【解体新書】JAC Recruitment India 人材コンサルタント<福岡編 その1>

「インドで働く人」新シリーズ、【解体新書】がスタートしました!インドで働くあの人について知ろうということで、今回は、弊社JAC Recruitment India現地採用として働くコンサルタント福岡洸太郎(ふくおかこうたろう)さんにお話をお伺いしました。

今年2018年6月からインドで働く福岡さん。大学卒業後に卒業せずにバックパッカーとして世界20ヶ国ほどを旅する中、グアテマラで出会った少年や少女との出会いをきっかけに”働く意味”を気づかされ、現在のインドで働く福岡さんの素顔に迫ります。

プロフィール

【略歴】
2014年  3月 東京大学文学部 人文学科 宗教学・宗教史学専修課程を卒業
          世界一周の旅に出発(7ヶ月間)
2014年12月 世界一周中にNYでプロポーズ
       帰国後、結婚
2015年  4月 専門商社に入社
2016年  1月 某スイス系人材会社に転職
2018年  6月 JAC Recruitment Indiaに入社(現在に至る)

【趣味】
・トライアスロン
・ドラム

働く意義の発見

バックパッカー時代 マチュピチュでの一枚


Palette編集部
Q.もともと就職をせず旅をしながら生きていこうとされていたんですよね?なにをきっかけに「働きたい」と思うようになったのですか?
バックパッカーとして旅をしていたときに、中米のグアテマラという国に行ったんですよ。アンティグアという小さい町に2週間くらいホームステイしていたのですが、そんな小さな町なのにそこで日本のことが好きな人が多くいたんです。

意外かもしれないですが、現地ではインターネット環境が整備されていて、Youtubeが見れたり、スカイプも使えるんです。日本のアニメや漫画を見ることができる環境だったので、それを見て日本を知っている人が多かったんです。

「日本が好き!日本に行きたい!」

と当時11歳の少年や少女が熱く語るんです。そこにすごく嬉しいなと感じたと思ったら、その後に彼らから続く言葉は

「ここで産まれた以上、日本には行けない。」

という落胆した言葉でした。そんな言葉を聞いて、行けないと決めつけなくてもいいのに、、、努力次第でなんとかなるんじゃないの?と正直思っていました。

しかし、彼らと話すうちに、努力ではどうにもならない環境にいることを痛感したのです。大学に行かせるお金がないのは、どこの国でもあると思います。ただ、子ども自身がアルバイトをしてお金を貯める場所やチャンスすらそこにはない。

11歳の子供たちは学校には通えていました。しかし、週に2日くらいは仕事をしていました。仕事といっても、週2日、3時間しか働けないパン屋ぐらいしかなく、お金を稼ぐ場所や環境がないことに問題意識を感じました。

キャリアについて考える機会を生み出さない環境

それを知った時に無性に腹が立ち「こういう人たちのために、機会を創出する仕事がしたい」と考えるようになりました。

Palette編集部
Q. 商社から人材派遣会社にキャリアチェンジした理由は?
働く意義を見出してから、理不尽な環境にいる人に貢献できる仕事として、考えていた職種・業種は3つありました。

1つ目は旅行業、2つ目はNGO団体、そして3つ目に人材業です。

旅行業は単純に、日本に来たいと思っている外国人のサポートをすることは直接願いを叶えられるから。NGO団体は、厳しく、理不尽な環境で生活する人の支援を直接することができるから。

しかし、考えてみると旅行で日本に来るの彼らが仕事があり、お金があってからの話で、NGO団体として支援をしてもスポットでの解決にしかならず、継続して雇用を生み出したりするところには直接関わることができない、事業として関わっていく仕事の方がいいのではないかと考えたのです。彼らが継続して仕事をすることができる環境づくり、将来の希望を持てる職の機会を創出・提供ができるのは人材業だ!と考えたのです。

Palette編集部
Q. 自分なりの答えを出して日本の人材派遣会社で働いていたところから転職をしようと考えたのはなぜですか?
実は、前社でもやりたいポジションが明確にありました。それは簡単に言うと日本から海外の企業を担当するという部署でした。しかし、その前に実際に海外で働き、自分が現地で何ができるのか、何をすべきなのかを体験としてもっておきたかったので、海外への移動のチャンスはないか、ジャパンデスクを作る予定はないかと社内でも聞いて動いていました。しかし、そのタイミングではその希望を叶えることは厳しく、それであれば、次の手段となる ”転職” に踏切ることにしたのです。

Palette編集部
Q. 海外就職をインドで決めたのはなぜですか?
転職活動を始めた当初に考えていた国は、メキシコ・インド・シンガポールでした。スペイン語圏という理由で惹かれていたメキシコではほとんど人材会社がなく、断念。情報収集を目的としてタイやマレーシアも見ていましたが、結局最後まで迷ったのは、インドかシンガポール。

