インドホワイトカラー人材紹介市場の動向【2021 年 4月~6 月】

1 月より回復傾向にあった求人数は、3 月に入り新型コロナウイルス第 2 波の影響により停滞

JAC Recruitment India 小牧

JAC Recruitment インド法人社長 小牧 一雄

インドでは年初から 3 月までの間、新型コロナウイルス第一波の新規感染者数の改善がみられたことから、個人 消費も回復傾向にありました。しかし、4 月に入り新規感染者が拡大し続け、5 月には 1 日あたりの新型コロナ ウイルス新規感染者数が初めて 40 万人を超え、病床や治療用の酸素が足りない医療システムの崩壊に直面 しました。2020 年後半から特に製造業の回復が顕著で、経済回復の牽引役となりつつあった矢先の第二波の 感染拡大による閉鎖措置が実施され、首都や日本人が多く住むグルガオンでも生活必需品の買い出しといっ た限られた目的以外の外出が禁じられ、再び経済に大きなダメージを与えました。

企業の採用動向

インドでは 1 月以降製造業で生産が回復傾向にあり、コロナ発生前に近い状況まで採用活動が戻りつつありま した。しかし、3 月以降の第二波の影響により再び経済活動がストップし、医療崩壊に直面したことからインドで 就業する 8 割近い日本人が一時帰国したもあり、多くの採用活動が保留となりました。 一方で、採用を検討していたポジションは製造プロセスの改善、購買、人事、経理といった職種が多く、各企業 は組織強化のための採用活動を予定していました。日系企業で就業する日本人の方々の一時帰国の影響も あり採用プロセスのスピードが遅くなったものの、多くの企業でオンラインで選考を進め、新型コロナウイルスが落ち 着いたタイミングで対面での面接が実施する準備をするなど、コロナ渦でも選考を進めていました。

求職者の動向

2021 年 1 月以降、求人件数の増加に伴い積極的にインド就職を検討される候補者が増加傾向にあったもの の、4 月以降の新規感染者拡大に伴い、インドでの就業を保留する候補者が多く見られました。一方で英語を 使える環境や経済成長の著しい環境を望み、インドでの就業を目指す候補者は比較的目的が明確です。 ウェブセミナーなどに参加し、海外就業に関する情報収集を行いながら、積極的にオンラインで面接を受ける候 補者も存在し、選考プロセスの回数を増やし時間をかけて候補者を選考するなど、新型コロナウイルスの感染 状況と候補者の選考状況を踏まえ柔軟に選考プロセスを変えることが企業に求められています。

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