしょうか?



2016年に引き続き、20代、30代が高い割合を占めています。そして、今年も引き続き、40代、50代、60代の方でインドで転職を目指す方も増加しています。割合も2016年と比較して14%から23%と大幅に増加していることがわかります。

これまでの海外での経験を活かされたいという方や、定年後の海外就職への再チャレンジなど、意欲的にキャリアチャレンジをされる、40代以上の方が増えています。また、インドでは、管理職の現地採用の求人も増えており、求人母数の増加も理由の一つに上げられるでしょう。

インド就職が増加している背景

これまで「海外就職」において、インドという選択肢はマイノリティでしたが、堅調に増加を遂げる理由はなんなんでしょうか?ここでは、大きく4つ!


グローバル志向の高まり

日本市場の経済低迷が続く中、なんとか活路を見出そうと海外市場シェアを増やそうとする企業も増えています。そんな中、企業にとって必要となるのがグローバルに活躍できる人材の需要が今後益々増加していくことを予測して、海外で積極的に経験を積みたいという方や、そもそも海外留学や海外での生活経験があるといった若者が増加したことが上げられます。

情報の流通

インド在住者やインド旅行者が年々増加する中、Paletteを始めとし、インドの情報を発信するメディアや人が増加しています。ソーシャルメディアの浸透も手伝い、これまで、限定的であり、ネガティブなイメージが強かったインドですが、魅力的な一面も公開されるようになってきました。

インドへの注目度

2050年にはインドが世界の中心になっている。なんていう言葉もあるように、インドの経済成長率や、ITや製造における高いポテンシャル、また個としても多様性・包括性に優れた高い人材能力などが起因し、世界の注目が益々集まっています。

他国への規制強化

米国の政権交代やイギリスのEU離脱など、世界は、外国人就労者への門戸を閉じつつあります。また、これまで人気であった他東南アジア諸国では、経済発展が進むにつれて、外国人雇用への規制を強化する流れが強まっています。したがって、これらの国での海外就職がなかなか厳しくなってきたことも背景の一つとして考えられます。

そんな中、モディ政権と安倍政権の良好な関係を築いており、インドは日本人が海外就職しやすい環境にあります。これも、そう長く続くかはわかりませんので英語圏での海外就職にチャレンジしたい方はチェックしておきたいトピックです。

2018年、インドの求人はどうだったのか?

これまでは、インド就職を目指す人の動向を見てきましたが、次に、インドに進出している日系企業の求人動向を見て行きます。


インドへ進出している業界として、一番盛んな業界はやはり製造業です。特に、インドにおける自動車産業の発展には、目を見張るものがあり、それに伴って関連企業が多く進出しています。

しかし、スライドからも分かるとおり、業態は多岐に渡りますが、業界比率に大きな変化はありませんでした。IT・ウェブ関連の求人のみ減少傾向にあります。



次は、候補者としても気になるところである、職種を見て行きましょう。



インドにおける求人は多様化しています。この中でも、営業/マーケティング、バックオフィス、エンジニアは増加傾向にありました。通訳や医療、カスタマーサポートにおいては日本語の出来るインド人の採用が増加しており、日本人の採用は減少しました。

また、従来はなかったマルチプルな業務をこなせるポジションのニーズが増加しています。例えば、営業兼通訳兼カスタマーサポート、バックオフィス兼経理サポートといった職種です。

次に、求人案件のインドの分布を見てみましょう。



弊社オフィスや日系企業の本社がグルガオンに多くあることから、デリー・グルガオン近辺の求人は多い傾向にあります。その他にはチェンナイ(都市部)、アーメダバード(工場エリア)の求人が増加しました。
※インド都市別情報の詳細については、記事最後にリンク掲載あり

最後に、気になる給与について見てみましょう。



インドで就職する際には、就労ビザの取得のために、企業が支払うお給料の年収下限がUSD$25,000に定められています。

まだ経験の浅い20代では給与下限で働いている方が多くいます。給与は前職に劣るものの、インドという国で働いて経験やスキルを積むという道を選んでいます。

それ以上の方の給与に関しては、それまでの経験、能力によってばらつきが見られ、企業側から優秀と認められた方の中には、駐在員と同等の待遇をされている方もいらっしゃいます。

もちろん、能力に応じて企業との交渉は可能です。インド就職は給与が下がるから選択肢にない、という方は是非コンサルタントに一度ご相談ください。

以上、2018年、インド就職を目指した現地採用者の方の動向でした。興味が湧いた!もっと具体的に知りたい!そんな方はお気軽にJAC Recruitment Indiaにお問い合わせください。

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