【インド志望者必見!】これがインド大都市の特徴まとめ!

今回の記事はインドの有名で中心になって支えている都市を4都市ピックアップします。これを読んだ方々が、インドの都市の特徴を知り「この都市でも働いてみたい。」と感じ、その方の選択肢が増え、インドに対して抱いている悪いイメージが、良いイメージに変わることで、インド就職に対してポジティブな印象を持っていただければといいなと思っています。以下の4都市の特徴を見ていきます。

多様性の国、それがインド。

多様性。インドという国を一言で表す言葉として、最も適切な言葉でしょう。しかし、インドが一体、どういった点で多様性に富んでいるのか、ご存知でしょうか?例えば、公用語が数多くある、様々な人種が混在している、文化は地域によって全く異なる。これらはインドに関して、何かしら「多様性」というキーワードで聞いたことがあるのではないでしょうか?

インドは日本の約9倍もの広さの国土を持っています。したがって、北部と南部間ではその特徴が異なるのはもちろんのこと、都市によっても気候、言語、文化などの点で大きな違いがあります。また、マーケット、主要産業、ビジネスニーズも異なりますので、進出している企業間にも特徴の差異が見受けられるのです。実際に「インド」にいながら、ひとつの都市にいるだけでは「インド」は体感できない、とも言えるのではないでしょうか?

各都市によって全く働く環境が違う?

実際に働いてみた人・訪れたことがある人が感じる各都市ごとのギャップは、恐らく皆さんが想像している以上に大きな差があるでしょう。でもその違いは色々な側面から見ることができると思います。これからその違いを詳しく見ていきます。

商業/工業/政治の中心地・南アジアを代表する世界都市のデリー

デリーの気候は乾季と雨季がはっきりしています。3月末から6月頃までは40℃を超えますが、日本の夏と違い湿度が低く不快感はそこまで高くありません。その後2ヶ月程度の雨季を経て、11月末からは少しずつ気温が下がり冬を迎えます。平均最低気温は東京よりも少し暖かい5℃程度ですが、時季によっては0℃近くになることも。「インド=年中暑い国」と思っている方もいるかもしれませんが、インド北部の実際の気候は異なります。

首都のデリーを始め、急速に発展を遂げた近郊都市のグルガオン(ハリヤナ州)も併せると、デリー・グルガオン近郊の日系企業進出数は900以上 、日本人の数も6000人に上り、インド全体で日本人が最多のエリアです。それを活かした、日本人のサークルやコミュニティーもたくさんありますので、参加してみると新たな繋がりができたり、面白い発見があるかもしれません。是非こちらの日本人サークルの記事を参考にして下さい。

これらのエリアはNCR(National Capital Region)と呼ばれ、経済圏としては最も繁栄している場所と言えます。特にグルガオンは日本人も多く住むため、日本食レストラン、日本人向けサービス等も広く普及しており、暮らす事に関しては非常に利便性が高いのが特徴です。

日系企業の進出状況について、都市中心部では、家電・機械などメーカーの販売会社や商社、日本人向けのサービスを提供する会社(物流、不動産、医療サービス、人材など)が多数進出、オフィスを構えています。

また、製造拠点に関しては、デリー・グルガオン近郊の工業地帯マネサールニムラナ(ラジャスタン州)、ノイダ(ウッタル・プラデシュ州)などに展開しています。グルガオンには、インド自動車市場にて40%以上のシェアを誇り、圧倒的な地位を築いているスズキをはじめ、ホンダ、旭ガラスなど、マネサールにはスズキなど、ニムラナにはダイキンユニ・チャームなど、ノイダにはホンダ、ヤマハなどの工場があります。

商業・娯楽の中心 & インド最大の都市ムンバイ

デリーと並ぶインド最大の都市。それがムンバイ(マハラシュトラ州)です。人口は1000万人を超え、商業・金融の中心地としての役割を担っています。イギリス領時代は東インド会社のインド経営の拠点(旧ボンベイ)でした。特に金融業が盛んな都市として有名です。

雨季と乾季は明瞭に分かれているものの、一年中を通して平均気温は30℃付近と、かなり暑い時期が長くなっています。

生活面での違いも見受けられます。デリーではタクシーやリキシャを使う際は、値段交渉が必要ですが、ムンバイではいつでもメーターを使ってくれるのです。これは我々外国人からすると、面倒な値段交渉を省くことができるため、かなりありがたいことです。もちろん、それでもぼったくろうとするドライバーもいるので注意は必要です。

ムンバイの物価を語るにおいて、代表的なものが家賃です。ムンバイは世界有数の家賃が高い都市として有名であり、特にムンバイ南部地域はニューヨークマンハッタンなみに家賃が高騰している都市です。その他物価については、他都市と大きな差異はありませんが、貧富の差が非常に激しい地域でもあるため、ピンからキリまでで生活水準に大きな差を作っています。

ムンバイに進出している日系企業は、販社や商社、金融、海運といったサービス部門が中心で、製造拠点は内陸部の近郊都市プネなどに展開しています。プネには、インド地場大手、外資系自動車メーカーが製造拠点を構えており、日系企業では荏原製作所、シャープ、ケーヒン、矢崎総業などの拠点があります。

