【インド起業】現地採用からインドで起業。人事が良くなれば会社が良くなるを信念に人材×教育で勝負

インド 起業 土井

やってまいりました!「インドで働く人」インタビューシリーズ。

今回は、日本の製薬会社のMRを経て、インド現地採用の人材コンサルタントとしてご活躍され、その後ご自身でHRソリューション会社を起業された土井さんにお話をお伺いしました。

Palette編集部
インドに来る前は何をなさっていたんですか?

大学を卒業後、製薬会社に就職しMRとして6年間働いていました。仕事にも慣れてきた3年目からは色々と勉強を始め、4年目からは小さい頃から考えていた起業という将来の目標に少しでも近づけるように経営学修士課程に入り、勉強をしていました。それからはと言うと、社会全体を俯瞰してみるようになりましたし、改めて自分自身の立ち位置や価値を考えてみると極めて限られているなと感じたのが転職を考えるきっかけでした。

転職してその後ゆくゆくは自分でビジネスをしていきたいと考えた時に、今の自分には
  • グローバルな視点
  • 海外で働くこと、海外のマーケットを知ること
  • 英語を使って仕事をすること
  • 会社の全体像を知ること
が足りないということに気が付きその点を補うべく
  • 海外で
  • 小さい会社
かつ人事に関わることができる
  • 人材業界
という軸に絞って転職活動を行いました。

Palette編集部
インドへ来られた経緯をお聞かせ下さい

特に初めからインドを希望していたというわけではありません。実際、前述の判断軸に沿って転職活動をおこない、ありがたいことに5カ国6企業からのオファーを頂くことが出来ました。そして、ご想像の通り“住むこと”を目的とするのであれば、インドが最も条件としては悪かったように思います。(インドだけ行ったことがなかったので、よく知りませんでしたが。)多くの選択肢が生まれたことでインド以外の国で就業するかも悩みましたが日本とはできるだけ違う環境に身を置きたいと考え、さらには改めて最初に決めた軸に沿って絞り込みを行っていくことで、最終的にインドという国に決断するに至りました。結局起業までの通過点を考えたときに、勝てる市場・戦える市場がそこだったからかもしれません。

Palette編集部
インドで働くことについて教えてください。

インドで働くことのメリットの1つは比較的組織が小さい企業が多いので会社全体を見ることができるという点です。当然これだけであれば日本でも叶う話ですが、良くも悪くも日本人であることで裁量が格段に上がるのが海外法人のセオリーです。当然、その分やらなければならないことも多く大変でしたが、自分が知りたかった他部門の仕事のことについても知ることができ実際に会社の全体像を知ることができたのは最も大きく、かつ今にも活きている収穫物です。もう1つは、とにかく市場が未成熟であることです。市場とは、人でもあり、ビジネスの基礎でもあり、すべてを意味するのですが、この未成熟故の苦労というのは、日本では決して経験できないことであり、システムの中で生きる日本人にとっては苦手分野でもあります。この2点で、柔軟性やビジネス感覚、会社活動の全体像などは鍛えられたなと実感しています。

一方でデメリットを問われると、特に思いつかないですね。日本で働くこともインドで働くことも一長一短で、とは言え日本で仕事するうえでは通常そこまで不安になることはないと思います。日本にいるとある程度スキルが備わった人は大抵挫折することはないと思いますが、インドで働いてみると思い通りにいかないことが多く時には失敗することもあります。自分にとってはその失敗がいい経験になりました。

インド 起業 土井

Palette編集部
インドの生活を通して感じる、渡印前の自分と今の自分との変化はありますか?

