あるあるとは?
あるあるネタ。皆さんはあるあるで様々なネタを語りあった経験をお持ちではないでしょうか?ですが、あなたはこの言葉の意味を正確に把握していますか?
ここでWikipedia から引用してみましょう。 “あるあるネタ“というワードで、以下のように説明されています。
あるあるネタとは、日常生活などで多くの人が経験しているような身の回りの些細なことを挙げたり、観客の共感を得ることで笑いを誘う演芸などの手法のひとつである。
恐らく、私たちが普段使用しているものには、引用部分の中の前半部分の、“日常生活などで多くの人が経験しているような身の回りの些細なことを挙げたり“、が当てはまるのではないでしょうか?
具体的に、世間でよく「あるあるネタ」で挙げられるトピックとしては、「都道府県あるある」「年齢あるある」「学校あるある」などが、多くの人が一度は話しことがあると思います。「それあるよね~笑」みたいな感じで笑い話になるのではありませんか?
インド人あるあるを一挙ご紹介!
では、実際にどんな「あるあるネタ」があるのか紹介していきます。中には困り果てるようなものもありますので、是非お楽しみ下さい。インドで実際に暮らしているからこそ感じる「インド(人)のあるある」について、少し笑ってしまうような内容も含めながら紹介していきます。
インド人は男性同士でも普通に手を繋ぐ
男性同士で手を繋ぐのは、日本の街角ではほとんど見かけたことがないでしょう。しかし、インドでは男性同士が恋人でなく、普通に友達同士であっても手を繋ぐのです。この光景は、道端でそこまで頻繁に見かけるわけではありませんが、あるのは事実です。インド人と接していても、日本人と比べると結構ベタベタするな、という印象を受けます。慣れていない日本人は少し嫌かも知れませんが、ちょっとした文化の違いで、仲が良いだけですので、温かい眼差しで見守りましょう。
とりあえずインド人ドライバーの運転マナーが悪すぎる
ほぼタクシードライバーです。暇なときにはみんな固まって楽しそうに話しています。
インドの道路に出ると、まず感じるのは交通のマナーが非常に悪いと言うことです。日本では最終手段として危険を喚起するクラクションですが、インドドライバー(リキシャ及び乗用車)にとっては、それは日常茶飯事で使用するアイテムとして活用されています。そのため、道路は常にクラクションの音で溢れています。
また車線無視は当たり前です。ないもの同然です。信号無視も常にではありませんが、よく見かけます。おかげで、インドでは日々渋滞が酷いのが現状です。
さらに、歩行者優先という概念、そんなものは彼らにはありません。そのせいで大きくはないですが、事故も発生しています。歩行者は十分気をつけましょう。さらにさらに、彼らは逆走もへっちゃらです。特に、道が空いている夜中は多いです。交通ルールも何もないですね。こんな中では運転出来ない、と多くの日本人が口を揃えて言います。
あらゆるところで手荷物検査&身体チェックがある
デリーのメトロの改札に入る前の検査の様子です。
私たち日本人が手荷物検査を受ける機会は、ライブ観賞・スポーツ観戦か飛行機搭乗の際くらいではないでしょうか?ですが、インドではメトロや電車を乗車の時も、ショッピングモールの中へ入る時でも必要なのです。手荷物検査だけでなく、手を広げて警備員がセンサーで不審物を所持していないか1人1人チェックします。
筆者は普段メトロを利用して通勤しており、毎朝チェックを受けますが、一度も引っかかったことはありません。警備員自体も、かなり適当に流しているように感じます。警備員がモニターを見ていないこともしばしばあります。さすがインド人といった感じです。
インドはどこに行っても、牛と犬がうじゃうじゃいる
「インド=牛」のイメージが強い方が多いのではないでしょうか?インドで主流のヒンドゥー教では牛は「神聖な神」と考えられています。話は少し逸れてしまいますが、インド人に、「日本で牛は美味しく食べれられているよ。」と伝えると、「正気か?」と言わんばかりの表情でびっくりします。そんな牛様たちは、道を通る車や人なんてお構いなしといった様子で、ゆっくりゆっくりと道路を練り歩いています。
神として崇められている牛に加えて、犬も本当にたくさんいます。犬を見ないで、過ごせる1日はないと言っても過言ではないでしょう。多くの犬は野良犬で、狂犬病を持っている可能性があり、万が一噛まれると大変危険ですので、くれぐれも歩きスマホ等で、犬様たちの邪魔はしないように注意しましょう。
インド人はおふざけや冗談がとにかく大好き
日本人は真面目な印象が強いというのは、外国人と触れ合ったことがある人ならば、一度は感じたことがあるのではないでしょうか?インド人の特徴の一つとしては特に冗談を言ったり、すぐにちょっかいを出し合うことがあります。少し話しているとすぐに冗談を突っ込んできます。そして笑うのです。本当に陽気な人が多い印象です。
レストランや店に行って、顔見知りになると、非常にフレンドリーな感じで話しかけてきてくれます。インド人の良いところでもあり、悪いところでもあるかもしれません。
当然のようにヒンディー語での会話を進めようとする
リキシャなどを利用する際に、「どこどこへ行きたいのだけれど。」と英語で話かけても、ヒンディー語で返してくるインド人はよくいます。電話を通じてでもよく起こる現象です。こちらが英語で話しかけても、「ここはインドだから、お前たちがヒンディー語を話せないのが悪い!」と言わんばかりの勢いで会話を進めようとしてきます。かなり強気で話しかけてきます。こうした姿勢は日本人には見られないようなものだと感じるのではないでしょうか?
