インド三大祭のひとつ、Dussehra(ダシェラ)が目前!


インドの夏の終わりを告げるとされるインド三大祭のひとつ、ダシェラ(Dussehra)。ホリーやディワリは聞いたことあるけど、「ダシェラって何?」と思う方も多いのでは?
ダシェラは、10月に10日間に渡って、開かれるインド三大祭の1つです。Dussehra の Dus はヒンディー語で「10」という意味。悪魔を成敗した、善が悪に勝ったというインド神話ラーマヤナの話の一部がお祭りの由来とされています。毎年、暦によって日にちが変わりますが今年は10月18日(金)です!

今回はそんなインド三大祭りのひとつダシェラについてお教えします!


インド三大祭り、ダシェラとは?

インド三大祭りの一つがダシェラですが、そもそも三大祭りって何なのか?さらっとおさらいすると、「ホーリ(Holi)」「ダシェラ(Dussehra)」「ディワリ(Diwali)」のこの3つです。

さて、ダシェラとはいったいなんなのか。ここからご紹介します。

ダシェラは、ヒンズーの英雄であるラーマ王子が3人の悪魔と10日間にわたる戦いの末、勝利したことを祝うお祭りです。この祭りは、ダシェラの前日までの9日間は「ナヴラトリ(Navratri)」が行われ、10日目のダシェラではラーマ王子に倒された魔王ラーヴァナになぞらえた巨大な人形を燃やす催しがインド各地で行われます。

健康と繁栄を祈って断食10日間!ナヴラトリとは?

ナヴラトリとは、神々へ祈りや踊りが捧げられ祝われるヒンドゥー教の祭りを指しています。9日間の夜と10日間の昼で構成されており、10日目がダシェラにあたり、最高の盛り上がりを見せる最終日です。ナヴラトリでは、様々な神々を祝うため、ナヴラトリの9日の夜は3日間ずつに分けられます。

序盤の3日

自らの不浄なものを打ち砕いてくれる存在として、ドゥルガー女神(もしくはカーリー女神)へ祈りが捧げられる。

中盤の3日

信奉者に尽きることの無い富を授けると考えられている母神ラクシュミーへの祈りが捧げられる。

終盤の3日

知識を司る女神サラスヴァティーに対する祈りが捧げられる。

ナヴラトリの間は、ドゥルガー女神の信奉者たちの間では断食が行われます。友人や家族の健康と繁栄の加護が願われるとともに、自己を見つめ直し魂を清める期間とされています。また、ナヴラトリは、何か新たなことを始めるにあたって縁起の良い時期であると伝統的に考えられています。

断食ではなく、一日一食というスタイルを取るヒンズー教徒もいます。この期間は、肉・たまねぎ・にんにくを口にしない人も多く、食肉用の動物を一切殺さないという伝統を守るお肉屋さんは休業します。最近では、レストランで普通にお肉を食べることができますので、だんだんと伝統も変化していますね。

最大に盛り上がりを見せる10日目がダシェラ

この9日間の祈りの後にあるのが、ダシェラです。善であるラーマ王子が悪に打ち勝った日で、人形が燃やされます。地域によって、伝統やお祝いの方法が異なります。

例えば、南インドではこの日から幼稚園児の授業が始められ、学生は教師を第3の神(他は父、母、神)として敬い、彼らへの畏敬の念が示されています。

また、ガンジス川近くの地域の場合は、お祭りのために作った人形を川に流します。

インド北部は、ダシェラを盛大に祝う地域としても有名です。デリーやグルガオンなど各地で、たくさんのお祭りが開催されます。デリー地区ではレッドフォードで開催予定のようです。

実は、Palette編集部員も、昨年グルガオンのSector29にある広場で開催されたお祭りに参加しました。もう、人!人!人!すごすぎる人と、たくさんの屋台で日本の花火大会を思い起こさせる賑わいでした。

お祭り会場では、ラーマ王子の戦いの一部始終が舞台で演出されます。終盤に近づくと、爆竹音や打ち上げ花火で会場は熱気と煙(笑)でなにがなんだかわからない状態に。ラーマ王子が悪に打ち勝つ最終シーンでは、広場にある10メートル級のラーヴァの複数の張りぼて人形が、火の矢を受けて炎上します。燃え上がる人形の様子を一度は見に行ってみるのも、良いのではないでしょうか。

ここからインドのお祭りシーズン到来!

ダシェラの時期から、インドはディワリに向けて年末モードです。マーケットやアパートもディワリのためにライトアップされ、華やかに。日本で言う、クリスマスのような気分ですね。欧米のクリスマス休暇さながら、インド人によっては、ダシェラからディワリが終わる約1ヶ月、仕事はお休み!ほとんどしない!という方もいますので、ビジネスマンとして気をつけておきたい時期でもあります。

ここでちょっとだけディワリについてもご紹介します。

インドのお正月、ディワリとは?

「光のフェスティバル」とも呼ばれるディワリ。ヒンドゥー教の新年のお祝い。ヒンドゥー暦の新年に当たるため、日本で言うお正月のようなものです。光が暗闇に勝利したことがその起源だそうです。光が闇に勝利したと言うのも、神が悪魔に勝利したというインド神話から来ています。ディワリはダシェラから話がつながっており、戦い(ダシェラ)の後の祝杯(ディワリ)とも言えます。

もっと詳しく知りたい方はこちら▼
来たるインドの新年、ディワリ特集!

まとめ

ここインドでは一年中宗教にまつわるお祭りが開催されています!州や地域によってお祭りの種類や時期は異なりますが、「ホーリー」「ダシェラ」「ディワリ」この3つはインド全土で盛り上がり、街全体に装飾が施されたり、お祭りにかけたイベントが多く開催されたり、街全体がお祭り一色に!セールもここにかぶってきますので、どんどん外出して、カルチュアで華やかなインドを堪能してください。

また、この時期はお寺が24時間オープンしています。暑さも落ち着き、夕方から夜の散歩にお寺周りも素敵かもしれませんね。

残念ながら、ダシェラ祭日本版の開催はないですが、2018年10月13日(土)・14日(日)に、神奈川県横浜市の名所・山下公園にて、熱気にあふれるインドの光りのお祭り「ディワリ・イン・ヨコハマ2018」が開催されました。横浜がインドになる2日間として有名です。また、「東京ディワリフェスタ西葛西2018」が2018年10月27日(土)に江戸川区・西葛西新田6号公園で開催される予定です!一度ご参加してみませんか?

インド三大祭、ホーリーについてもっと知りたい方はこちら▼
「Happy Holi!」って言えば何でもあり?インド最大の祭りHoliに参加してきた!