先日「インド就職だからこそできる、週末で行ける観光スポット5選」でもご紹介しましたが、インドには日本人の方にも実際に訪れて体験して楽しいが詰まった場所が沢山あります!国土が広いので、東西南北で違った気候や文化が楽しめ国内旅行だけでもかなり楽しめるスポットが充実しています。
しかし、インドの国内旅行は、どの交通手段を使うのがベストなのかは未知の世界ですよね。
安さを取るか、快適さを取るか。旅行先の距離によっても変わってくると思います。もちろん、安全や衛生を心配されている方もいるかと思います。
今回は、筆者がインドの国内旅行の際に使用した経験のある移動手段である飛行機、鉄道、バスの手配方法についてご紹介させていただきます。
※Palette編集部は、ハリナヤ州グルガオン(デリーの隣に位置する都市)に所在していますので、グルガオンを出発点とした移動方法をご紹介していきます。
飛行機(インド国内)
インドには、国営、民間含め複数の航空会社があります。中でも、Air India(エア・インディア)、JETAIRWAYS(ジェット・エアウェイズ・インディゴ)などがIndiGo(インディゴ)などが人気のエアラインです
航空券の予約方法
航空券の予約は、以前掲載した「お得なインド行き航空券を簡単に見つける方法」をご覧下さい。格安航空サイトや、インドチケット予約サイトなどネットから簡単に予約購入できます。
飛行機乗り方
航空会社によって、チェックイン時間が異なるため、事前に確認しておくことが大切です。 IndiGo : 60分前まで
Air India : 45分前まで
JETAIRWAYS : 45分前まで
Air India : 45分前まで
JETAIRWAYS : 45分前まで
ターミナルも航空会社によって異なりますのでご注意ください!
IndiGo : ターミナル1 or ターミナル2
Air India : ターミナル3
JETAIRWAYS : ターミナル3
Air India : ターミナル3
JETAIRWAYS : ターミナル3
上記は現時点の情報ですので、事前に必ずご自身で航空会社、もしくはチケット情報等でご確認ください!
空港到着後、まずゲートでパスポートとEチケットの提示が必要です。すでにご存知の方もいるかと思いますが、インドの空港は搭乗者のみが空港内に入ることができます。あとは、航空会社のチェックインカウンターでチェックインを済ませ、手荷物検査、出国検査と進んでいきます。
インドで気をつけなければいけないのは、出発ゲートの変更がないか?出発時間の変更がないか?といった突然の変更です!
アナウンスにも耳を傾けることが大切です。日本とは違い、フライトが遅延していたとしても、掲示板に表示されたり、スタッフが乗客を探してくれることもないため、アナウンスが頼りになることがあります。
ちなみに、国防上の理由によりインドでは鉄道駅や地下鉄構内、橋、ダム、空港などはカメラ撮影が禁止です。見つかるとカメラを没収されることや、 最悪の場合、警察沙汰になることもありますのでご注意ください。
鉄道(Indian Rail)
つい先日、ジャイプールへ観光に行った私は、移動手段として鉄道を選びました!安全や衛生を心配されるかたもいるかと思いますが、インドの鉄道は実は快適なんです!どうしても心配!という方は、一等車を予約することをおすすめします。インドの鉄道と聞いて、ぎゅうぎゅう詰めになり屋根にまで乗っているこんなイメージを想起する人もいるかと思いますが、、、
私が使った鉄道は全席指定席で席の種類によっては寝ることもできました。少し、速度は遅い気もしましたが、ジャイプールまで5時間乗っていても疲労感はそこまでありませんでした。
鉄道チケットの購入方法
予約方法1 チケットを当日に駅で購入する
鉄道のチケットは当日に窓口で買うことができます。一人で突発的に行くと決めた場合でも問題なしです!しかし、友人と何人かで行く場合は、近くに座れないとか、席の空きがないと言ったことも起こり得ます。 駅(Gurgaon):Gurgaon railway station
所在地: Old Railway Rd, Laxman Garden, Sector 105, Gurugram, Haryana 122001
Google Map: https://goo.gl/maps/4XWZnAvixpn
所在地: Old Railway Rd, Laxman Garden, Sector 105, Gurugram, Haryana 122001
Google Map: https://goo.gl/maps/4XWZnAvixpn
予約方法2 ネットを使ってチケット予約
インターネットサイトの「Cleartrip」や「IRCTC」に登録して、鉄道の予約をします。クレジットカード、もしくはデビットカードがあればその場で決済ができるので、便利です。Cleartripで予約をしようとすると、必然的にIRCTCの登録を求められます。両方のサイトで会員登録をした後に、予約した方が好ましいです。(年会費無料)
今回は、Cleartripの予約方法を説明します。手順は次の4ステップ!
