コロナ状況下における、6月インド就職市場トレンド。求職者は増、内定者は昨年比同。

インド 就職 コロナ

本記事では、コロナ影響下における6月1日〜30日までのインド就職事情をPaletteを運営するJAC Recruitment Indiaの人材コンサルタントから現場の状況をヒアリングし、まとめています。

インド、コロナ感染者数の状況(6月30日時点)

6月は、インドのロックダウンがついに解除され、Uncontaitment Zoneを除くエリア以外では、下記の禁止事項を覗いて通常の生活が送れるようになりました。

禁止事項
午後9時以降の外出禁止、映画館はオープン不可、65歳以上・10歳以下・妊婦の外出は禁止、メトロを使用した外出は禁止、学校は開校禁止

6月末時点では、感染者総数は約58万人に達しました。内アクティブ数は約22万人、死亡者は約1万7千人となっています。

インド コロナ

感染地域の特徴としては、ムンバイのあるMaharashtra、Tamil Nadu、Palette編集部の隣に位置するDelhi、Karnataka、日系工場が多く位置するGujarat州は感染者総数が突出して高い状況です。

インド コロナ

引用元データ:https://www.covid19india.org/

感染者が増加する一方で、6月13日時点で、インド全土の回復者率(Recovery)は50%を超えそのまま上昇しており、日々の感染増加率も落ち着いている状況です。

Palette編集部のあるハリアナ州は、徐々に街中やマーケットでの人通りが増えていますが、基本ホワイトカラーは在宅勤務や月数回の出勤となっており、ビジネス街は引き続き閑散とした様子です。

マーケットには、買い物客が徐々に増えていますが、以前のような賑わいはありません。
店頭での一人一人の体温チェックと手消毒の対策を徹底しており、感染を防ぐ体制を整えています。一部では、コロナ対策アプリAarogya Setuのアプリの提示を求められています。グローバルブランドでは、入店時に名前と電話番号、検温を記録することがマニュアル化されているブランドも増えてきました。

日系ビジネスマンの動向ですが、現在も月に不定期にでる、インド⇒日本へのJAL便は毎回満席となっており、日本へ帰国するビジネスマンも引き続きいます。
ロックダウンが解除となり、経済が再開したため、日本からインドに戻りたいビジネスマンも一定数いる中で、日本⇒インドへの国際便の目処がたっていない状況ですが、10月のフライトを予約する方や臨時チャーター便などの働きかけもあるようです。

インド就職内定者は前年比同

具体的な数値の動きは下記の通りです(本データは、JAC Recruitment Indiaのみのデータから算出したもので、インド転職市場全体の数値を表していることではないことをご了承ください)。

▼アクティブ求人数推移書類を提出すれば、合否の結果がくる求人案件)


ロックダウン前からロックダウン後、6月末までのアクティブ求人数は5月と同様通常時の20~25%に減少

ただ残りの求人については、消失したわけではなくインド国内のロックダウン、およびコロナの見通しが経つまで一時的に採用活動をストップしているものがほとんどとなる。

こちらも国際線が動き始め、ある程度入国の目処がたてば復活する可能性が大きい。

▼新規獲得求人数推移(新規の求人掲載数)


コロナ前の3月時と比べて新規獲得求人数は18.7%に減少するもの、コロナ禍でも新規求人は出てきている。

6月も新規求人の依頼有。

▼新規登録者数推移(JAC Recruitment Indiaの転職サービスに新規でご登録いただいた方)


インド就業=海外就業を目指す新規登録者は、昨年比増↑

3月:昨年比120%

4月:昨年比207%

5月:昨年比260%

6月:昨年比214%

▼内定受諾者数(JAC Recruitment India経由で内定を決められた求職者様)


6月は昨年比同

3月:昨年比16.6%

4月:昨年比50%

5月:昨年比200%

6月:昨年比100%

 

