インド就職のメリット・デメリット – 渡航前と渡航後で感じたこと –

インド 働く

今回は、安定した日本大手企業から26歳で、インド現地採用へ転職した女性からの寄稿記事第二弾は仕事編。インドに来る前と来た後の仕事におけるギャップや、彼女が感じたメリット・デメリットでまとめていただきました。
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2019年5月に安定した日本大手企業から26歳で、インド現地採用へ転職しました!

第一弾となった生活編「インド生活のメリット・デメリット – 渡航前と渡航後で感じたこと –」に引き続き、本当にインド就職がわたしにとってメリットになるのか?どんなデメリットがあるのか?を仕事編でまとめました。

インド就職のデメリット(渡航前)

渡航前に悩んだ、インド就職をするにあたってのデメリットです。

周りの目が気になる

インドという異世界への転職は馬鹿げていると思われるかもしれない。現職は人員不足で周りも大変、抱えている仕事を人に渡すことがで嫌な顔をされるかも。そもそも、3年で辞めるなんて根性無と思われるかもしれないと思っていました。

結局、目的がはっきりして主張すれば応援してもらえました。それに、人が交代しても回るのが会社、そうではないと倒産する。と、前職の上司に言われました。

給与が下がる

駐在ではなく現地採用、更に未経験なので給与が下がることは明白。ただ、20代では苦労は買ってでもしろと親から言われてきました。給与だけで判断せず、そこで手に入るであろう、自分の経験を買いました。

果たして内定がもらえるのかという不安

転職活動自体初めてで、進め方もわからない上に就活と違ってあまり周りに相談できず。本当にうまく行くかという不安にかられました。 様々なエージェントに関わることで、本当に自分を導いてくれる人を見つけました。(JACです)

不安は、見えないからやってくると思います。ゴールの見えない仕事をするのと同様です。見えるように、疑問を一つずつ潰して行きましょう。

数年後帰国した後の職の心配

数年で日本に帰ると決めているのであれば、やはりその後が気になります。

さらに年齢的にも結婚のタイミングも有、ここについては何とも言えない不安が募りました。

私は、日本に必ず帰ると決めず、3年でこうなりたいという目標設定をして、チャンスがあればそれを掴めるよう準備しようと思っています。現時点、不安はありません。

ビジネス英語への不安

ボランティア、日常会話で学生時代に使っていただけなので、本当にビジネス現場で使えるか不安でした。

渡航前にできる限り、耳慣れするように準備しました。

他業界へ転職する不安

私の場合、IT営業から人材コンサルタントへのキャリアチェンジでした。3年間やってきた業界とは違うため、まずはやっていけるか不安でした。

やりたいことではあったものの、できるかどうかは別問題ですね。ただ、こういうキャリアチェンジするなら、早めがいいのではないでしょうか。

インド就職のデメリット(渡航後)

実際、インド就職してみて感じたデメリットです。

仕事では自主性が無いと、取り残される

大手企業でも小さい所帯の企業が多いのが現状。その分、一人一人のするべきことは広いです。「教育」「研修」が充実している日本の大手企業と比べてしまうと、取り残されます。

自分から動いて、吸収して、トライすることを強く求められていいる気がします。(デメリットではないかもしれません)
ベンチャー的な、会社を一緒に作っていくというマインドの大切さを感じています。

移動距離が極端に長い場所がある

土地の特性上、更にインフラ整備がまだまだのインドは移動時間・渋滞が多々あります。快適な移動というのも難しいので、いかにその時間を有効に使えるかが課題です。

いいスーツ、靴はすぐにダメになる

とにかく埃っぽい、砂っぽさがあるので、スーツ、靴がすぐに汚れてしまいます。割と想定外で対策を考え中です。

インド就職メリット(渡航前)