また、インドは映画でも有名な国です。ムンバイは、その中心の都市として、娯楽産業も重要な産業の一つとなっています。ほとんどの国内主要テレビ局や衛星ネット局、出版社はムンバイに本社を置いています。インド映画業界のうち、国内最大のヒンディー語娯楽映画産業の中心地でもあり、ハリウッドをもじって「ボリウッド」として現在世界的に知られています。映画好きな人には、おすすめな都市かもしれません。

「インドのシリコンバレー」避暑地としても有名なバンガロール

マイソール高原の上に位置し、標高は920mの場所にあるバンガロール(カルナータカ州)。高原地帯にあるため、年中通して25℃前後の過ごしやすい気候が特徴的です。日本人には嬉しいことに、インドで連想するような猛暑は、ここバンガロールでは感じることは少なく「インドの庭園都市(ガーデンシティー)」とも呼ばれています。

そこで、バンガロールで就業する方の多くが口を揃えて言うことがあります。それは、とても過ごしやすいということです。実は、バンガロールはインド国内の避暑地として有名です。人によっては、「ここはインドじゃない!」と言う方もいるくらいです。それぐらい、バンガロールは住みやすく、良い意味でインド特有の雰囲気が薄いのが特徴です。

さらに、食事の面でも他の地域とは違い、ヒンドゥー教ではタブーとされている牛肉が比較的簡単に入手できます。インド北部に住む日本人には喉から手が出るほど羨ましく、これもインドであってインドでないと言わしめる理由の一つかもしれません。

また、日系企業で進出が有名なのは、皆さんご存知のトヨタです。そのため、バンガロールにはトヨタ関連の企業も多く進出しています。その他の日系企業では、コマツ、ファナック、安川電機、日清食品などの 拠点が立地しています。
またIT産業の開発、オフショア拠点、またインド系のみならず、日系のスタートアップ企業も近年数多く進出しています。

2020年3月からは羽田ーバンガロール間を結ぶ直通便も就航を予定しており(コロナウイルスの影響で就航時期については延期が決定)、更に日系企業の進出が見込まれる地域です。

「南インドの玄関口」交通要所のチェンナイ

チェンナイ(タミル・ナドゥ州)は、ベンガル湾に面した南インドにある海沿いの街です。イギリスの統治時代には「マドラス」と呼ばれていました。「南インドの玄関口」と称されており、国際線の発着が多く、アクセスが良いのです。またインド国内第二の貿易港を有し、南インド経済にて重要な役割を担う都市です。国内交通だけでなく、国際交通においても重要な集結点となっています。チェンナイは「インドのデトロイト」とも称され、多くの二輪・四輪メーカーが工場を構えています。四輪メーカーではヒュンダイ、フォード、ルノー日産、いすゞなど、二輪メーカーではYAMAHAなどが進出しており、完成車メーカーを中心に製造業の企業が集積しています。

北インドでは主にヒンディー語が使用されているのに対し、代わりにタミル語が飛び交っています。同じインド国内とは言え州をまたげば母国語で会話はできず、英語が公用語となります。ここに住むインド人は敬虔で温厚な人が多く、インド人特有のアグレッシブさは感じられません。彼らは、南国特有ののんびりとした優しい性格で、宗教色も強くて保守的です。実際に北インドで街中をあるいていると外国人がものめずらしく目が合ってもこちらが話すまでじっと見てくる人が多いのですが、南インドでは目が合う前にそらされるといった感じです。

街には多くの人と活気があふれているのも魅力的です。実はチェンナイは、世界で2番目の長さのビーチをも持ち、観光者にとってもリラックスした雰囲気で過ごしやすい街で、サーフィンを楽しむこともできます。南部ですので、ムンバイ同様、年中暖かい気候(湿度は常に50%を超えているので蒸し暑いです)で、海と椰子の木、トロピカルなフルーツで南国ムードを味わうことが出来ます。また鮮魚が食べれるのは、日本人にとってはやはり嬉しいものです。日本食屋も増えてきており、北インドよりもお寿司や魚料理が気軽に楽しめます。利便性はデリー・グルガオンより劣るものの、在邦人の都市に対する愛着・満足度は他都市と比べ、郡を抜いて高く、なぜか皆様口をそろえて「チェンナイラブ」と仰います。

日系企業の進出状況の特徴として、チェンナイには先述した完成車メーカーのほかに、味の素、パナソニック、島津製作所、自動車部品メーカーなどが展開しています。その他にも、金融、商社などが拠点を置いてます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?インドの大都市間の違いは意外と大きいものがあると感じられたのではないでしょうか。東西南北のどこもそれぞれ特色がありますので、インドで働く際に、より広い選択肢を持っていただけたらいいと思います。また、インド国内旅行でもそれぞれの場所には違った楽しみがあると思いますので、就業先だけでなく、実際に自らの足で日本では感じれらない多様性を感じてみるのも良いかもしれません。以下、各都市の比較を一覧にした表になります。

インド各都市比較表

【参考】
・海外在留邦人数調査統計(平成28年要約版)
・インド進出日系企業リスト
・日系企業の進出状況 (第6章)
Indiaonlinepages.com

インド就職 無料相談