【解体新書】JAC Recruitment Indiaの人材コンサルタント<近藤編>

「インドで働く人」シリーズ【解体新書】第2弾は、弊社JAC Recruitment India現地採用として働くコンサルタント近藤祐子(こんどうゆうこ)さんにお話をお伺いしました。
2017年10月にインドに就職してインド歴2年目の近藤さん。インドの魅力に魅了されインドで生活したいという思いから、インド就職を決意。生涯インドで生活することも選択肢の一つだと語る近藤さんの素顔に迫ります。

プロフィール

【略歴】
2008年9月 立命館アジア太平洋大学 アジア太平洋学部を卒業後、東京の先輩の家を拠点に就職活動
2009年3月 アパレル会社にアルバイトとして入社(5年間)好きなものに関わる仕事がしたいと思い、当時好きだったアパレル会社にアルバイトとして入社。2010年に正社員雇用になる Web管理やPR活動にも携わる

2014年月 インターネット広告事業を主とする企業に派遣社員として入社(3年間)
前職でのWeb等の広報活動に携わった経験を活かし転職
業務は、コピーライティングやコンテンツの企画や編集業務・SNSの管理

2017年10月 JAC Recruitment Indiaに入社(現在に至る)

【趣味】
・音楽(バンドのボーカルとして活動中)
・旅行
・読書

インドに「行きたい」が「住みたい」に

Palette編集部
インドに興味を持ったきっかけは何ですか?
音楽が好きな私にとって、私のあこがれる人たちがインドは魅力的だと口をそろえて言っていたことがきっかけだったと思います。大好きなビートルズをはじめ多くの音楽家がインドを訪れており、私にとってインドは憧れの地でした。

インドへの興味がますます高まったのは2016年夏のインド旅行です。当時、世間一般的に言われる「インドは汚い」「インドの治安は良くない」「インド人は危ない」といったようなイメージを私自身も持っていましたが、実際に、自分の目でインドの地を見て、自分のイメージと現実のギャップを目の辺りにしました。
もちろん自分のイメージと近しい部分はあっても、そこに嫌悪感を感じず、むしろ心地よい感覚がありました。旅が終わった後も、また、インドに行きたいと思うようになりました。

Palette編集部
インド就職を決意したきっかけは何ですか?
インド旅行を終えて、日本に帰国した後、インドへの想いは日に日に募りました。その理由は大きく三つります。
1つ目は、以前、アパレル業界に携わっていたこともあり、世界の製造工場とも言われるハンドメイドの製品が身近に溢れるインドはわたしにとって最高の環境だったことです。

2つ目は、インド人の国民性に惹かれたこと。私は自分自身を、人のことを気にするあまり感情を表に出せないタイプだと思っています。その正反対にいるのがインド人の国民性だと感じました。悲しいとき楽しいとき、不満に思うとき、その時々の感情をシンプルに表現する彼らを“人間らしい”と、好感度を持つと同時に、そんな世界に身を置いてみたいと思いました。

3つ目は、多様性です。実際に訪れてみたインドは、予想以上に広かった。「インド人】とは、インド人という言葉だけでは一括りにはできない世界があることを実感しました。北と南では、話す言葉も違えば、それぞれが良しとする価値観、見た目も全く異なります。「インドは世界の縮図」という言葉が、インドを訪問して腑に落ちました。

このインドを知る、理解するには、日本からでは遠すぎる。「ここに住んでもっと深く理解したい」という好奇心がどんどん膨らんでしまったのです。
そして、インドで暮らすことを決意し、それであれば「インドで就職しなきゃ!」と、インド就職を決めたわけです。

Palette編集部
転職時に人材紹介会社で働こうと思った理由はなんですか?
私は働くからには、ヒトのためになる仕事がしたいと考えています。もちろんどんな仕事もヒトのためにはなりますが、ヒトの心に訴えかける仕事を担いたいと思っています。人材紹介のお仕事は、直接ヒトと関わることが多く、転職活動という人生における大きな決断をサポートさせていただくことで、時には深く心に触れることもあります。自分のやりたいこととの親和性が高かったことがJAC Recruitment Indiaの人材コンサルタントを選んだ理由です。

もう一つは、前職での広報活動でのキャリアが、Palette(Webマーケティング等)の運営や管理、年に数回発刊されるJAC人事ジャーナルの作成などに活かせたことも理由です。Paletteは、インド就職者を支援するメディアとして有益な情報が多く、私もインド転職活動時に参考にした情報が多くあります。ヒトのためになるメディアで自分のキャリアが活かせるのは嬉しかったです。

広報活動等はじめ、自分が発信する情報や言葉等に誰かが共感してくれたり、影響を受けてくれたり、そんな自分でありたいし、そんな仕事ができていることがわたしにとってのベストです。

Palette編集部
インドで働くメリット・デメリットはなんだと思いますか?
私にとってはインドにいること、インドに来たこと自体が自分をポジティブにしてくれています。インドの魅力をもっと知りたいという想いが募ってインド就職していますので、ここに身を置いているだけで、もうメリットなんです。

実際に働き出してみて、実感しているメリットもあります。

1つは英語を使って仕事ができること。英語を準公用語としているインドでの、職場での会話は基本英語です。仕事をしながらビジネス英語のスキルを伸ばせることができているのは魅力です。