① 出発地・行き先・日にち・列車の種類・人数を入力
コード | 名前 意訳 | 予約 | A/C | 席 | 設備 |
---|---|---|---|---|---|
1A (AC1) | First Class AC デラックス・エアコン・2段寝台 | 必要 | 有 | 寝台 | 寝台2段。2人または4人部屋。 洗面台、鍵あり。寝具は無料。 |
2A (AC2) | 2 tier AC エアコン2段寝台 | 必要 | 有 | 寝台 | 寝台2段。4人スペースをカーテンで仕切り。 通路逆側は上下2人スペース。個人用ライトあり。寝具は無料。 |
3A (AC3) | 3 tier AC エアコン3段寝台 | 必要 | 有 | 寝台 | 寝台3段。6人スペース。 カーテンの仕切りなし。通路逆側は上下2人スペース。 |
SL | Sleeper Class エアコンなし3段寝台 | 必要 | 無 | 寝台 | 寝台3段。6人スペース。カーテンの仕切りなし。 通路逆側は上下2人スペース。扇風機あり。 |
FC | First Class エアコンなし2段寝台 | 必要 | 無 | 寝台 | AC1のエアコンなしモデル。 |
EC | Executive Chair デラックス・エアコン座席 | 必要 | 有 | 座席 | Shatabdiのみ。席がCCよりデラックス。 |
CC (ACC) | Chair Class エアコン座席 | 必要 | 有 | 座席 | リクライニングシート。日本の特急列車と似ている。 座席は同じ方向を向いている。 2×3。壁にコンセントあり。 |
2S | Bokable 2nd class 座席指定の二等座席 | 必要 | 無 | 座席 | 二等座席に同じ。予約可能。 |
II | Unreserved 2nd class 二等座席 | 不要 | 無 | 座席 | 硬いベンチシート。対面の座席。3×3。扇風機あり。 |
→私は3Aの席を予約しました。
② 時間(列車)を選択する
空席情報をみると「WAITLIST」と「AVAILABLE」とあります。
「WAITLIST」は空席がなく、何人が待っている状況にあるかを表しています。
「AVAILABLE」は何席空席がある状況です。
空席状況と列車出発時間、到着時間を見て決めるのが一番ですね!
③ 乗車者情報の入力(パスポート番号等)
選択した列車、乗車駅、値段を確認したら、乗車者の情報入力をします。
名前・年齢・席の希望位置(窓側・通路側)・食事の有無・国籍・パスポート番号・電話番号 etc.
複数人で乗車する場合、代表者のみでなく全員の情報が必要になります。
④ 支払い方法の入力
クレジットカード、デビットカードはもちろんですが、インドの銀行口座をお持ちの場合は、銀行振込も利用できます。
以上で、完了です。
予約が完了すると、予約完了画面が出ます。予約完了画面のプリントアウトは不要ですが、念のためスクリーンショットしておくと良いと思います。
鉄道の乗車方法
乗車日当日は、Gurgaon railway stationに行き、列車のホーム番号を確認して、ホームで待つのみです。駅構内でのチケットの確認はありませんでした。
電車が来るまでの間、売店でお菓子を買ったり、チャイを飲んだり。
列車は時間通りには来ません。(日本ではないので)
ですが、30分も遅れたりは滅多にしません。
さて、列車が来たら、自分の席を探し座ります。時々、他の人が座っていることがあるので、その時は「私の席ですよ。」と声をかけてあげましょう。
少し走った後車掌さんがチケットの見回りに来ます。
ところが!
