知られざるインドの魅力!マンゴーシーズン到来!!

首都であるデリー近郊を含む北インドエリアでは4月~6月あたりに、マンゴーが収穫ピークを迎えます。この時期は40℃越えの毎日となり、灼熱地獄。一方で、暑さだけでない楽しみがインドにはあります。

そうです!それがインドマンゴーなのです。インドで生活している、インドに来る機会がある方は、この時期に是非ともインドマンゴーに挑戦してみてください!

※本ブログは、2017年8月の記事を2023年3月に更新しています。

インドのマンゴーとは!?


日本では、インド産のマンゴーにはあまり馴染みはないのではないでしょうか。日本国内では、沖縄や宮崎のマンゴーが超高級品として名を馳せていますし、ブランド品『太陽のタマゴ』ともなると一つ数千円を超えるものもあります。その他、スーパーなどで流通しているものとしては、メキシコ産、台湾産、タイ産などがほとんどです。

しかし、実はマンゴーの生産量No.1はインド。その年間収穫量は、おおよそ1,900万トンにも上り、世界の4~5割をインド産マンゴーが占めています。これは、収穫量2位の中国の約4倍にも上ります

マンゴー インド ランキング

出典 | https://www.worldatlas.com/articles/the-top-mango-producing-countries-in-the-world.html

日本における超高級マンゴーは一つ1000円、2000円、3000円とする中で、大量消費されるインドではKg売りが主流で、3~5個で100円~400円ほどです。中には日本のアップルマンゴーよりも甘みや酸味のバランスのとれたものとも巡り合えます。

 

国をあげてインドマンゴーの輸出増を促進!

世界一位の生産量を誇るインドのマンゴーは、近隣国への輸出も積極的に行われています。Statistaの調査によれば、その多くはUAEやそのほかの西アジア諸国へ出荷されています。地理的な問題から、ほとんどはフレッシュな状態で輸送できるエリアで消費されています。

インド マンゴー 輸出

出典 | Statista : 2022年インドマンゴー輸出国別輸出量

 

輸出量をさらに増やすため、インド政府は商務省の下部組織APEDAとともに、マンゴーの輸出促進を図っています。

APEDAのウェブサイトによると、ほぼすべてのマンゴー栽培地域に輸出用マンゴーの栽培エリアが設立され、地域ごとに異なる品種を栽培し、生産の最大化がなされています。

さらに、インド北部マリハバードとサハランプールには、収穫後に加工品として付加価値をつけるポストハーベスト管理センターが設けられました。品質基準の改善にも積極的で、アルフォンソとケサールのマンゴー農家は、世界標準の要件についてトレーニングを受けています。

輸出国の拡大も着々と行われており、2021年には、2.5トンのGI認証マンゴーを初めて韓国に出荷しました。

国をあげてマンゴーの輸出に力を入れているインド。日本でもインドマンゴーを美味しく安く食べられる日は近いかもしれません!

 

美味しいマンゴーの見分け方と食べ方?


インドは、マンゴーが生まれた土地であるとも言われており、4000年以上前から生産されていたようです。恐るべしインドの歴史ですね。

マンゴーが苦手という方の多くは、かゆみが出るという理由を挙げています。マンゴーはウルシ科マンゴー属に分類され、漆に類似した物質が含まれているため、軽度な場合は口内や口唇のかゆみやひどい場合はかぶれや湿疹を起こすこともあります。

とは言え、好きな人にとってはたまらない。おいしいマンゴーの見分け方は、⑴皮にハリ・ツヤがある(ブヨブヨのものはダメ)⑵黒い斑点のないもの ⑶香りの強いもの と言われています。熟れていない状態で購入し、自宅で数日追熟させ、少し柔らかくなってきてから冷蔵庫で冷やして食べることをおすすめします。

500種を超える品種の頂点に君臨するインドマンゴー『アルフォンソ!』


一口にマンゴーと言っても、今では世界で500種以上が存在し、今もなお品種改良が重ねられ新たな品種が生まれているとも言われています。元をたどれば概ねは、アーウィン種、カラパオ種、キーツ種、ケイト種などに大別されます。日本で最も認知されているアップルマンゴーはアーウィン種に当たります。これは、経済界でも有名な佐々木正氏が品種改良した後に出来上がった比較的新種のマンゴーです。

インド国内だけでも100種類近く見つけることが出来、スーパーや町の八百屋、個人の売り子でさえ豊富な種類を揃えています。そのまま果物として食べることもあれば、ジャムにしたり、ピクルスにしたり、ソースにしたり、もちろんカレーに入れたりと使い道も多岐にわたります。

数ある品種の中でも最高峰と言われているのが、アルフォンソという品種です。マンゴー大国インドでは、1㎏あたり400円ほど(1つあたりおよそ100~200円)で購入できます。このアルフォンソ、手に取っただけで香りが立つような品種で、実際に食べてみてもその甘みは宮崎産といい勝負でしょう。


 

利きマンゴーに挑戦!果たして味に差はあるのか?


 

シーズン到来だからこそ!種類が豊富にあるからこそ!食べ比べしてみたいですよね。本当にアルフォンソが最高峰なのか、そもそも日本のマンゴーと比べてどう違うのかなど見てみるため、実際に食べ比べてみました。

今回エントリーしたのは、下記の3種類!
  • アルフォンソ  インドマンゴーの王様
  • トタプリ      ペリカンマンゴーとして有名
  • パイリ     安くてどこでも手に入る
結果は驚くことに…余裕の大正解!恐るべしアルフォンソとでも言いましょうか、味や香りで目を隠しても分かるレベル!(は言い過ぎかもしれませんが…)日本で食すマンゴーに極めて味が近く、かつ上品である故かもしれません。一方、トタプリやパイリは風味が少し異なり、甘みは控えめで酸味がやや強いものやえぐみが強いものもありました。

 

インドのマンゴーはどこで購入できる?

このシーズンは、デリーNCRの至るマーケットでマンゴーを購入することも可能ですが、一部のお店を下記にご紹介させていただきます。

食の安全に気をつけている方へ無農薬マンゴーならHASORA INDIA

インドの畑で農薬や化学肥料を全く使用していない超安心!安全!美味しいマンゴーです。



▼購入希望の方はHASORAさんへお問合せください
 

ローカルマーケットで、安く!フレッシュなマンゴーを食べたい方にはMANDIがおすすめ

HASORAのあるVyapar Kendra内にはMANDIというローカルの八百屋があります。地元の方に人気のお店のため、商品の回転率が高く、安くフレッシュなお野菜やフルーツを手に入れることができます。HASORAさんを訪問したついでに訪ねてもよいかもしれません。

外国人御用達グロッサリーショップでマンゴー

デリーやグルガオンエリアにあるModernbazaar(モダンバザール)でもマンゴーが手に入ります。外国人が多く利用するここであれば、美味しいマンゴーに出会えるでしょう!オンラインでのオーダーも可能です。

モダンバザール

Online Grocery Store | Online Grocery Store In Delhi, Gurgaon – Modernbazaar.online

 

まとめ

インドのマンゴーについて、いかがでしたか?筆者もインドマンゴーの王様に出会うのは初めてでしたが、本当においしいの一言に尽きました。まだまだシーズン真っ只中です。雨期になるまでに、是非ともインドマンゴ―を食べてみてください!また、インドマンゴー食べ比べができる今の時期にインド旅行を企画されてはいかがでしょうか?

 

インド就職 海外転職