インドルピーを日本円へ両替する6つの方法!

インドに住んでみて思うのは、「インドに両替所ってどこにあるんですか?」ということ。
もちろん、空港に両替所があるのは知っています。でも、街中ではあまり見かけません。

「というか、あるの?」

とまで思います。インドの町中でレートが示されたボードがある両替所なんて、全く見かけません。では、どうやって、どこで、インドルピーに両替しているのでしょうか。こちらで働いていている人なら、ATMはたくさんあるので、ATMからインドルピーを引き出せます。ただし、日本円を得るためには、両替所がないと…困りますよね。

こちらで働く人であれば、日本へ一時帰国の際に日本円に両替していきたいはずです。でも、いったいどうすればいいのか。その方法を探したところ、全部で6つの方法がありました。ただし、最後の2つの両替方法は、基本的に旅行者向けになりますので、参考程度にご覧いただければと思います。

※本記事は2017年に投稿したものを、2019年11月に一部情報更新しております。

インドルピーを日本円に両替する最もお得な方法とは!?

1.インドの銀行のデビットカードを用いて日本で日本円を引き出す(一日上限10

こちらは、インドで働いていて、インドに銀行口座がある方であれば可能です。1日に上限が10万円のため、少しずつの引き出しにはなってしまいますが、この方法が1番おすすめです。

銀行が定める手数料と、引き出しの際の手数料が引かれますが、海外の銀行口座に入ったお金を日本円で引き出せるという点でかなりおすすめです。
現在、確認が取れているのはセブン銀行での取り扱いです
(ちなみに、私はオーストラリアの銀行のデビットカードを持っていて、ファミリーマート、ローソンのATMでも日本円を引き出すことが出来ました。)

日本帰国された元インド在住の方より追加情報をいただきました!!!(2019年11月5日更新)

元インド在住者Aさん
日本に帰国時、こちらの記事を読み、私のICICI Bankの口座からデビットカードを使用し、セブンイレブンのATM経由で現金10万円を下ろしました。

給与の中から合計100万円ほど引き出すつもりだったので、10日間かけて行うつもりでした。しかし、試しに同日に連続で取引を行ったところ、2回目以降も現金の引き出しが可能でした。

どうやら「一度の取引で引き出せる上限は10万円」のようですが、10万円引き出しの取引を一日に何度も行うことができるようで、最終的には一日に70万円ほど下ろすことができました。ICICI Bankのネット上のアカウントから、International Usageの設定を上限の45万ルピーにしてあるので、こちらの影響を受けてるのかな?と思いました。

日本に一次帰国したインド在住の方より追加情報をいただきました!!!(2020年6月25日更新)

インド在住Bさん
日本に一時帰国したため、実際にインドの銀行のカードで日本円の引き出しを試したところ、一日6万円までしか引き出せませんでした。銀行や限度額設定等によって、引き出し金額は変わるのかもしれないので皆さんもご注意ください!

貴重な情報をご提供いただきありがとうございます!

2.日本の口座に直接送金する

海外から日本、日本から海外どちらからでも、必ず必要になるのは銀行口座です。かなりまとまった大金を送らなければならない時には海外送金を使うのがベストです。ただし、インドの銀行からの送金にかかる手数料で約2,000ほどかかります。

また、銀行によって異なりますが、日本の銀行で送金されたお金を引き取るのも4,000ほどかかります。さらには銀行が定めた割高の両替レートで両替されます。そのため、あまりに大金をお送りしたいのでなければ、この方法を使うのは得策ではないでしょう。

3.町の両替所で換金し、持ち帰る

これもこちらに来て初めて、知ったのですが、基本的に両替だけをやっている両替屋さんはありません。どれも、モバイルの修理のお店をしながら、両替も行っているというのがほとんどです。明らかに、モバイル修理のお店なのに、MONEY EXCHANGEと書かれた看板を掲げています。不思議だなと思いつつも、そこに入ってみるとちゃんと両替してくれることに驚かされました。

両替屋さんによってレート、手数料の有無は異なるので、換金前に確認することを忘れないようにしてください。ちなみに私がいつも使っている両替屋さんは1ルピー=約1.92円で両替してくれます。驚くことに逆のレートも同じでした。但し、偽札の確認を怠らないようにご注意下さい。

4.空港で換金し、持ち帰る。

空港にある両替所で日本円に両替して、日本に持って帰るパターンです。空港には必ず両替所があるものの、レートがかなり悪く、両替所によっては手数料がとられる場合があります。したがって、あまりおすすめはできませんが、どうしても時間がない場合には空港で日本円に両替してから、日本に持ち帰るしかありません。

逆に、空港で日本円からインドルピーに両替する場合は必要最低限のお金だけの両替にとどめておくのがベストです。

5.ホテル/ゲストハウスで換金し、持ち帰る

ホテルでの換金はレートはあまりよくないうえ、手数料もとられてしまいます。一方ゲストハウスではホテルよりレートが良く、手数料もかからないところが多くあります。特に、日本人が経営している、もしくは働いているゲストハウスではほとんど正規のレートで換金してくれるところが多いので安心です。

6.タイ、シンガポール、マレーシア等、近隣諸国で両替する

インドルピーは原則国外持ち出しは禁止とされていますが、外国人に関しては空港での通関後も10,000Rsまでであれば持ち出しを認められています。もし、インドルピーを使いきれていない場合には、近隣諸国のタイや、シンガポール、マレーシアなどで日本円に両替することも可能です。

実はタイや、シンガポール、マレーシアにはインドから移民している方が多く、インド人街が存在します。そのためインドルピーを換金できる両替所が存在するのです。例えば、シンガポールならリトルインディア。マレーシアならマスジット・ジャメ界隈。タイであればバックパッカーが多く集まるカオサンロードから3kmほど離れたところにあるパフラット地区にある両替所です。

インドから帰る前にタイ、マレーシア、シンガポールに訪問する予定があるなら、是非この地を訪問して、リアルなインドとの違いを楽しみながら、両替をするのもありですね。

まとめ

基本的にインドでしか換金できないのがインドルピーの特徴です。タイや、シンガポール、マレーシアなど一部両替することができる国があるのですが、日本ではできません。どの県の国際空港でも両替することはできないので注意してください。

日本へ一時帰国する際には、1番最初に挙げた、デビットカードでの引き出しが1番便利でお得なのではないかと思います。あらかじめたくさんの日本の紙幣を持っていく必要もなく、必要に応じて、日本で引き出せばよいからです。必要最低限の分だけ、インドの両替屋で両替しておき、日本では必要に応じて引き出すというのが黄金パターンでしょう。

昨今は円安の影響もあり、資産が以前と比べて円換算で1.5倍にもなったなんていう話も耳にします。インドルピーも安定しているわけではありませんので、小まめにチェックをしてタイミングを見計らうのも一興かと思います。

https://palette-in.jp/20180205_097specialrecruitment/
 
Palette
では、最新求人情報や、インド就職に関するお役立ち情報をメールマガジンで定期配信しています。ご希望の方は、メルマガ申し込みフォームよりお申し込みください。

 

インド就職 海外転職