2023年版|インド就労ビザ、申請方法

インドでの就職先が決まり、航空券を取ったら、まずはインド就労ビザ(Employment Visa)の取得に取り掛かりましょう。
2023年3月現在の最新情報をお届けします!

インドビザというと、「手続きが面倒」「必須項目ではないのに埋めていないとやり直しといわれる」といった噂を耳にしたことがあるかもしれません。、インドのビザはよく規定が変わることがあるので、細心の注意を払う必要がありますが、

オンライン申請時に、しっかりとすべての項目を埋め、必要書類もちゃんと用意していれば、滞りなく手続きが進みます。
インドビザに関しては、ビザ取得を代行して行ってくれる業者もありますが、もちろん自分で申請するよりも追加でお金がかかります。ご自身でビザ申請にチャレンジして、初めてのインドとの交流の機会を楽しんでみても良いかもしれませんね。

インド就労ビザ(Employment Visa)の必要書類

企業に雇用された場合は、多くの方がEmployment Visaを取得することになります。

まず最初に必要書類をリストアップします。全てをご自身で準備する訳ではありませんので、大使館から発表される情報をよくご確認ください。

詳しくはこちらインド大使館「ビザの種類と必要書類(英文)

ご自身でで用意すべきもの

・パスポート
( 最低2ページの空白ページと、インド入国予定日から6ヶ月以上のパスポート有効期限が必要必要
・ビザ用写真を1枚
(サイズ:50mm X 50mm、背景:白無地 ※3ヶ月以内に撮影したもの)
オンラインビサ申請書
(不備がないよう注意して入力、印刷まで必要です。入力方法は次の章で解説しています)
英文履歴書 / 職務経歴書

(申請者は自分の学歴 と職業経歴を詳しく説明する書類を提出しなければなりません)
・自己推薦状、もしくは就労先からの推薦状
過去のインドビザページのコピー
(以前インドに訪問したことがある方のみ)
古いパスポート
(申請者の所有する古いパスポートの中に有効なビザが入っている場合のみ)
・退職証明書(インド国内で転職する場合)
(インドの前職で、退職日が記載された書類を準備する必要があります)
・FORM16(インド国内で転職する場合)
(インドの源泉証明書。税務当局の源泉税のWEBページより源泉証明書をダウンロード可能)

インドの就労先企業に用意してもらうもの

・Offer Letter
就労先企業と締結した雇用契約の書類、もしくは証明書
・Appointment Letter
就労先からの採用通知書の原本
・Undertaking Letter
就労先からの誓約書
・COI(Certificate of Incorporation)
就労先企業の登記証明書
・Certification of Non Availability Skill
就労先からの技能証明書
・Explanation letter of lease
申請者の住居を保証する証明書のコピー(ホテルでも可能。)
・Company Profile
就労先企業のプロフィール(場合によって必要なため、念のため準備しておく。)

インド就労ビザオンライン申請

ここからはビザのオンライン申請についてです。オンライン申請は、項目が多い上に、全て英語なので、少々面倒な作業になります。

しかし、面倒くさがりのあなたも大丈夫!オンライン申請の手順を、実際の画面を用いて徹底解説していきたいと思います。

まずは、オンライン申請用のサイトにアクセスし、1番左のRegular Visa Applicationをクリック。

インド VISA 手順

 

クリックすると以下の画面が表示されますので、ここから申請スタートです。
入力必須項目ではないところもすべて入力してください!わからない箇所も、NAと入力して必ず埋めること。また、一定時間空けてしまうと最初から入力になるので注意!スピードも意識しながら進めていきましょう。


【ビザ申請場所】
お住まいの都道府県ごとに管轄が定められているため、必ず正しい方を選ぶようにしてください。

インド大使館(東京)

インド大使館 管轄区域 ビザ

在大阪インド総領事館



【目的】

ご自身に合った選択肢を選ぶようにしてください。多くの人が、画像にある6か月以上の就労目的に当てはまると思います。

全て記入できたら、アクセスコードを入力してContinueをクリック。

次に、基本的な情報の記入です。スペルミスなどに気を付けて、進めていきましょう。

この画面で表示されるAPPLICATION IDを控えておくのも忘れずに!こちらのIDがあれば、1度保存した後に途中から記入を始めることができます。ページ毎にとか小まめに保存しておくことをオススメします。


【Citizenship/National Id No. (国民識別番号)】
公的に身分を証明できる番号は日本では交付されていないため、NAと記入してください。

【最終学歴】

BELOW MATRICULATION:小学校卒業、中学校在学中
GRADUATE:大学卒業
HIGHER SECONDARY:高等学校、専門学校、短期大学卒業
ILLITERATE:読み書きが困難
MATRICULATION:中学校卒業
NA BEING MINOR:小学校以下、未就学(乳幼児含む)
OTHERS:その他
POST GRADUATE:大学院卒業
PROFESSIONAL:博士号

パスポート情報を入力します。


次は現住所と本籍の記入です。
日本とは住所の順番が逆になりますので、ご注意ください。
郵便番号、電話番号はハイフンなしで記入!