日本にいるときに、インド就職をしたいという動機はこんなメリットがあると考えていました。

ビジネス現場では英語を使用するため、英語に触れる機会が増える

基本的にビジネス現場は英語なので、お客様が日系企業でも英語を使う機会は往々にしてあります。

最初はヒングリッシュ(英語だが、ヒンディー語の訛りがある)に苦戦しましたが、今では問題ありません。

私は英語のブラッシュアップのために、英語の新聞を取って気になる記事を読むようにしています。

インドは第二言語が英語です、彼らも私たちと同様です。ビジネスシーンでの英語利用経験が無くとも、意外と溶け込みやすい環境です。

大手企業でも日本に比べ所帯が小さいので、裁量権が大きく社内意思疎通もスムーズ

日本で名の知れた企業でも、インド拠点はまだまだ立ち上げという企業様が多いのが現状。

もちろん上司の判断はありますが、日本ほど階層は深くなく、自分の意見を言いやすいのがいいところです。大きなギャップでした

グローバルな環境で、文化の違いも感じながら仕事できる

「グローバルな環境」と言っても、やはり働いてみないとわかりません。社員人数比率を確認して、

異文化の中で仕事をしていけるか自分に挑戦してみましょう。

お腹がすいたから、インドのお菓子をシェアし始めたり、ランチは基本シェアして味見しあうのはこちらならではの光景かと思います。

インド人と一緒に仕事をすることで、優先順位のつけ方の違いや、顧客要望に対する考え方の違いを肌で感じます。

いかに自分が日本人としての価値を出して、尚且つ彼らのやり方も理解した上で互いに仕事を上手く進めていくか、

助け合いが無ければ達成できないことを理解して、仕事を進めるか常に考えます。

「自分自身の価値」を高められる

会社の人数の少ない中で働くことで、自分の強み、弱みが露骨に出ます。

自分自身で考え、行動する力をつけることができると思います。

タフな環境で仕事をこなせるようになる、どこでもやっていける人間になる

環境が厳しいインドで、仕事をすることで生活も含めここでできたならどこでもやっていけるという自信にはなると感じます。

長年インドにいる方は、逆に日本だと静かすぎると感じるそうですが。。

新規開拓のチャンスがある

こちらの営業はいくらでも新規開拓可能のスタイルであるため自分で一から営業できます。

新規開拓営業は前職ではほとんどなかったため、ここは大きな違いでした。

日系企業が毎年70社強増え続けるインド市場は、新規開拓営業の経験を積む宝庫かもしれません。

インド就職のメリット(渡航後)

インド就職を実際にしてみて、やっぱりよかった!予想外よかった!と思えているメリットはこちら。

同じ「営業」という立場から、日本での経験が大いに活かせる

IT企業の法人営業から人材紹介のコンサルタントへキャリアチェンジをしましたが企業側へのアプローチは「営業」という立場になるので共通する部分も多々あります。

事務的な動きも含めて、まったく違うものではないのでいかに、共通部分を気づいて、活用できるかが大切だと実感しています。

日本人が1万人以下のため、個人の印象や評判が先に出ることもあり、会社という看板だけでなく、自分の価値自体が結果につながる環境

よくも悪くも、仕事とプライベートの境があまりないのがインドです。9000人前後であれば、それも起こりえます。

だからこそ自分のアイデンティティ・想いを、仕事の場だけでなくプライベートの場でも伝えることができ、感じることができ、人間関係が構築されていきます。自分の想いを強く持っていれば、見てくれている人はいます。それは仕事だけにとらわれずにチャンスを広げていると感じます。

「彼なら、彼女なら信頼できる」は目の前の仕事だけでなく、今後の人生に影響するたくさんの情報を集めてくれる要素だと思います。

「当たり前」という、固定概念がなくなり、伝えることを意識できる環境

日本人の伝わって当たり前、やって当たり前の基準は通用しないです。温度感も、スピード感も言わなければ伝わりません。「普通」の概念をなくして、働く必要があります。

残業という概念が無い

残業代がでない企業が多いので、それであれば働かないという思考のリセットしました。

わたしの職場も残業代はでないので、基本的に残業はしていません。日本では休日も働いていた時期があったので、最大のカルチャーショックでした。

自炊する時間ができた、余暇が増えたことでプライベートが充実している気がします。ただ、その分限ら得た時間の中でいかに仕事をしていくかという所が今後の課題です。

インド就職 メリット・デメリットまとめ

生活編でもお伝えしましたが、いつ何が起きるかわからないし(結婚、病気、けが、親の病気)、やっぱり今なのかなという気持ち。今と思ったら、やっぱり今ですね。特に女性は。

ライフイベントを考えた時に、機会を逃して後悔したくないしそれを未来の子供に託したくもない。自分の人生なので。わがままできるときに、少し無茶しても可愛がられる20代のうちに。

正直、インドに転職してよかったと、インド渡航3か月時点では実感しています。