インドの治安・生活に関するアンケート調査【2019年】

インド 治安

2019年最新版!Palette恒例となる、インドの生活・治安に関するアンケート調査結果を公開致します!対象者は、 インドで働く現地採用者、男女19名です。

実際に、インドの生活事情はどうだったのか?現地採用の給与で貯蓄は可能なのか?実際の治安は問題ないのか?などなど気になる質問が盛りだくさんです。

本ブログでは、生活編と治安編の2部構成で調査結果をご報告します。

インドの生活は本当に過酷なのか?【生活編】

インドと聞くと、まだまだ生活環境が整っていない、食生活が充実していない、衛生面があまり…といったイメージを持たれている日本人の方も多いのが現状ではないでしょうか。実際に、インドで働く現地採用者はどのように感じているのでしょうか?

Palette編集部
インドにきて、生活で困ったことを教えてください。

いまだインドで生活することへのネガティブな意見は多くあります。住むエリアや勤務する会社の福利厚生(車や保険)によって、個々の差が大きく出るところです。アンケート結果の回答を、衛生面・医療・生活・食事・インフラに分けてご紹介していきます。

衛生面

・冬の大気汚染
・トイレの水が汚い

生活面

・家具の修理の日程調整がうまく行かず、担当者と会うために3回もリスケした
・夏場にエアコンが壊れ、修理に時間がかかったこと。緊急性をあまり認識してもらえない
・日本製品があまり売られてない
・英語ができない店員がいるところでの買い物

食事

・辛い物が苦手なので、食事面で日々困る
・油が多い
・野菜不足
・インド料理に飽きる
・日本食のクオリティが日本と比べるとどうしても下がる
・地域によるが日本食材がほぼ手に入らないとこです
・簡単に手に入る食事で口に合うものが少ない
・屋台の衛生状態の悪そうな安いご飯

インフラ

・停電
・断水
・シャワーのお湯が出ない
・毎日の通勤面
・交通インフラが整っていないため、Uberに頼るしかなく、ラッシュ時はなかなか捕まらない
・ 常に道が混んでいて事故の危険性も高い
・窓が隙間だらけ

医療面

・大気汚染大気汚染で咳が止まらなかった
・入院となると医療費が高い

その他

・全ての手続きに時間がかかる
・初期は家を借りたりお金がかかるが給与を頂くまでの間のお金の下面をしなければならない
・銀行口座の開設に時間を要し、給与の受け取りが遅れた

インドは貧富の差が激しい格差社会です。生活水準は、生活面や食事面、医療面に支払える金額によって大きく変動します。インド就職の際に、日本に限りなく近い環境を求める方は、福利厚生の充実した会社を選ぶことも一つのポイントです。

生活や食事面に関しては、徐々に慣れることができる方やマインドセットが上手な方はポジティブに捉え、インドライフを楽しんでいる現地採用者の方もたくさんいますので、さほど悲観的にとらえないこともインド生活を楽しむポイントです。

次に、インド生活でポジティブな面を質問してみました。

思っていたより格段に住みやすいインド

Palette編集部
インドに来て、生活面でよかったと思えることを教えてください。
全体的に「思っていたより格段に住みやすい」といった回答結果でした。近年、インドは急速な近代化を遂げており、交通インフラや住居などを含む「生活のしやすさ」においては、日々改善されています。

その他の回答は下記の通りでした。
・高級なホテルでの食事などのたまの贅沢も出来る
・物価が安い
・インド国内は魅力的な観光スポットも多いく、週末に気軽に旅行出来たり
・キッチンが広い、部屋が広いので開放感がある
・キャッシュレス生活できないことはない。
・飛行機以外の移動費が安い
・英語力も身につきました
・日本はモノに溢れていて満ち足りていると知れること
・不便さや無駄な中に満足や幸せがあると知れること
・デリバリーサービスが充実している
・薬や生活コスト(タクシー代、電話料金または水道光熱費など)が安い
・歴史を学ぶ機会が増えた
・ローカル、日本人問わずみんな明るい
・予想外の事が起きて面白い
・外国人という達場を利用して、インドの上流階級や知識層からたくさん学べるチャンスがゴロゴロ転がっている

高い経済成長とともに年々、高騰している人件費ですが、日本に比べればまだまだ安いインド。そのため、生活にかかるお金は暮らし方によってかなりセーブすることができます。ただし、贅沢な生活をしようとすると日本より高くつくこともあり、品質の良い洋服や家具、輸入品はかなりのお値段がします。

一方で!グローバル展開しているチェーンの五つ星ホテルなどは、そもそもの価格設定が低いため、日本よりは気軽に滞在したり、お茶を楽しむことができます。

その他に、日常生活における精神的な面では「同じ価値観の友人ができ、仕事環境もとても良く日本より充実した生活を送れてます」「インド人は優しい人が多いのでストレス無く過ごせる」といった回答もありました。