人材コンサルタントの視点から見たインド就職市場の傾向

  • 在インド企業の採用活動はストップしていないものの、新規獲得求人数や現在も採用活動を積極的に行っている企業数は、ロックダウン前の3月時点と比較すると全体的に下がる傾向にあった
  • 一方でロックダウン中にも関わらず新規の求人も毎月出てきており、コロナの影響に左右されることなく人材の需要はあり、リプレイスや新設部署の求人など採用背景も様々
  • 3月末~5月末までにアクティブな求人で選考を進め、内定、内定受諾してVISA発給処理が再開されるのを日本で待っている求職者様もいる
 

インド就労VISA発行の状況(6月30日時点)

5月時点から状況は変わっていません。

インドのロックダウンは緩和傾向にあるものの続いており、日本ーインド間での国際線がストップしていることも影響し、就労VISA発給が停止しています。

そのため、VISA発給が開始してから現職の退職交渉に入る、またその点も転職先企業にも理解してもらいながら、転職活動を進める必要があります。

また、そういった動きをすることで、万が一内定取り消しとなった場合のトラブルに備えることができます。

JAC Recruitment Indiaより海外就職を目指す皆さまへ

JAC Recruitment India 小牧

JAC Recruitment IndiaのMDを務める小牧より、コロナ影響下における海外就職についてまとめさせていただきました。

 

全体動向

新型コロナウイルスの感染拡大の予防策として3月末に全土封鎖を始め、経済活動が停止となりました。特に製造業界は生産が低下し、サプライチェーンが寸断されるなど大きな打撃を受けました。これをきっかけにリスク分散のためサプライチェーンの見直し、IT分野への投資、素材調達ルートの変更など抜本的これまでの事業を見直し、改善に取り組まれている企業が多くみられました。

インド政府はこれ以上経済への打撃を避けたいことから、5月下旬より製造業界を中心に経済活動の再開にかじを切りましたが、7月7日現在の感染者数は約72万、1日当たりの感染者数は2万人超に急増しており、いまだピークがいつなるか見通しがつかない状況です。

州の規定によって異なりますが、従業員と安全確保のため、日系製造業各社の稼働率に制限があること、再度のロックダウンの可能性など先行きの見通しが不透明であることから各社とも 投資には慎重姿勢です。

採用動向

新型コロナウイルスの影響により今後の見通しがつかないことや外出禁止命令を政府が発令したことで一時は80から90%近くの企業が選考プロセスを保留としました。

比較的新型コロナウイルスの影響を受けにくかったIT業界については、一時的に採用を保留されるケースがありましたが、直ぐに採用を再開された企業が多くありました。一方で採用を保留とした割合の多かった製造業でもリーダークラス以上の採用についてはWEBを活用し最終選考まで進め、最終フェーズで対面での面接を実施する企業も散見されました。

また、日本人の採用についてはVISAの申請を行ったとしても発給時期の見通しが立たないことから入社時期の調整が必要となります。例えば、日本で研修を実施してから新型コロナウイルスの状況を見て、渡印するなど、企業も採用される側もフレキシブルな対応が求められることが求められます。

求職者動向

新型コロナウイルの影響で在宅勤務をされている方が多いせいか、海外での就業を希望される方は昨年と比較しても増加傾向にあります。自身のキャリアを見つめ直し、日本では積むことができない経験を海外に求め、また希少価値の高い人材になりたいとう意志のある候補者が増えてきています。一方で新型コロナウイルスの感染状況がもあり、「今転職をするべきか」、と慎重に構える人材も少なくはありません。

インド人については⻑期間にわたる経済の縮小により、給与カットやリストラが実施されていることもあり、現職の業績を不安視して求職活動を行なう人材も少なくありません。

ただ、より好待遇の条件を求める傾向は変わらず、現職での昇給後の条件と転職先からのオファー条件を比較しながら転職活動を実施する求職者が散見されます。

 

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