かなりの神経質だった私が、全ての事に寛容になりました。トラブルが起きることを前提にずいぶんと先を見据えて動くようになりましたし、時に思い通りにいかないことがあっても自分自身に怒らないよう言い聞かせて気持ちをコントロールできるようになったと思います。特に、チーム・部下と呼ばれる人たちとの仕事においては、コミュニケーションのギャップや不足が大事に至ることもあるので、常に情報が正確にかつ双方向に流れるための姿勢を保つようには最大限努力していた(つもり)です。

あとは完全に自己評価になりますが、ビジネスマンとして見習いだった自分がインドに来てからは飛躍的に成長できたと考えています。実際それが環境によるものなのか、その他の要因があってかは正確にはわかりませんが、多くの経験値や見識・知識が身についたと感じています。

Palette編集部
インドで起業するうえで大変だったことはありますか。

インドで働くのと起業するのでは大変さが全然違いました。あまり大声では言えないですが、行政関連の処理は極めて時間と労力と無駄なお金がかかります。それに対してはかなりのストレスと感じました。ただし、“攻める隙間の見つけやすさ“などで話をすれば、日本でやるよりもはるかにチャンスや可能性は大きいと感じますし、容易とすら感じます。そもそも、起業すると全ての事をゼロから自分で作ることができます。自由にやれて面白い反面、背負うものが多く精神が不安定になる毎日ですし、「体一つ」「24時間」に無駄に不満を持つこともあります。とはいえ、起業するにあたっての情報収集やインド人従業員のマネジメント、日々の資金繰りなど何から何まで大変なばかりですが、自分のやりたいことが実現できるので今人生で一番の充実感を感じています。

Palette編集部
ご自身の今後のビジョンをお聞かせ下さい。

ものすごく曖昧かつ楽観的ですが、今後はヒトを通して会社が、社会が元気になってくれればいいなと思っています。どの時代になっても最も大事なリソースは人であると信じていますし、それが活きる環境を作る手伝いからしていくことが私の今やれることでやるべきことだと考えています。だからこそ、何もインドだけを視野に入れるのではなく、日本含め世界で戦っていくとともに、常に私自身がそして会社自身が変化していかなければならないと肝に銘じています。

やはり日本人である以上、日本に対しての想いは少なからずありますし、何世代先になっても日本が元気であってくれればと思います。ですから、この活動が巡り巡っていつか日本に還元されれば良いなともかすかに願っています。

Palette編集部
今後インドへどのような期待や予想をされますか。

期待と聞かれると、もちろん自身のビジネスの為にもっともっと成長してくれ!と願うばかりです。ただし、インドは今伸びている市場と言われていますが、実態を見れば課題ばかりです。どの国にも当てはまることかもしれませんが、この国のそれは複雑かつ難解です。そのような状態でもテクノロジーや経済そのものだけで見れば成長・発展していくことは確実です。ゆえに、日本では想像もつかないようないびつな格差も生まれ、それが異常なほどに大きくなっていくと思います。だからこそ、このままの状態で成長することはむしろ悪とさえ感じています。

私の経営している事業会社もインド人口13億分の5%未満(=ホワイトカラー層)に対してのみ価値を与えています。だからこそ、残りの95%に少しでも価値を与え、未来の何かになるためにとNGOを設立しました。教育を主目的としたNGOになりますが、主にはこの95%、もっと言えば学ぶ機会すら与えられない子どもや少年少女たちに夢を持ってもらえる活動をしていきたいと考えています。

インド NGO 土井

Palette編集部
インド就職を考えている方に一言。

日本を知るには、やはり海外に出ていろんな価値観に触れて日本を俯瞰して見ることが一番だと思います。残念ながら事実として、海外に行ったことがない人もまだまだ多く、そういう人に限って批判的であったり、視野が狭かったりする。行ってみてよかったと思うも悪かったと思うもその人次第ですが、一度旅行でもいいから海外に出るべきだと思います。

これは社会に出てからも言えることで、終身雇用が崩壊することはもう見えていますがまだまだ転職がネガティブという文化は残っていると思います。とはいえ、日本を知ること同様、会社や社会を知るのであれば転職を一度はしてみて、俯瞰してみることをしなければ、実態はつかめません。

とにかく人生は一度きりですし、楽しまなければ損です。視野を広げ、実行し、変化し続けられる人はそれが出来ると思っています。

インターン生とNGOでのボランティアも募集中です。

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インド 起業 土井

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