インド人の方々はチケットの提示を求められていましたが、
私たちは日本人ということもあってか、名前も聞かれず、顔を見て人数を数えて「OK」と、簡単に終了しました。あまりの雑さとゆるさに、チケットを予約していなくてもバレないのではないか、、、。と少し思ってしまいました。
チケットチェックが済んだら、あとは目的地に着くのを待つだけです。
ただ、インドの場合駅名アナウンスしてくれたりはしない為、停車駅の確認をその都度することが大切だと思います。乗り過ごしたら、戻って来るのも大変なので。
ちなみに!出発駅をデリーに選択して予約してしまった場合でも、グルガオンから乗ることができました。
出発駅から到着駅の間ならどこから乗ることもできるようです。(インド人情報)
バス
インドのバスはとくにかく安いです。鉄道の半額くらいでしょうか。乗り心地は、日本同様快適〜とまでは行きませんが目的地まで帰れるし、降りたい場所で運転手さんにいえばその場で降ろしてくれます。(融通が利きます。)
インドの道は、日本と違い整備されていないところも多々あります。道中バスが揺れたり跳ねたりするのも当たり前です。日本で高速バスの事故が起きるくらいですから、インドで起きないわけもありません。安さを取れば確かにバスですが、安全面を考えると電車・鉄道や飛行機を使う方がベターなのかもしれません。ただ!バスの種類等によっても変わって来ますし、バス予約時に保険加入に自動的になっていることもあります!頻繁にバスが横転していることもありませんので、目的や経済状況に合わせて交通手段を選んでください。
バスチケットの購入方法
ネットで予約する
鉄道同様、ネットからの予約ができますが、インドの銀行口座を持っていないと会員登録ができないサイトもあります。外国人の私たちでも簡単に登録できるサイトをいくつかご紹介します。私はmake my trip (Online Bus Tickets Booking)で予約しました。クレジットカードも可能な種類等(VISA, JCB, American express)があるので自分にあったサイトを選んで使ってください!
予約完了後にオンライン画面でeチケットが発行されます(メールで送信されて来る)。このeチケットがチケットがわりになるので、スクリーンショットしておくか、もしくはメールを保存しておくと良いと思います。
裏技ですが、インド人にお願いするという方法もあります。
バスで仲良くなったインド人によると、ネットで購入すると、少し割高になるのだそうです。安さを追求したいという方! そんな方は、インドに住んでいるインド人の方に手配をお願いしてみるのも1つの方法です。観光客プライスが観光地では見受けられます。インドの事はインド人に聞くのが一番!という事で、近くのインド人にお願いしてみましょう。
バスの乗車方法
私が予約したバスは、ホテルが乗車場所となっていました。しかし、バスは何台もあるためどのバスかなんて見分けがつきません。また、バスの正面に「〇〇行き」なんて書いてあるわけもありません。バスの近くに立っている人、バスの運転手さんにどこ行きかを聞き、eチケットの提示をして、バスに乗車してください。バス乗車場所、下車場所は予約時に選択することができます。下車場所の選択はできるものの、運転手に頼めば好きなところで降ろしてくれます。
デリーメトロ
グルガオンからデリーまでをつなぐメトロ。空港へ向かう際や、近場の観光地に行くのに利用できます。グルガオンからデリーまで行くのに50ルピー(100円弱)という安さです。タクシーを使うよりも安く、そして早くつくことができます。
メトロ乗車券の購入方法
トークン、もしくはトラベルカード(Suicaのようなチャージ型カード)を駅で購入する。トラベルカードを購入したいときやチャージしたい時は、ガラス張りの駅員さんの元へ行きましょう。トークンの購入とトラベルカードのチャージは改札直前の機械でも購入可能できます。機械によっては、お札が何度も戻ってきますが3、4回粘り強く頑張ると機械が反応します。ラッシュ時は混雑しますのでトラベルカードを常にチャージしておくことをおすすめします。
メトロの乗車方法
トークンもしくはトラベルカードを入手したら、荷物検査を受け、改札を通ります。あとは電車を待つのみです。デリーメトロは、日本の電車とほとんど変わりません。強いていうなら切符の代わりがトークンと言ったところでしょうか。
女性専用車両や、女性優先席・高齢者等の優先席もあります。そして、日本のように席を譲ることも見受けられました。通勤、退勤時はラッシュがある。本当に日本の電車とかわりがありません。一部のシートの頭上にはコンセントもついていて、携帯の充電等も自由にできます。もしかすると、日本より機能的便利さは高いののではないでしょうか。
ただ、車内では飲食・喫煙はもちろん、ガムを噛むことも禁止されているとのことでした。気をつけてくださいね!
それから、海外では、居眠りは禁物です。手荷物や財布を盗まれないよう気をつけてください!
まとめ
今回はインドの国内旅行を格安で行くための方法として、飛行機、鉄道、バスの予約の仕方をご紹介しました。目的地の場所・距離等によって交通手段を選択すると良いと思います。安さを追求することも大切ですが、安全面も考慮してください。交通手段は、飛行機、鉄道、バスのみならず、車のチャーターをして日帰り旅行もしたりできます。インド人の友人等にアドバイスをもらいながら、計画を立てるとコスパ良く、最高な旅行になるかもしれません!
Paletteでは、最新のインド求人情報を、最新ブログやセミナー情報を、月に数回メルマガ形式でお送りしています!