【インド都市別情報】人材コンサルタント 福岡洸太郎が行く! ムンバイ出張記 

今回、日系企業・日本人がそこまで多くはない都市ムンバイに、インド人同僚と2人出張に行くことになった。あまり知られていないムンバイ概要をまとめてみた。

2泊3日で10社ほどを訪問しつつ街並みを眺めた。

眠らない町ムンバイでのデートは海岸沿いをドライブ!?

ムンバイは眠らない町

日中は渋滞を除けば穏やかな表情を見せる街並み。

インドを代表するビジネス街だけあってどこか洗練された顔つきでかつ穏やかな人が多い印象。

しかし、どうも夜は様子が異なるとのことで気になり、アポ先の初対面の方にいきなり会食を申込み、夜をご一緒することに。

連れて行っていただいたのはなんともオシャレでブリティシュなパブ。


【出展】https://www.zomato.com/mumbai/british-brewing-company-marol

しかも建物の名前がタイムズスクエアって。。。アメリカかイギリスかどっちだよ。。。

注文はタブレットでというIT大国の経済の中心感を味わいながらおいしそうなビールを注文。

すると何故か店員が私たちの席に来て、「注文は。。。。」と確認しだした。

「いやいやいやいや、タブレットの意味は!!!!!」

と心の中でツッコミつつ、注文内容を確認される。

良く見るとその人の仕事はそれだけ。

席に案内したり飲み物を運んだりするわけでもなくひたすらタブレット端末から送られた注文内容を各テーブルを回って確認するだけ。

これでいくらもらっているんだろうなどど気になりつつ乾杯をし、2時間ほどの時間を過ごした。

ムンバイは外資系企業が多く、ビジネス街ではインド人以外の人も良くみかけたが、パブはインド人のみ。

“やはり”店内には8時半を回ると大音量が響き渡る。このBGMはインド名物。

ボリウッドの聖地でありながらUSソングが良く流れていた。

そのあとは眠らない街を期待してどこかクラブの様なところに行くかと思いきやあっさり解散。

どうも日本のクラブの様なところはインドの人でぎゅうぎゅうらしく、日本人が行ってもあまり楽しめないとのことでお勧めされなかった。むしろ止められた。

そのアドバイスに従い、出張疲れもあり、眠った。

次の日の朝、インド人同僚に昨晩どうだったかと聞かれ、↑の様な答えをしたところ、

「なんでムンバイの夜を楽しまないんだーーー!!!!!!!」と予想通りの反応をもらった。

どうも彼女は夜遅くまでしっかりと楽しんでいたらしい。。。

ムンバイの交通事情


とにかくムンバイはとても渋滞がひどい!!!

それもそのはず、主要ビジネスエリア間を結ぶ道路が一つしかない!!!

グーグルマップで出ている時間×2ぐらいは見ておいた方がいい。。。

このおかげで何度訪問先に「すみません15分、いえ20分ほど遅れます」と伝え謝ったことか。。。

事情を聞くと、メトロが通れば解決するとのこと。ただし今はメトロのための工事をしているので渋滞していると。。。

しかもメトロはいったいいつできるのか誰も検討つかず、インド人に聞いてもムンバイの日本人に聞いても「さぁ」とのこと。

「計画+5年は最低見ておかないと」とのこと。

やれやれ。

おまけ

※私は見ることが叶わなかったがムンバイといえば海、海岸沿いをドライブ!(トップ画像の夜景はなんとムンバイ!)

どうも地元民のデートはそんなハ〇ッコのようなイメージらしい。。。

※レストランはタイ料理、中華料理、イタリアンなどはあるが日本食はない。

Japaneseと書いてあるのでとインド人同僚が連れて行ってくれたNaraというレストランはタイ料理屋だった。

ムンバイのビジネス環境

証券取引所もあり、金融の街と言われるムンバイだが、日系企業は化学や製薬が主に進出している。

また近郊のプネという街では製造業やIT企業の集積が進んでおり、日系以外にもフォルクスワーゲンやベンツ、フィアット、BMWなどが進出している。

空港からビジネスエリアまではとても近く、便利。福岡のような都市だ。

という様なデータや客観情報の提供は私がするまでもなく、JETRO様初め多くの情報を参照いただきたい。

私が見て強く印象に残ったことは下記二点。

ビジネスエリアは超ハイクラス



正直グルガオンに住んでいる私としてはグルガオンの綺麗なビルに圧倒された経験があるが、その様なものははるかに凌ぐビル群。

まるで六本木だった。

そこにいるインド人も背筋が伸びており、自社に誇りを持っているような印象。また北ではあまり見ない欧米系外国人も見かけた。

日本人の英語でのコミュニケーションレベルが高い



正直、デリーNCRの日本人には英語があまり得意ではない人も見かけるが、ムンバイ在住の日本人はそんなことはないとのこと。

インド全土でみても当然、日系企業同士でビジネスを回しているわけではないので英語でのコミュニケーションが当たり前なのだが、その中でも国際都市として、ビジネスの中心としてよりその色が強いとのこと。

発音は、侍アクセント(日本人英語)でもきちんと堂々と伝え、コミュニケーションを取っているビジネスマンの様子を目にした。

ムンバイの裏事情



この様なビジネス都市として発展しているムンバイだが、一方で無数のスラムを見かけた。ムンバイのスラムはアジア最大規模と言われており、現在は都市開発と共にその規模は縮小しているものの、まだまだその足跡が要所要所で見られる。

また、デリーNCRと比較して、在日本人が少ないため、日本人社会は村社会のようだ。

テニスかゴルフか飲み会かという昭和的コミュニティが強く、踊って飲める若者は愛されるらしい。

気合いの入った体育会系日本人に特におすすめしたい都市だ。

 

筆者 人材コンサルタント 福岡洸太郎



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