皆さんこんにちは。パレット編集部です。
突然ですが、皆さんが海外で生活する際に不安に感じることは何でしょうか。
食含め文化の違い、言語の違い、気候、治安など様々あると思います。
何でも食べられる!
言葉も問題なし!
気候・治安についても理解した!
さあ海外に行こう!となってひとつ大きな不安が残りませんか?
住むところは…そうです、家探し・引越しです。
家というのは皆さんも重々ご存知でしょうが、家は生活においてかな~り重要な要素の1つになると思います。
家は外の騒々しさを忘れてリラックスでき、日々の疲れも癒してくれるような場所であって欲しいですよね。
そのためにも家選びは妥協したくない!なんて人も多いのではないでしょうか。
そこで今回はインドの家探しの注意点をご紹介できればと思います。
※こちら2017年8月に発信された記事の一部情報を2019年7月に更新したものです。
インドも日本も基本的な家探しの流れは同じ

日本で家を探す時、皆さんは何を使って調べますか?
ほとんどの人がネットを使ってある程度の情報は集めるのではないでしょうか。
そこで気になる物件があれば、実際にその物件を所有している不動産会社に連絡して、
家を見せてもらい、もし気に入ったら契約という基本的な流れはインドも日本も変わりません。
その過程で、不動産会社の選択は家探しにおいてかなり重要ですよね。
インドにも日本語で対応してくれる日本人向けの不動産会社はあります。
そのメリット、デメリットに加えてローカルの不動産会社についてもご紹介します。
日本人向け不動産会社
海外での家探しではコミュニケーションは基本的に英語になることに加え、不動産関係の専門用語などもあるため、現地の不動産会社と連絡をとる際に苦労する人は多いです。もちろんインドも例外ではありません。
また、外国人だからという理由で通常金額より高い値段で紹介されたり、依頼したことをやってくれないなど様々なトラブルはよく聞きます。
このようなトラブルを避けるためにも、日本人向け不動産会社を利用する人も多いです。
◎メリット
・日本人または日本語が話せるインド人スタッフが対応してくれるので契約までの流れがスムーズ
・日本人のニーズを理解しているため、日本人が生活しやすいような物件を紹介してくれる
・何かトラブルが起きたとき相談できる
◎デメリット
・現地の不動産業者に比べて取り扱い物件数が少なく、また高価格帯の物件が多い。
【日本人向けオススメ不動産会社】
PYRAMID RELO PVT.LTD.(ピラミッドリロ)
Paletteのインタビューにもご協力いただいた吉居さんが代表をされている会社です。
弊社は株式会社リログループ連結インド子会社とし、以下サービスをご提供しております。
① デリー、グルガオン、マネサール地域及びその他インド全域での住居の仲介業務
② 同地域でのオフィス、工場の仲介業務
③ サービスアパートメントの運営
インド経験豊富な日本人スタッフと現地不動産会社の連携により、お客様に最適な物件をご提案します。
STARTS INDIA PRIVATE LIMITED(スターツ)
インドでは老舗日本人向け不動産会社。日本語スタッフが充実していることはさることながら、流暢な日本語を話せるインド人スタッフが、インド人オーナーとヒンディ語で交渉してくれるスムーズさが◎。
スターツインディアはニューデリーで初の日系不動産業者として、日系企業様のオフィスや工場の仲介や日本人駐在員様の住居探しのお手伝いを中心に、日本スタイルのサービスの提供に努めております。
お客様の不安感を取り除きつつ、安心・安全なお取引をめざし日々精進しております。
