【海外インターン】大きく成長できるインド。海外インターンシップが全ての始まり。

現在、ジェイエイシーリクルートメントで人材コンサルタントとして活躍するOさん。
その胸に秘めた熱い想いはインドでの海外インターンシップで培ったもの。

今回はそんなOさんになぜ海外インターンシップに参加したのか、なぜたくさんの国の中でインドを選んだのか、その胸中をインタビューしました。

海外インターンシップに挑戦した理由

 

Q: そもそもなぜインターンシップをしようと思ったのですか?

いくつかあるのですが、まず私自身が圧倒的に経験が足りないと感じていたからです。それは、入社してからもする前からもほかの学生と比べた時に何か経験として勝っているものが欲しかったというのが一番のポイントです。また、将来的にグローバル企業に入社して働きたいという想いが強かったことが、海外インターンシップを経験しようと思ったきっかけです。

Q: インターンシップに実際に行ってみる前と後、そこにギャップはありましたか?

ギャップというギャップはありません。もちろん、社会人ってやっぱり違うんだな…は強く感じましたが、新しい発見が多く、社会人とは?をきっちり学べることが出来ました。会社を内側から見れるというのは、学生にとってはまたとないチャンスでしたし、帰国後の就職活動でももちろん有効に働きました。むしろメリットが多く、今挙げた会社を内側から見れることに関して言えば、学生という全く違う世界にいるものが社会を知るには最もいい環境であったことは言うまでもありません。それに、現地では海外で企業の現地法人社長を務める方々に“簡単に”会えるのです。これは海外インターンシップでしか経験できないことの醍醐味だと思います。

インターンシップだからこそ学べたこと

Q: インターンシップを通じて思い出に残っていることや学べたことはありますか?

まず学んだことなのですが、一番は上司であり社長であった方に言われた「社会人は頑張るだけではダメ。頑張って結果を出して初めて認められる」という言葉です。あるようで全くなかった視点でしたし、新卒入社組の同期の中でも未だにそのギャップに苦しんでいる人もいるのが事実です。当然のことなのかもしれませんが、学生時代って結果も大事ですが、プロセスがもっと大事というか、それを評価してもらえることが多かったんです。それが社会に出るとそうはいかなくて、「私こんなに頑張ってるのに何で…」と頭を抱える方も少なくないと思います。私はそれをインターンシップ中に経験でき、壁としてぶつかったおかげで、実際に会社に入ってからは特に苦労はしなかったです。

思い出で言うと、当時予定より二週間早くインターンシップの期間を終えたのです。それは迷惑と分かっていながらも、社長に懇願して許可を頂きました。このインターンシップに関して言えば、大学から返済不要の奨学金も出ておりましたし、働くことを学ぶだけでなく、インドで何か現地のことを自主的に学ぶ経験もしておきたかったのです。そこで、具体的に何をしていたかというと、国内旅行などで思い出作りをとも思っていたのですが、インドで社会起業家や様々な企業を訪問していたのです。毎日アポなしで、さすがに無計画で無謀なことをしていたと思いますが、一週間で実際に六社ほどの企業に訪問し、お話を聴くことが出来ました。「インドはこんなもんだから…」と思っているかと思いきや、それぞれが様々な社会問題に課題意識をきちんと持っており、それをボランティアや援助という形ではなく、ビジネスという形でかかわる人々がWin-Winになるような仕組みを作る姿には本当に感銘を受けました。

インドとの関わり、インドでのインターンシップを決めた理由


Q: なぜインドでインターンシップをしようと思ったのですか?

実は私はパキスタン生まれの父を持ち、いわゆるハーフとして日本に生まれました。それもあって見た目も日本人にはあまり見られません。なぜか海外の、特にアジア人からも声をかけられることが多く…そういう背景があるので、必然的に自分自身がプレゼンスを発揮できるのは、広い意味での“アジア”だと確信していました。そういう想いが予てよりあったので、インターンシッププログラムを探す際にもアジアの国々で探していました。

当然、インドだけでなく東南アジア諸国にある企業も多く出てきたのですが、カンボジアやフィリピンなどの東南アジア圏の新興国もすでに行ったことがあったので、何となくイメージがついていました。そんな中でイメージのつかない、とにかく一番過酷な環境や条件で挑戦したいと思ったので、インドを選びました。

インドという国での新たな発見


Q: インドという国に関して言えばギャップはありましたか?

