【インド英語】独特のヒングリッシュフレーズ13選


「インド英語」「ヒングリッシュ」と聞いて、みなさんどんな印象をもつでしょうか。「訛りが強そう。」「聞き取れなさそう。」などのマイナスイメージが多いのではないでしょうか?インドに行ってみたいけど英語は通じるのかな、インド人と話せるのかなという不安がある人は、これから紹介するインド英語のくせや、英米の英語にはない表現を知って、インドでの生活に役立ててください。

インド人ってどれくらい英語が話せるの?


(参照:インド マクロ経済概況 – 財務省 2013)

まず最初に気になるのが、英語が話せるインド人ってどれだけいるの?ということではないでしょうか。インドでは「第二の公用語」とされる英語ですが、実際にはどれだけの人が英語を話せるのでしょう。2005年に実施されたインド人間開発調査(IHDS-2005)によると、インド人の人口のうち、「英語が流ちょうに話せる」または「少し話せる」と回答したのは全体の20%(図1参照)。以外にも80%の人が「英語が話せない」と回答しています。
(図1)

しかし、もしビジネスでインドに来るのなら、周囲のインド人はほとんどが英語を話せるでしょう。ですが、インドは貧富の差が激しく、まだ貧しい人たちがたくさんいます。
(図2)
この調査結果によると、インドの上位中間層以上の人は全体の13.2%。「英語が話せる」と回答した人の割合が、インドの富裕層・上位中間層の割合を上回っています。豊かな家庭に育ったほうが、教育レベルも高く英語を話せる人の割合が高いとすると、ほとんどの富裕層・上位中間層のインド人が英語を話せる、と考えられます。そのため、仕事を通して知り合うインド人ビジネスマンは、ほぼ全員が英語を話せる、と言えます。実際に、私のオフィスにいるインド人スタッフも全員が英語を話すことができます。

さらに、観光地で働くインド人の方は接客をするために、英語だけでなく日本語や他の言語を学んでいたりします。かなりのローカル地方に行かない限り、英語が伝わらないということはないでしょう。実際にインドでマーケットにいっても、ほとんどの店員さんと英語でコミュニケーションがとれます。英語も公用語のため、標識や飲食店のメニューなどにも英語表記があります。英語がわかれば、言葉がわからず途方に暮れることはまずありません。

ただし、人によってはインド訛りが強い人も多く、インド英語特有の言い回しなども存在するため、インド人とのやりとりに困惑する場面は少なからずあります。以下では、その苦労を解消するのに役立つ知識として、インド英語の発音と表現の特徴を紹介していきます!

インド人の発音

訛りが強いといわれるインド英語。ヒンディー語等の母語の発音のくせが強く残っていることに加えて、インド人はとても早口。英語を話せるインド人と会話をしていても、聞き取りにくいと感じることもたびたびあります。では、インド英語の発音にはどんな特徴があるのでしょうか。インド英語の発音のくせを知ることが、インド人とスムーズに会話する第一歩です!

1 r を「ル」と発音する
インド人は、r の音を「ル」のように発音します。そのため、例えば、parkは「パルク」と聞こえます。fourは「フォール」、airは「エァル」のように聞こえます。rの音は会話の中でよく出てくるので、rが連発するとかなり聞きづらくなってきます。

2 thをタ行で発音する
私たち日本人にとってthの発音は難しいと言われます。インド人にとっても同様なのか、インド人はthをタ行で発音する傾向があります。Thank youが「タンキュウ」、thereが「デール」のように発音されたりします。

3 綴りのまま発音する
インド人は、綴り通りの発音をすることが多いのも特徴のひとつ。例えば、Wednesdayは「ウェドネスデイ」、cycleも「サイクル」のように発音したりします。聞いているうちに何を示しているかわかりますが、初めは一般的な英語発音との違いに混乱するかもしれません。

4 イントネーションの違い
単語の発音の違いに加えて、インド人の英語を聞き取りにくくしているのがイントネーションの違い。英米英語とインド英語では、どこを強く読むかに大きな違いが出てきます。一般的にヒンディー語は抑揚があまりないといわれますが、確かに英語に比べると単調に聞こえます。ヒンディー語の訛りが強いインド人の話す英語は、聞き流す程度に聞いているとヒンディー語に聞こえるほど。インド英語のイントネーションには、慣れるまで聞くことが必要です。

以上、インド英語特有の発音についてまとめました。発音が違う上にイントネーションも違って、さらに早口とくるので、初めは戸惑う場面も多いと思います。私も、何度聞き直しても理解できずにインド人をイライラさせてしまうことが未だにあります(笑)困ったときはスペルを聞いたり、ゆっくり話すよう頼んでみてください。

独特なヒングリッシュフレーズ

発音も癖があるのに、インド英語に特有の表現まであるの?とインド英語に混乱する方もいるかもしれません。
しかしインド英語に特有といっても、難しい表現ではないんです。実はインド英語の独特の言い回しは、なんとなく意味を想像できるものばかり。「ちょっと変わった言い回しをすることがあるんだ…」とあらかじめ知っておけば、インド人とコミュニケーションをとるときに役立ちそうですね!インド英語には、英米では使われない独特のフレーズがあります。ここでは10つのフレーズを紹介しますが、どれもインド人のあいだではよく使われるものばかりのようです。