2つ目は、自己主張ができるようになってきたこと。いい意味でも悪い意味でも、インド人は我が強いと思います。自分の意見をしっかり持っています。仕事で熱く議論することも増え、彼らに劣らないために、自分自身も意見を持ち、発信できるようになりました。

時には、交渉だってします。日本人同士の場合、敢えて自分の意見を言わなかったり、自己主張をあまりしないことが多かったのですが、変わりました。自分の意見を主張する習慣がつきましたし、物怖じしない度胸もついて来ました。インドのみならず、海外で仕事する上でこのスキルは重要です。

3つ目は、インドの多様的な文化に日々触れることで、多様的な価値観を体得できているように感じています。これは、海外で仕事をする上で役立つソフトスキルですね。わたしがインドで楽しく仕事が出来ているのは、このスキルが向上しているからだと思います。
デメリットは感じていません。

ただ、強いていうならばインド訛りの強い英語が身につくことでしょうか。それから、人によっては、文法が間違っている人もいます。英語ネイティブではないので当然といえば当然ですが。しかし、それでも気にもとめないのがインド人です。

そんな自己肯定感の高いインド人に影響されて、多少の英語文法の間違いや発音なんて気にしなくていいんだと逆に思えるようになりました。間違っていても、伝えようとすることが大事なんだと、インド人の皆さんから学びました。
天井が落ちてきてもヘッチャラ!小さな優しさ溢れる国インド

あって当たり前??インド生活ハプニング


インド生活2年目。それなりにハプニングに遭遇していますが、感覚的には「まあ、インドならあるよね」という感じです。
ハプニング

① 自宅の天井が落ちる

シャワールームの天井が徐々に膨らんできているなと思って、アパートのメンテナンスに相談をしたら異常は無いと言われました。その数日後に仕事から帰宅すると、天井が見事に落ちてたんです。故意的に壊したわけでなく、明らかにメンテナンスの問題だったの
に、修理費を払えと言われる始末でした。

② 頑固なオーナー。家の契約がなかなかうまくいかない。

引っ越しのため、新たな家を探していたときの話です。インドの場合、家賃や家具の有無等家の契約の際に大家さんと交渉して進めて行くことがほとんどです。もちろん私もエージェントを使いながら家賃交渉や契約書の内容の修正等をしていたのですが、まさかのほとんど交渉させてもらえず、最低ラインだけ変更して残りは大家さんの提示した内容で承諾しました。

異国の地で家を借りるのはなんとも大変ですね。大家さんにも当たり外れがあるので、たくさん家を見て慎重に決めてください!

③ お金を擦られていた

これは完全に自己責任だと実感しています。というのも、ジャイプールに旅行に行った時にたまたま出会った家族の家に不用意に遊びに行った時点で、リスクがあるかもと予測していたからです。その日にたまたまあったインド人の家に遊びに行って、料理の作り方などを教わっていたら、お金を少し擦られていた。

まあ、想定内のことだったのであまり驚きはしませんでした。自分の物の管理は気をつけてくださいね。はじめて会った人にホイホイついて行くことも、危ないかも知れないので、リスク管理は自分自身ですることをおすすめします!

④ ATMにお金を吸い取られる

インドに就職したばかりの頃、ATMでお金を下ろしたのに、お金が出てこないことがありました。口座を見てもお金は引かれていて、結局お金は帰ってきませんでした。すぐにカード会社に連絡をすればよかったものの、インドにきたばかりで対応の仕方も知らなかったのでそのままに…。通常は、カード会社に電話すれば対処してもらえるので皆さまは諦めないでください!

インドの小さな癒し

クラクションを世界のどの国よりも活用しているんじゃないかと思うくらい、賑やかなインド。賑やかすぎるゆえに、時に騒音疲れする時もあります。日本で仕事をしていても同じだとは思いますが。気が滅入ることがあるのはどの国にいても同じですよね。
そんなインド生活で、私が見つけた小さな癒しは、「スタバの定員さんの率直な素直さ」でした。
忙しくてつかれていたある日、仕事終わりにスターバックスに行った時に「君の笑顔は素敵だね」と言われたことでふと肩の荷が軽くなった気がしました。日本にいたら、なんだこの人?って思ってしまうかもしれません。インド人の方々はいい意味でも悪い意味でも、素直で率直な人が多いと思います。
疲れている時の無防備な心に、インド人の率直な言葉や素直さは、ダイレクトに心に響きます。インド人に疲れさせられる一方で、そんなインド人に和まされている時間もあります。これもまた、インドの魅力かも知れません。

近藤氏からインド就職を目指している方へメッセージ


「一度きりの人生だし、やりたいことをやればいいと思う。自分の人生ですから、楽しんで欲しい!」と話して来れた近藤さん。
「インドに行きたい」という自分の心の声に素直に反応し、「インド就職」という行動を実現した近藤さんは、インド生活を最高に楽しむ30代女子。新たなものに興味を持ち続け、好奇心を忘れない人であれば、いつでもチャンスを掴むことはできる!という希望をいただきました。

近藤さんは、人材コンサルタントという仕事を通して、インドを目指す候補者の方や、インドで働くヒトの心に触れながら、ヒトのために仕事をすることで益々人生の豊かさを増しています。近藤さんの自分とヒトを大切にするマインドが、インドと、そしてインド人とシンクロし、心地良い気持ちにさせてもらえたインタビューでした。