日本語で対応しておりますので、お気軽にお声掛けください。
インド人経営の不動産会社
インド人が経営する現地の不動産会社は、日本人向けの会社よりも取扱い物件の数が豊富なことが多く、特に日本人向け不動産会社では取り扱いが少ない、低~中価格帯ランクの物件をお探しの方にお勧めです。
◎メリット
・日本人向け不動産と比べ、取扱い物件数が多い
・取扱う物件の価格帯も幅広い、好条件の物件を安く借りることができる
・日本人向け不動産会社よりも仲介手数料が安い場合がある
◎デメリット
・コミュニケーションが全て英語になる場合が多い
・日本人向け不動産業者に比べ対応が遅いなどサービスクオリティが低いことが多い
【日本人向けオススメ不動産紹介会社】
Kuruma Travels
不動産のみではなく、VISA、FRROサポート、インド旅行先の紹介、飛行機やホテルの予約代行、車・ドライバー手配など海外からの赴任者の入国から出国までサポートしています。
不動産案件は、サービスアパートメントをメインに不動産物件を仲介しています。日本人ヘルプデスクの方がいるので、コミュニケーションの問題はありません。顧客も9割が日本人を占めており、インド人が経営するエージェンシーとしては信頼度が高いでしょう。
Expat Orbit
こちらも不動産のみではなく、引っ越しサポート、各種スクール紹介、VISA、FRROサポート、インド旅行先の紹介など海外からの赴任者の入国から出国までサポートしています。日本語対応は不可です。
こちらは、Palette編集員(現地採用)が一度使用しています。レスの速度、待ち合わせ時間や紹介される部屋のクオリティ、人としての対応など、問題ないサービスでした。サービスフィーは家賃1か月分です。家賃はインド人同士ということもあり、日本人だからと高く設定されてはいません。
一方で不動産以外のサービスはまだまだという感じで引っ越しサービスは格安ですが、とにかく作業が遅く、梱包が雑でしたので、使用される際には、大切なものはご自身で運ばれることをオススメし、管理を徹底するよう事前に押念するとよいでしょう。
【インド系オススメ不動産検索サイト】
Housing.com(ハウジングドットコム)
Commonfloor(コモンフロアー)
基本的にインド人スタッフとのやりとりとなるので、言語の問題・文化の差によって何かしらのトラブルが発生する可能性は高いです。
もちろん現地の会社でも信頼できるところはたくさんあると思いますが、信頼できる会社に出会えるまでに時間はかかるかも知れません。
さて、どちらの不動産会社を使うか決まりましたか?
それぞれのメリット、デメリットを理解して使い分けることが必要になりそうですね。
そうしたら次は肝心の家選びです。
インドで家を探す際の注意点について

家探しのポイントは人それぞれあると思います。
その中でも今回は、前回ポストしたブログ記事「インド生活・不動産のプロに聞く家探しのポイント!」に加えて、
実際に住んでみて感じたインドにおける家探しにおける注意点をピックアップしてみました。
インドで家を探す際のご参考になればと思います。
家賃
すみません、これは日本でも家を決める大きな基準になりますね。笑インドでも当然、住む都市やその都市内での地区、部屋の種類や設備により、家賃は大幅に異なります。
近年インドの不動産価格は高騰傾向にあり毎年10%程度ずつ家賃の値上げすることがあるのが日本との大きな違いで、
契約前に確認しておくことが必要です。
そのため、1年住んで引っ越すという方もいます。
また、日本ではあまりできるイメージはないですが、インドでは家賃交渉できることが多いです!