家族の詳細を記入した後、現職に関する情報を記入します。ここまでで、もう半分以上終わっています!ファイトです!


次に、インドの勤務先に関して、詳細を記入していきます。


以前、インドに渡航したことがある方は詳細を記入します。


過去の訪問国と連絡先も記入しましょう。


過去の犯罪歴についての確認です。
最後の同意文
→私は(名前)、上記で提供した情報が私の知識と信念の範囲内で正しいことを宣言します。情報が虚偽であることが判明した場合、法的処置/追放/ブラックリスト入り、インド政府が適するとみなすあらゆる措置への責任を負います。

同意するとAPPLICATION ID(申請番号)が出てくるので必ず控えておいてください。


 

最後に、顔写真をアップロードして完了です。
  • フォーマット – JPEG
  • サイズ – 最小10KB、最大1MB
  • 最小寸法は、幅350ピクセル×高さ350ピクセル
  • 応募者本人がアップロードし、背景は白
  • パスポートの画像をトリミングして、最近の写真として使用してはならない
  • アップロードされた写真が鮮明でなく、仕様通りでない場合、応募は拒否される可能性がある
インド ビザ申請方法

確認画面が表示され、修正箇所がなければ、プリントアウトします。プリントの際、バーコード等が切れないよう全てが用紙に収まっているか確認してください。コンビニ等の印刷機で印刷する場合、「少し小さめ」というサイズ設定にしないと、全部要しないに収まりません。私は、何度もコンビニに走った経験もあるので、皆さんご注意を。

プリントしたオンライン申請書に、パスポートと同じサインをして完了です。

申請場所、申請方法、申請料金に関して

申請場所

東京のインド大使館と大阪のインド領事館が申請場所です。

インド大使館(東京)


申請書受付月〜金(祝日を除く)
09:30〜11:00
査証および
パスポート返却
月〜金(インドの祝日を除く)
16:00〜17:00
URLhttps://www.indembassy-tokyo.gov.in/
MAP
〒102-0074 東京都千代田区九段南2-2-11

インド領事館(大阪)


申請書受付月〜金(祝日を除く)
09:30〜11:30
査証および
パスポート返却
月〜金(インドの祝日を除く)
15:30〜16:30
URLhttps://www.indconosaka.gov.in
MAP
〒541-0056 大阪府大阪市中央区久太郎町1丁目9−26 船場ISビル10F

申請方法

直接申請する場合



直接申請する場合は、上記で記載した提出時間内に出向いてください。整理番号を発行し、順番を待ち、申請書を提出して領収書を受け取れば完了です。

領収書に記載されている日時にもう一度訪問して、ビザを受け取りましょう。

状況により異なりますがビザ発行までに3~4営業日かかります。


郵送で受け取ることも可能です。郵送の場合、家に届くまでに申請所でその旨を伝え、手続きをしてもらってください。

念のため、返信用封筒を用意しておくと安心です。郵便サービスは追加で600円がかかります。
※最新情報はこちらでご確認ください。

郵送で送る場合


上記で記載した必要書類を全て揃え、インド大使館またはインド総領事館に郵送します。
※お住まいの地域がどちらの管轄に該当するのか必ず確認し、正しい方に郵送してください!

郵送サービス料は1,000円です。(申請書1通)

※最新情報はこちらでご確認ください。


同封するもの

・必要書類一式
・切手なし返信用封筒(申請者本人の名前、返送先住所を記載)
・申請料総額(郵送サービス料もお忘れなく!)

およそ15営業日かかります。(土日、法的休日を除く)
海外に1年以上在住している日本人、もしくは他外国の住民権または二重国籍を持つ日本人は、21営業日かかります。
 ・申請料を現金で同封する必要があるので、現金書留で送付しましょう。
・封筒には「ビザ申請書類在中」と記載してください。
・不備があった場合に連絡してもらえるよう、メールアドレスなどの連絡先を明示してください。

申請料金

日本国籍の方のビザ申請料金は、1,200円〜(申請期間によって異なります)

申請方法や個人の申請内容によっても総額がかわりますので、大使館にお問い合わせの上、ご自身で最終確認をおすすめします。

まとめ

以上がビザ申請から取得までの流れになりますインドビザ取得で1番大切なことは、入念に準備をして、不備のないように書類を揃えることです。

せっかく作成した書類も、少しでも不備があれば返却されてしまいます。

それでは、最後にビザ申請の流れをまとめておきます。
  • ビザ申請に必要な書類をすべて用意する。
  • オンラインでビザ申請、プリントアウトする。
  • 必要書類、オンラインビザ申請書を持って申請所へ(もしくは郵送)
  • 指定された日時に申請所に向かい、ビザの受領。(もしくは郵送で頂く)
これであなたもビザをゲットできているはずです。それではよいインドライフを!

ビザ申請の仕方は随時変更されるので、大使館の情報をしっかりチェックしてくださいね。

参照サイト
インド大使館

インド総領事館

インド渡航ハック!インドビザは日本国外でも申請可能

2018.07.19

 

 

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