皆さんこんにちは!
JAC recruitment India の岩永と申します。
突然ですが、コリビングスペースというものをご存知でしょうか?
日本ではまだ馴染みがなく、聞いたことがある人も少ないかと思います。
実はインドでは、最近このコリビングスペースが急激に増加しているんです。
今回はインドで今流行しているコリビングスペースを
実際に私が住んでいる場所を踏まえつつ
ご紹介させていただきたいと思います!
そもそもコーリビングスペースとは?
コリビングスペース(Co-living space)とは大人数で一つのスペースに住み、互いに奨励しあいながら働ける空間のことを指します。
最近ではWe workなどでお馴染みのコワーキングスペースにシェアハウスを
かけ合わせた空間をイメージしていただければ、わかりやすいかと思います。
日本ではあまり知られていないコリビングスペースですが、インドでは
都市部人口増加や土地の高騰化などの理由を背景に今、大注目されています。
現地の不動産サービス会社JLL Indiaによると、
今後15年間でインドの都市部人口はなんと1億5千万人増加すると予想されています。
(日本の国民全員が一部の都市に引っ越すと考えるとすごい数ですよね。。)
インドの都市部では2LDKのような家族向けの物件が多く新卒や大学生は
学生寮やシェアするのが一般的です。しかし、人口増加やそれに伴う家賃上昇によって
近年インドでは単身者向け住居の不足が問題視されています。
そこで、注目されているのがCo-livingという概念。
都市部に比較的安い値段で住むことができ、若い世代の生活スタイルにマッチする
コリビングスペースの需要が高まっているわけです。
企業もその需要にこたえるように続々とサービスを展開し始めています。
ソフトバンクが支援していることでも知られ、創業6年で世界2位の規模になった
印ユニコーンスタートアップのOYOは2018年にco-livingサービスの展開を発表しています。
また、Co-workingスペース最大手であるWe workも
コリビングスペース「We-live」を今年中にインドで展開すると見られています。
コリビングスペースってどんなところ?
1.炊事洗濯掃除すべてやってくれる。
コリビングスペースでは炊事洗濯掃除がすべてサービスに含まれています。御飯は平日朝晩、土日は三食ついておりビュッフェ形式で、毎食三種類程度用意されています。
基本的に毎日ハウスキーピングの方が部屋の掃除をしてくれ、
洗濯も頼めば乾燥から畳むところまでやってもらえます。
まさに単身者の天国。自分の時間が増えるので、生活していて非常に楽です。
2.共用スペースその他設備が充実している。
こちらが共用スペースにあるジム。
基本的にいつでもOPENしており、好きな時間に使うことができます。
奥にはスタジオもあり、定期的にヨガやズンバのクラスも開かれています。
シネマルーム兼カラオケスペース。
プロジェクターの他にスピーカーやアンプがついており、
映画やクリケットの試合を見たり、みんなでカラオケができます。
共用のリビングスペース。備え付けのテレビでAmazon Prime とNetflixを
見ることができます。
この他にもPS4やビリヤード台がある娯楽スペースや軽食が売っているキオスクがあり、
わざわざ外に出なくてもこの建物で衣食住娯楽が完結しています。
3. セキュリティ管理が割としっかりしている。
24時間のセキュリティ管理に加え、エントランスには顔認証システムが導入されており、外部からの侵入は一切できないようになっています。
また入居者以外はたとえ友人や家族であっても入居者からアプリを経由した招待がないと
建物に入れないようになっています。
4. 友達ができやすい
なんといっても友達ができやすい。これに限ります。コリビングスペースのターゲット年齢層は20代から30代前半なので、同世代の方が多く
唯一の日本人ということもあり積極的に声をかけてくれます。
最近の休日にはもっぱらフラットメイトと一緒に映画を見に行ったり、飲みにいったりしています。
共に過ごす中でよりインドに対する理解が深まり、本当にここを選んでよかったと感じる日々です。
気になる家賃ですが、、なんとこみこみで25000INRとなっています。
日本円に換算すると4万円弱です。(2019年10月現在)
セキュリティやサービスの面を考えるとお得なのではないでしょうか。
インドのコリビングスペースで気になる点
いいことづくめのコーリビングスペース。しいて気になる点をあげるとするならば
・出てくる食事がカレー味ばかりで飽きる。
・インド人向けの御飯になるので出てくるのは基本的にベジタリアン料理のみ。
お肉が非常に恋しくなる時がある。
・共用スペースで誰かが窓を開けたまま放置した結果
たまに鳩がリビングでくつろいでいることがある。
が挙げられます。また言わずもがなですが一人部屋はあるものの人と会う機会はやはり多いので、
家では誰とも関わりたくないという方は向いてないと思います。
しかし、キッチンで自分で料理することはできますので
人と関わるのが好きで鳩が苦手じゃないよ!という方はインドに来た際は
是非コリビングスペースも視野に入れてみてはいかがでしょうか?
まとめ
インドで今きているコリビングスペース、思っていた以上に最先端だと感じた方も少なくないのではないでしょうか。
インドが台頭する日も
そう遠くないのでは?
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