ありました!ずばり、ギャップだらけだったのかも知れないです。行く前に感じていたインドのイメージといえば、“牛”や“おなか壊す”とかでしたが、実際に行ってみればそういう次元じゃないカオスを見ることが出来ました。(笑) マイナスに聞こえるかも知れませんが、これは決して悪い意味ではなく、人口が多く、国土が広い分、なに一つとっても一言で「インドって○○です」と言える世界ではなかったのです。それと同時に、まだまだインドの情報っていうのは、日本に正しく伝わっていないのだなと行ってから感じたのですが、今はその理由も何となくわかります。

やはりインドって東南アジア諸国以上に多様な国であるが故、カルチャーギャップが日本との間で大きいんですよね。そうすると、驚くことや面白いとネタになるようなこともよく起こったりするものなんです。そして何より、そういったビックリ体験・面白体験が“旅行者(バックパッカー)”から“SNS”を通じて発信されるのです。インスタでもツイッターでも注目を浴びるのは、そういったネタになる話ですよね。あくまで全体の一部を切り取った話でも、それがイメージになるのかもしれないです。

ですので、当然汚い街もあれば洗練された近代都市もあり、高級車に乗ったインド人もいれば路上生活者もいる。ビジネス一つをとっても世界トップクラスの人材もいれば、月並みの人材も云億人…刺激は多かったですし、学びも多かったです。ただ、そういう環境下でしたが、生活自体は全く問題なく出来ていましたし、余暇を旅行や趣味に費やすこともできました。

Q: ずばり、インドの良さって何だったのですか?

伝わらないのが悔しいですが、本当に素晴らしいところが多く、、あえて一つだけ挙げるのであればインド人のすごさ。インドには優秀な人がいるという言葉が認知される一方で、そうではないという声も多いですが、やはり基本的に備わっているものが違うのは事実でした。学歴や個人差問わず、記憶力は抜群で、10ケタの数字を瞬時に覚えたり、言語を習得する能力などは日本人には備わっていないものです。また、交渉力?もその一つです。交渉というと聞こえはいいですが、言葉を巧みに操り人をだます能力は間違いなく世界一です。あれだけガイドブックに騙されるな!と書いていても、騙される日本人は素直に負けを認めなければいけないところだと思います。

世界20数各国行ったことがある中で、働きたいと思ったのはここだけでした。(笑)本当です。

人材業界へのインターンシップに関心をもった理由

Q: なぜ人材業界の企業で試してみようと思ったのですか?

人材を選んだ理由は、ぼんやりとした疑問が心の中にあったからです。なぜか知り合い・先輩にその業界の経験者が多かったのは一つのきっかけなのかも知れませんが、学生にしてみれば働くことすら分からないので、もちろん“転職”ということも何となくは理解できても、その実態が分かりませんでした。そういった背景があって、この業界を中から見てみたい!と純粋に好奇心が湧いたのです。

実はその疑問や好奇心はのちの就職活動にあたっての自己分析にもとても役立ったのです。私自身、大学3年になってからその想いが出てきて、「よし!インターンシップに挑戦しよう!」と思い、面接を受け、実際にスタートする頃にはすでに年末に差し掛かっていました。当然、就職活動そのものもスタートはしていたのです。

そうして自己分析していく中で、「私は新しいものを生み出すことにはあまり強い興味が持てない。それよりも今あるものをどうすればもっと活かせるか?を考え、実現していく方が好きなんだな…」という結論に至ったのです。新しいモノでもソフトウェアでも世の中には必要不可欠でその価値は高いです。しかしながら、例えばこの人材業界のように、今いる人が違う会社に入ることで、もっと輝けるかもしれないその会社ももっと輝くかもしれないと感じましたし、その点で言えばコンサルティング業界なども同じ理解でいました。

インドでの経験が活きた就活

Q: 日本に戻ってからは就職活動が待っていたんですよね?

そうですね、同期よりは実質遅めのスタートでしたので、少しバタバタしながらの就職活動になりました。ただ、先ほど述べたようなインドでの経験があったので、正直面接などでは無敵でした。(笑)先ほどもお伝えしたように、あるものを活かしたいという想いも強かったので、人材業界・コンサルティング業界などを中心に見ていました。実は帰国した時にはすでに外資系企業や多くの採用活動は終了していて少し焦った部分もあったのですが、それでも冷静に判断し動けた、充実した就職活動だったと思います。

Q: なぜ、インターン先だったジェイエイシーに入社することに?

最終的に三社から内定を頂きました。その中で、何といってもイメージが湧き、適切に比較できたことが大きな理由となったかもしれません。また、知人に人材業界者が多いというお話をしましたが、その方々が口をそろえて人材紹介をするのであれば、両面型の担当(企業側・求職者側を一人で一気通貫で担当するスタイル)がその醍醐味を知れ、面白いと言っていました。そうしたこともあって、お世話になることを決めました。

インドでのインターンシップを振り返って


Q: 最後に一言お願いします

学生向けになるかもしれませんが、インターンシップは絶対すべしと声を大にして言いたいです。もっと言えば、海外インターンシップを強くお勧めしたいです。現に、私自身帰国してから周りに強くいっていました。それは何より、自分自身が大きな学びを得て、決してできない経験をしたからであり、それが就職活動をするにあたってや社会に出てから確実に役に立つと感じたからです。

おそらくそれは勇気のいる行動なのかもしれません。ただし、少しでも考えてみたのであれば深く考えずに行ってみることが一番です。生活も慣れない中で、慣れない仕事に叱られることもあり、へこむ日々もあります。それでも、終わった時には見えるものが変わっているはずです。

 

Oさん

1994年生まれ。中央大学文学部卒。2018年新卒で、ジェイエイシーリクルートメント入社。

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