最終的にインドに決めた理由は国の環境です。影響を与えたいと思える貧困層の人々のいる地があることが決め手でした。もちろんそういった人たちを対象にリクルーティング活動をすることはなかなかできませんが、普段の生活の中で彼らの存在を肌で感じることができるインドがよかったのです。

”間接的に雇用を生む” ことに自分が関わることで彼らを助けられるのではないかと思って現在に至ります。”これが解決策”というものがあるわけではなく、何がベストなのか考え、その都度変えながら行動していかなければと思います。

また、JACを選んだ理由は他社に比べ、自由が利き、チャンスがたくさんあると感じたことです。まだ規模も小さいので社員一人一人の力が会社に与える影響は他よりも大きくなると思いました。

働いてみて見えるもの

働く上でのモットー

Palette編集部
Q. 仕事をする上で大事にしていることを教えてください。
自分の会社を第一と考えるのではなく、常に候補者とクライアントにとってベストな提案をすることに努めています。もちろん自社のことを全く考えないわけではありません。ただそういう想いで取り組むことで結果自社にも還元できる仕事ができると信じています。
あとは、仕事をする上で、常に目の前のことに100%力を注ぐことができるよう自己管理を心がけています。

インドで仕事をするということ

インドってどうですか?とよく聞かれることがありますが、まずインド人と働いてみて感じたのは彼らが素直で正直だということ。日本人には薄れている人間らしさというのでしょうか、そういうものを感じます。面白いくらい嘘も正直につくのでありがたいですね(笑)回りくどくなく、ストレートなので楽しいです。彼らは仕事のモチベーションが低い時は散歩やおしゃべりで気分転換をして、5分、10分の遅刻でいちいち気を煩わせたりしていません。本当に自信を持って行動している人が多い印象を受けます。
それでも自分をコントロールできて、成果も出せていればそれで良いと思います。インド人の文化や習慣、価値観を曲げず、理解していくことが一緒に働いていく中で大切だと思います。

また、インドの商習慣はいい意味でも悪い意味でも緩いところがあるように感じます。ただ、そんな環境で働くからこそ、日本人の感覚を忘れないことも大切だと改めて感じました。日本の当たり前が通用しないことをしっかり心に留めてインド人、そしてインドにいる日本人と接していく必要があるのだと思います。

インドでの生活

思っていた以上にインドでは良い生活ができます。大げさかもしれませんが、富豪みたいな生活ができています(笑)そして自分自身の時間にも余裕があることもすごくプラスですね。趣味を謳歌できるというか、休みの日には筋トレをしたりドラムをしたり充実しています。

また、都会っぽいところと、そうではないところを同時に目にできるのは、現実を知る上で良い環境だと感じています。汚い部分も隠さされていないというのは刺激的で学びの機会にもなります。道端の牛とか物乞いをする子どもたちはもちろん、社内であっても給料が全く違う人が一緒に働いていることも刺激の一つです。

今後のキャリアプラン


インドにくると決めた当初のキャリアプランは、最低5年と考えていました。しかし、ここで働いて数ヶ月で、変化の著しい環境で5年という期間にこだわらず ”今やるべきこと” に集中し、チャンスが巡ってきたときに掴めるよう、できることはどんどんやっていこうと思うようになっています。

また、トライアスロンが趣味の一つなのですが、アイアンマンと呼ばれる最も長い距離を完走したいと思っていて、それを達成したら、自分自身の趣味は一旦横に置き、ビジネス家族のために全ての時間を使おうと考えています。

海外就職を考えているあなたへなぜ、自分が海外に行きたいのか考えてほしいです。

海外に行きたいという理由

”なぜ日本ではなく海外?”
”どんな環境を望んでいる?”
”その国が好きだから”
”英語を話して仕事をしたいから”

その国が好き!は全然OKだと思います。でも、英語は日本にいても話す機会は作れますし、職場も選べます。また、日本が嫌だから外に出たい場合も、逆に自分が望んでいる環境を具体的に考えるべきです。

海外就業を ”経験” と ”活躍” は違います。自分がやりたいことを考えた上で日本のほうが可能性がある場合もあるので、そこはしっかりと考えてほしいですね。それが決まったらあとは行動あるのみ!一度切りの自分の人生ですので、やらなかったことを後悔するよりもやってみてください。

そして、最後にインド推しになりますが(笑)
キャリアアップを早くしたい人にとって、インドはいい環境だと思いますので、一度仕事内容など含め、選択肢の一つに入れてみてはいいのでは?と思います。話を聞きたい方は是非!ご連絡ください!