半額ぐらいから交渉してみるのもいいかもしれません。
立地面
これも家を決める上で重要なのは当然ですが、インドと日本では重要度が少し違います。インドの天候や気温、交通の不便さを考えると、近くに食材や生活必需品を購入できる場所があるというのは日本以上に大切だと思います。
インドでは突然嵐みたいになることが多々あります。それだけならまだいいのですが、場所によっては軽い洪水状態になることも。
そんな中長い距離歩きたくないですよね。
タクシーを使う選択肢もありますが、少なからず捕まえるのに時間と労力がかかります。
日本だとスーパーは近くになくてもコンビニならあることがよくありますが、インドはコンビニがまだまだ少ないので、
近くにその代わりとなる必要最低限の生活用品が手に入るお店があることは、家選びのとても重要な要素になります。
最近はデリバリーサービスが充実し始め、アイスなど日本では考えられないような物をデリバリーしてくれますが、
ちょっとした買い物が家の近くで出来るに越したことはないと思います。
また、河川・用水路の近くは日本だと大雨の際、洪水などの自然災害の危険性を考えますが、インドでは蚊や異臭の発生の元になることがあります。
近くに河川・用水路などが無いほうが無難でしょう。
間取り
インドと日本では間取りの表記が少し違います。日本では物件の間取りを1R(ルーム)、1LDK(リビング・ダイニング・キッチン)と表しますが、インドでは物件の間取りを1BHK(ベッドルーム・ホール・キッチン)と表します。ホールとは日本のリビングやダイニングに相当します。
インドでは家族で住むことが多く、一人暮らしは少ないため、2BHK以上の物件が比較的多いです。
一人暮らしを考えている場合でも、1BHKと2BHKの価格差があまりないので、両方一緒に探すことをおすすめします。
また、ルームシェアをすると、一人当たりの価格はかなり安くなり、初期費用もシェアできるので、Facebookグループ等でルームメイトを募集してみても良いかもしれません。
階層
マンションタイプの家についてですが、インドの階の数え方は英国式のため、日本で言うところの1階がGround Floorで2階が1st Floor(以降足し上げ)、最上階はトップフロアといいます。
インドにおいて高層階は夏暑いので注意です。
あと、時間の長短はありますが、停電もしばしば、、、もちろんエレベーターも止まります。朝急いでいる時に停電したら大変ですね。
かと言って、低層階だとセキュリティ面の不安や虫が入ってくることがあるので個人的には中層階がオススメです。
部屋
日本で家を探す際に、日当たり、部屋の広さ、キッチンの設備、トイレ、シャワールーム、風通しなど確認しますよね。インドはそれに加えて、窓や扉の立て付けもしっかり確認しておいて欲しいポイントです。
一見きれいでしっかりしている窓でもよく見ると隙間があったりすることも…
砂埃が日本に比べて多いため、隙間があるとすぐに部屋の中がほこりっぽくなり、掃除回数が増えるだけでなく、体感温度も高くなります。
以上が家を決める際に気をつけて欲しいポイントになります。
当たり前のことからインドならではのことまで色々ありました、家選び際に参考にしていただければ幸いです。
さて、無事家も決まりました、残すは荷物を運ぶだけ!
実は、日本から荷物を運ぶのは簡単なんです!
インドへの引っ越しには、どの業者を選ぶとよい?

(参照:日本通運引越し対象国)
上記にあげた、大手引越し業者は海外転勤や海外移住の方への引っ越しのノウハウが非常に高く、現地までの大切な家財も安心して依頼できます。(100%ではありませんが)
例えば、日通には単身・留学用の荷物が少ない人用のプランから、家族の引越しのような荷物が多い人向けの荷物量を選べるオーダーメイドプランもあります。
引越し先ですぐに使うものは航空便で、家財などの大きいものは船便でというように荷物を分けて輸送してくれます。
また、大きい家財に関しては日通のスタッフさんが梱包してくれます。
さらには、現地での設置まで行なってくれるので、安心して大きい家財も持っていけますね。
まとめ
筆者は、特に内見〜契約までのコミュニケーションに苦戦しました。契約日の日程がなかなか決まらない、言ったことをちゃんとやってくれない、向こうからの物件紹介がないなど様々なトラブルもおきますが、様々な困難を乗り越えて決めた家ですので、愛着が湧いています。居心地もよく、お気に入りの住まいを見つけることができています!日本の不動産業者さんように、一度言ったら理解してくれる、全てを汲み取ってくれるという期待は持たないことがポイントです。また、確認事項は繰り返し何度も伝えることがインドの家探しでは大切だと実感しています。今回あげた注意点に加え、たくさんの物件を見て自分なりの基準を作って頂けたらベストです。色んな物件を見ていく中で、ここだ!と思える物件に出会えます
また、それも含めてインドの良さと思えればインド生活がより楽しくなること間違いなしです!
何事にも何かと手間がかかるインドですが、許すとこ、はっきり言うとこを使い分けてインド生活に少しでも早く馴染んでもらえればと思います。くれぐれも早め早めの準備を心がけてくださいね。
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