次に、日本と比較して平均的に低水準の現地採用の給与ですが、生活は乗り切れるのでしょうか?
貯蓄額やライフスタイルに関する質問です。
月々の貯蓄額を教えて下さい。

Palette編集部
月々の貯金額を教えてください。

インド 貯蓄
最も多かった回答が、5万ルピー以上(7.5万円以上)。次に、3〜5万未満ルピー(約4.5万円〜7.5万円未満)を貯蓄しているという回答結果でした。

インド就職の現地採用者の平均所得は14万ルピー(約21万円)です。手取りにすると、おおよそ約11万ルピー(約17万円)。

手取りで考えると給与の約40%を貯蓄に回せていることになります。月5万ルピー貯金すると年間で75万円ルピー(約90万円)、3年勤務をして270万円できることになりますので、まずまずでしょうか。

それでは、次にインド生活で最も気になる治安についてのアンケート結果です。

インドは本当に治安が悪いのか?【治安編】

インドの治安の悪さは世界でもなにかと話題にあがります。日本でもインドの治安についてはネガティブな情報が多く報じられており、そこに偏ってインドのイメージを受け止めている人が大多数です。

ここでは、実際にインドで働く現地採用の方が、実際に危険な目にあっているのかについて、率直に質問をぶつけてみました。

Palette編集部
インドで、実際に危険な目にあったことはありますか?

10%が「YES」という回答でした。

インド 治安

Palette編集部
その時の具体的な状況を教えてください

・交通事故
・Uber

怖い思いをされている方もいるようですね。
交通面では残念ながら、危険が多いのが現実です。歩行者の死亡率も高いのがインドのインドの特徴です。できる限りタクシーや会社の社用車、メトロなどを利用してリスクを最小限に抑えていく努力が必要です。一方で、今年は交通法の大幅な改定があり、今後は交通事情が改善していくことも予測されます。例えば、信号無視・無免許運転・飲酒運転・ヘルメット未装着者への罰金が5倍~10倍に上がりました。

これであまり機能していないという警察も、少しづつ交通違反を取り締まる風景が増えてきているようにも感じます。

次に、女性の現地採用対象者に絞り、安全対策についてお伺いしてみました。

Palette編集部
危険に巻き込まれないように気を付けていることを教えてください。
・夜間の外出は控える
・特に夕方以降は近所でも、Uberを利用する
・基本的に一人で外を歩かない
・マーケットでも人通りの少ない道は通らない
・身の回りを意識して歩く
・危険なエリアにはいかない
・場をわきまえた格好をする(ホテルなど限られたエリア以外足を出す格好をしない等)
・目つきがぎらついている人の近くに行かない。
・タクシーや駅、店の客引きは基本的に断る(必ず騙される)
・身元が不明な人には合わない、常に情報収集をする

Palette編集部のあるハリアナ州は、他州に比べて農村部では男女差別が未だ根付いていると聞きます。デリー州の隣に位置しているものの、ここ10数年で今のような大都市に開発されたこともあり、まだまだ農村部の伝統的な考えを持つ一部の人々も住んでいるためです。

そういった方にしてみると、女性が露出をしていたり、愛想を良く笑顔で挨拶をするといった行動を勘違いし、自分に好意を持っている、誘っていると一方的に解釈する場合があります。こういった土地柄や背景を理解しておくと危険の可能性を最小限におさえることができるでしょう。

しかし、日本人が勤務するようなエリアにある企業は比較的インターナショナルな感覚を持った方が多いです。日本も同様ですが、一部のインド人は伝統的な考えを持っているので、相手に合わせてコミュニケーションを選択していくと危険なことに遭遇する確率も減っていくでしょう。
また、インド南部にいくと、土地柄でフレンドリーなインド人が多いです。穏やかでしゃべり方も印象も、北部とはがらっと変わります。インドは、その広さ故に、地域や州によって異なる文化を持っています。インド文化の多様性を理解することで、ミスコミュニケーション防ぐことが可能です。

インドで働く人アンケート調査第二弾!まとめ

インド生活は日本のようには行きません。インドだけでなく、日本ほど便利で快適で安心な国はそうそうありません。
海外生活を、どうポジティブに捉え、楽しむかもインドで生活することの醍醐味でもあります。
インド人の友人や同僚を増やしていく過程で、インド生活をポジティブな面が見えてきます。また、日本で見聞きする情報にとらわれず、実際にこの地を訪れてみることで大きくそのイメージが変わる人もいます。

日本は世界でも有数な安全な国。まずはそういった前提を取り払い、インドという多様的な文化や宗教を積極的に理解し、自分の力でどうやって快適な生活に変えていくかを考えていける人は、今後、多国籍企業で活躍できる素養を持っているといえるでしょう。

もっと突っ込んだ質問がしたい方は、いつでもPalette編集部、またはJAC Recruitment Indiaのスタッフがご相談にのります。下記よりお気軽にご相談ください。

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