インド人にとっては、「スパイスが無い物 = おいしくない食べ物」
インド人はとにかく辛いものが大好きです。とにかく、何を食べるにもスパイスを加えようとします。マサラというスパイスや、塩・コショウを加えて、味が濃くないと美味しいものと見なされません。ですから、日本食べ物のような味のあまり濃くない食べ物はインドにとって、美味しいものとは感じないようです。また、甘いものも大好きで、日本人の感覚では甘すぎると感じてしまうほどです。カロリーが高い食べ物を比較的多く摂取しているからか、街中のインド人にはお腹が大きく出ている人を多く見かけます。どんな料理にしろインド人と料理を作るのは、味付けがかなり大変です。
インド人の得意技。それは、知っているふりをする事
インド人が得意なこと。それは知らなくても知っているふりをする事です。道を尋ねても、「あっちだよ。」と指差した方向は、実は真逆だとしても、彼らは平然としています。ですが、彼等は嘘をつこう、と思って言っているわけではないかもしれません。「知らないけれど多分あっちだと思う。」といったある種の親切心から、結果的には嘘になってしまっているという事も多々あります。目くじらをたてず、温かい心で受け入れられるといいですね。
何回も買い物に行っているような店で商品の値段をこちらは完全に知っているのに、平然とした顔で高値を言ってきます。インド人と人狼ゲームをした際にも、彼らの人狼っぷりはまさに圧巻でした。
仕事場でも「これは大丈夫なのか?」と聞いて、「全然問題なし。」というような回答をしながらも、ふたを開けてみたら、問題しかないような事態もしばしば起こります。そういった意味で、インド人のマネージメントはすごく大変なのです。
地図が読めないインド人ドライバーが多発
世界のタクシー業界に大きな影響を及ぼしているUberというアプリがあります。Uberとは、アメリカ合衆国の企業であるウーバー・テクノロジーズが運営する、自動車配車ウェブサイトおよび配車アプリです。現在は世界70カ国・地域の450都市以上で展開しており、インドでも非常に多くのタクシーをUberで利用することが出来ます。そのUberですが、利用する際、自分の居場所までドライバーが迎えにくるシステムになってます。ドライバーは各自のスマートフォンの地図を使用して、ユーザーの現在地まで行き、ピックアップして、目的地へ向かうのです。
ですが、地図上ではユーザーの居場所は分かっているのに、全然タクシーに乗ることが出来ないのはよくあります。そのため、道に迷っているのか、迎えに来る気がないのかはさておきとし、「地図読めないの?」と疑うようなドライバーもいます。
しかし、歴史的背景から、インドには地図というものが浸透しておらず、それ故に、地図を見るという概念が先進国と比較すると、非常に弱いといった点が挙げられます。このような背景を知っておくと、多少の不便があっても、彼らに対して寛容な心を持てるのではないでしょうか?
インド人、神様が大好き(特にヒンドゥー教)
右がインド人に人気のガネーシャという神様で、左がクリシュナという神様です。
インド人は色々な宗教の信者がいます。ヒンドゥー教をはじめとして、キリスト教、シク教、イスラム教やその他の宗教も数多く存在します。中でも、信者の割合が全体の80%を占めるのが、ヒンドゥー教です。ヒンドゥー教には何百もの神様が存在します。
上の写真のように、タクシーで置かれている場合や、レストラン、リキシャやなどで使われている場合がよくあります。本当によく見かけますので、インドでタクシーなどを利用して見つけた際は、ぜひドライバーに話かけてみると面白いかもしれません。嬉しそうに話をしてくれるかも知れませんね。