1   What is your good name?
これを聞いたら、まずほとんどの人が「goodって何が?」と思うでしょう。しかしこのgoodには意味はありません。ただ、‘What is your name?’ とあなたの名前を聞いているだけです。なぜgoodをつけるかというと、ヒンディー語で名前を尋ねるときに使われる単語Shubhにgoodの意味が含まれおり、インド人がそのまま英訳して使っているためだそうです。

2  I have a doubt.
何を疑っているの?!と思わず聞きたくなってしまう言い回しですね。これは単に、I have a question の意味で、何か質問があるときに普通に使われます。I have a doubt. と言われて、疑われている?と思わなくても大丈夫です。

3  Passing out of college
一般的に使われる pass out の意味は「気絶する」。しかしここでの意味は、graduation。大学卒業を意味するようです。

  1. First-class
    「ファーストクラス」といって私たちが想像するのは、飛行機の高級感ある、最も良いシートではないでしょうか。インドでは、インド人が良いと思ったものは全て first-class。「ここのナンは美味しい!ファーストクラス!」となってしまうわけです。
  2. Do one thing.
    この表現も、インド英語では異なる意味があります。「Do one thing, 今日の晩御飯はカレーにして!」のように使用され、彼らが自分の言ったことを聞いてほしいときに使う表現だそうです。
  3. Out of station
    一般的な英語の意味から考えれば、「駅の外」と解釈するのがふつうですよね。しかしインド英語では、out of townという意味なんだとか。そのため、I’m out of station は休暇中や外出中という意味になります。
  4. prepone
    postponeという単語を知っている方は多いはず。意味は「延期する」です。それに対して、preponeの意味は「予定を前倒しする」。「予定を前倒しする」って英語でなんて言うんだろう、と考えて「後の」の意味を持つ接頭辞 post- を、「前の」の意味を持つ pre- に替えればいい!と、勝手に英単語を作ってしまったようです。
  5. Mother promise. / father promise. / God promise.
    この3つの表現は主に若者のあいだで使われます。I swear と似たような意味で「~だと誓う」というときに使うそうです。
参照サイト(http://www.indiatimes.com/culture/who-we-are/english-phrases-used-only-by-indians-which-the-world-knows-nothing-about-229329.html?fb_ref=Default

独特なヒングリッシュワード

インド英語では、英米の英語とは異なる単語の使い方をすることがあります。この使い方を知らないと、話が通じなかったり思わぬ誤解を生む可能性もあるので、ぜひ頭の中にいれておきたい知識です。

1hotel

「ホテル」と聞けば、宿泊施設だと考えるのが普通ですが、インドでは「レストラン」や「食堂」の意味もあります。

2shoppe
これは、単にshopのこと。古い英語ではこのように綴られていたようですが、インドでは未だにその綴りが使われることもあるようです。

3specs

スペックと聞いたら、パソコンの「スペック」のように使われる、性能のことかな?と思ってしまいますが、インドでは眼鏡を指します
堅い英語表現で、眼鏡を“spectacles” と言うのが由来のようです。glassesより一般的に使われているんだとか。

4capsicum

ピーマンのことです。Green Pepperというのがよく知られていると思いますが、インドでは一般的に “capsicum” と呼ばれています。

5parcel

「小包」という意味の英単語ですが、インドでは「お持ち帰り」の意味。飲食店で食べ物を注文して、「お持ち帰りで」と言いたいとき、ふつうはto goやtake awayを使いますよね。私もインドのサブウェイで注文を終えた後に、’Percel?’「パルセル?」と聞かれて初めは意味がわからず、’To go.’と言っていました。しかしインドではparcel!ぜひ使ってみてください。

以上、インド英語特有のフレーズと単語の使い方を紹介しました。インド人は自分たちの便利なように英語をカスタマイズ?してインド流で使っているようです。ただ、インド特有といっても英語なので、なんとなく想像できる場合が多いです。インド人は少し違った表現をすること知っていれば、混乱することも少なく生活することができると思います。

実際にインド人と話してみて・・・

これまで、インド人の英語の発音や、独特なインド英語表現をまとめてきましたが、私が実際にインドに来て、インド英語にふれて感じるのは、ズバリ「あまり心配する必要はない!」ということです。冒頭で述べたように、インド人の英語話者は人口の2割程度。英語話者の英語レベルも訛りの強さも、その人の教育レベル等によって全然違って、流暢な英語を話す人もいれば、ヒンディー語かと思うような英語を話す人もいます。

確かに、訛りの強いインド人が早口で話すと、何を言っているかわからないときもあるのは事実。こちらが理解できないでいても、「自分は間違っていない」、「お前は英語がわからないの?」、とでも言わんばかりにあきれ顔で同じことを繰り返してくるインド人もいます。しかしそれでも、大抵は相手が何を言っているかなんとなくわかるし、自分が言いたいこともなんとか伝わります。インド人も日本人も、英語は第二言語。訛りがあって当然だし、お互いに理解できないことがあっても仕方ありません。

何よりも、聞こう!伝えよう!、とする姿勢が一番大切で、それがあれば苦労はしても、インド人とコミュニケーションをとることができます。日本人が文法的に間違った文章を話したって、日本語訛りがあったって、ほとんどのインド人はわかってくれるし、こちらが理解できないときはゆっくり繰り返してくれるインド人もたくさんいます。インドに来たら、ネイティブのような英語を話す必要はないので、最低限の英語力と、なんとかコミュニケーションをとろう!という気持ちをもって、インド人に負けないように、強気でインド人と話してみてください!!

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